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2014年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年05月

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MSCIエマージングマーケット指数の25年を振り返ってみると・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

私たち投資家は毎日生活をしています。

そのため、
ついつい毎日のマーケットの値動きや、
直近3カ月や6ヶ月のアップダウンに
心を奪われがちです。

(どうしても気になってしまう?)

目先の上昇、目先の下落を
何事もなかったようにやり過ごすためには、
なんと云いますか、
ある種の【いい加減さ】が求められるのです。


上記は
「口で云うは易し、行うは難し」でありまして、

これを克服するひとつの方法が
歴史』を知ることだとわたしは思います。

( = 過去を振り返り、それを検証すること。)

振り返る過去の時間が長ければ長いほど、
私たちは、遠く長い未来の時間を、
具体的に想像しやすくなるのではないでしょうか。

たとえば、

今年26歳になるあなたへ・・。
(なんだか手紙みたいですが。)



あなたが生まれた年、
つまり1988年に
MSCI エマージングマーケット指数」は
その算出を始めています。

当時、新興国は
『発展途上国』と呼ばれており、
まだベルリンの壁も崩壊しておらず、
東西冷戦の時代でした・・。

今年26歳のあなたが、
40歳になっても、60歳になっても、
「MSCI エマージングマーケット指数」の計測は
おそらく続いています。

(それが『歴史』というもの・・)

あなたが68歳になったとき、
【新興国株式市場】というところは、
いったいどんな様相になっているのでしょうか?

遠い未来を夢想しながら、
過去25年の
「MSCI エマージングマーケット指数」を
検証してみましょう。


Investment-Planning_Lump-Sum-vs-Dollar-Cost-Averaging.jpg


まず、
1988年から2002年までの
「MSCIエマージングマーケット指数」のリターンって
けっこう月並みなのです・・。

1990年代、
アメリカ、西欧などの株式市場が
【劇的な伸び】を示したのとは対照的です。

あなたが毎朝読む新聞に、
「新興国の記事」が増え始めたのは
2003年頃からではないでしょうか・・。

(ゴールドマン・サックスの
エコノミスト ジム・オニール氏が、
投資家向けレポートで
「BRICs」(ブリックス)という名称を
はじめて用いたのが2001年のことでした



★ 以下、1988年来の、
5年ごとの【上位組入れ5ヵ国とその割合】

もっともリターンが高かった国、
もっともリターンが低かった国を挙げてみます。

(また、エマージングマーケット指数に
新たに組み入れられた国については、
年に関わらず逐一列挙いたします・・)

1988年は?

マレーシア 29.5%
ブラジル  25.5%
メキシコ  10.0%
タイ     9.9%
チリ     7.8%


もっともリターンが高かった国)
アルゼンチン 97%
もっともリターンが低かった国)
ポルトガル -33%

MSCI EMに新たに組入れられた国)
アルゼンチン、ブラジル、
チリ、ギリシャ、ヨルダン、
マレーシア、メキシコ、フィリピン、
ポルトガル、タイ

1989年
MSCI EMに新たに組入れられた国)
インドネシア、トルコ

1992年
MSCI EMに新たに組入れられた国)
韓国(ただし時価総額の20%部分のみ)


1993年は?

マレーシア 25.9%
メキシコ  20.7%
タイ    13.3%
ブラジル  10.9%
アルゼンチン 5.8%


もっともリターンが高かった国)
トルコ  208%

もっともリターンが低かった国)
ヨルダン 18%

1994年
MSCI EMに新たに組入れられた国)
コロンビア、インド、
パキスタン、ペルー、
スリランカ、ベネズエラ

1995年
MSCI EMに新たに組入れられた国)
イスラエル、ポーランド、
南アフリカ共和国

1996年
MSCI EMに新たに組入れられた国)
中国、チェコ、ハンガリー、
台湾(ただし時価総額の50%部分のみ)

1997年
MSCI EMに新たに組入れられた国)
ロシア
sgf01a201412241900.jpg

1998年は?

ブラジル  11.9%
メキシコ  11.3%
韓国    10.7%
南アフリカ 10.3%
台湾    10.0%


もっともリターンが高かった国)
韓国  138%

もっともリターンが低かった国)
ロシア -83%

2001年
MSCI EMに新たに組入れられた国)
エジプト、モロッコ


2003年は?

韓国    18.3%
南アフリカ 13.7%
台湾    12.2%
ブラジル  9.2%
中国    7.9%


もっともリターンが高かった国)
タイ   134%

もっともリターンが低かった国)
マレーシア 23%


2008年は?

中国   18.18%
韓国   13.62%
ブラジル 12.94%
台湾   10.88%
南アフリカ 8.40%


もっともリターンが高かった国)
モロッコ -10.9%

もっともリターンが低かった国)
ロシア  -73.8%


2013年第二四半期までは?

中国   18.20%
韓国   14.58%
台湾   11.88%
ブラジル 11.30%
南アフリカ 7.18%


もっともリターンが高かった国)
フィリピン 8.7%

もっともリターンが低かった国)
ペルー -29.3%


そしてもちろん、
それ以降も、
「MSCI エマージングマーケット指数」は
変化しています。


(2001年より先進国であった)ギリシャが
新たに組み入れられ、モロッコが外され、

この5月から、カタール、
アラブ首長国連邦が新たに加わります。

私たちは後ろを振り返ることではじめて、
長期で物事を捉える大切さを学べるのですね・・。

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インデックス投資の歴史 その3)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

このブログは2004年にスタートしていますが、
もう、何十回、何百回と
『市場平均』という言葉が登場しています。

私たちはなにげにこの
『市場平均』という単語を使っていますが、

⇒「市場平均」を観測することと、
 「市場平均」を作ることは、
  まったく意味合いが異なります。


毎日ニュースで見る『市場平均』とは、
日々厳密に計測される
「市場の体温」のようなもの・・。

「今日のダウ平均はいくらだった?」
これを克明に記録しているわけです。

しかし、たとえば
「ダウ平均と同じ運用商品を作る」
ということは、

『市場平均』というリターンを実現する
金融商品の開発なのです
(ホントです!)


たまたま、
チャールズ・シュウェイダーさんの
お父さんがサムソナイトの経営者であり、

同社の年金基金の運用を、
ウェルズ・ファーゴ銀行に任せたことから、
史上初の壮大な実験が始まります。

すなわち、
『市場平均』の金融商品を作ろう!

1971年、ウェルズ・ファーゴ銀行は
世界初のインデックス・ファンドを組成しました。
当時の運用元本はおよそ600万USドル。

ウェルズ・ファーゴ銀行は
ニューヨーク証券取引所に当時上場していた
1,500社の株式をすべて同じ割合で保有し、
バランスを保とうとしたのです。

ところが、運用の実態は、
後年ウィリアム・ファウスが
「まるで悪夢のようだった」と述懐するように、
お粗末なものでした・・。


運用チームは
全株式の組み入れ割合を均等に保つため、
頻繁にリ・バランスを行いました。

(すなわち、保有株数の一部を売却し、
一部を買い増しする作業です・・)

1971年当時、株式の売買手数料は
まだ自由化されておらず、
取引コストが予想以上にかかってしまったのです。

結局、ウェルズ・ファーゴ銀行の
運用チームは、1973年に運用方法を変更します。

(S&P500指数との連動を目指す
運用に切り換えました。
時価総額によって銘柄の組入れ割合に
ウェイトをかける方法ですね)

同じ1973年に、
アカデミックの分野でも
新しい動きがありました。

プリンストン大学のエコノミスト、
バートン・マルキールが
【ウォール街のランダムウォーカー】を出版します。

最新のランダムウォーカーはこちら。




翌年74年には、
ポール・サミュエルソンが
ノーベル経済学賞を受賞しました。

サミュエルソンは投資の新たな選択肢として
「インデックス・ファンド」の必要性を説き、

どこかで誰かが個人投資家向けに
インデックス・ファンドを
立ち上げるであろうと予測しています。

このような流れの中、
個人投資家向けに
「インデックス・ファンド」立ち上げを
決意したのが、
ジョン・C・ボーグルさんでした。

ボーグルさんはフィラデルフィアの
ウェリントン・マネジメントに入社後、
社長にまで上りつめますが、
合併の影響などで会社を追われました。

その後、ボーグル氏は
ウェリントン・マネジメントが運用する
ファンドの「運用管理」を、
新たに設立したバンガード社で行ったのです。

(バンガード社の設立は1974年でした・・)

そして1975年12月31日、バンガード社は
個人向けで初めてとなるインデックス・ファンド
「First Index Investment Trust」を設定します。

(S&P500との連動を目指すものでした)

★ この試みは当初、
“Bogle's Folly”(ボーグルの愚行)と
呼ばれたのです・・。

フィデリティインベストメントの
エドワード・ジョンソン氏のコメント

「多くのアメリカ人が市場の平均で満足するなんて考えられない。」


また、インデックス・ファンドは
アメリカ人にフィットしない商品であるとも言われました。

(なぜなら、アメリカ人は
年少の頃から「平均」ではなく、
他者に抜きん出ることを目標に行動するよう
教えられているからです・・)


ここで話は少しそれますが、
ダイヤモンドオンライン上で

セゾン投信代表の中野晴啓さんと、
バンガード・インベストメンツ・ジャパン前代表の
加藤隆さんの【対談記事】が掲載されています。

『世界最大の投信会社は7年間資金が減り続けた…。
バンガードはなぜ資金を集めることができたのか?』


この中で加藤隆さんは、
バンガード社は1977年に早くも『直販』を
スタートさせたと語っています。

(『直販』= 運用会社が直接投資家にファンドを販売すること)

中野 直販からスタートしたのには、
何か理由があったのでしょうか。

加藤 日本と同じですよ。
結局、販売金融機関にファンドを売らせると、
どうしても手数料の高いファンドをすすめたり、

手数料収入の最大化を目指して、
短期売買に顧客を誘導するインセンティブが働きがちです。

当然、それは投資家の手数料負担を増やすし、
ファンドの運用にとっても良いことではない。
ということで、バンガード社は直販をスタートしたのです。


しかし、バンガード社の経営が
最初から順風満帆だったかというと
まったくそうではありませんでした。

加藤隆さんは対談の中で、
こうおっしゃっています。

加藤 それはもう苦労の連続だったと聞いています。
さっき、バンガード社がスタートする時点で、
預かり資産が
25億米ドル(2500億円)ほどあったと言いましたが、

会社をスタートさせてからというもの、
ずっと資金流出が続いたのです。

何と80ヵ月連続ですよ。約7年間ですね。
約6億米ドル(600億円)まで減ってしまいました。
そして、ようやくそこから資金純増に転じたそうです。


1980年、バンガード社はファンド名を
「バンガード500インデックス・ファンド」に
変更しますが、

結局1985年になるまで、米国内で
インデックス・ファンドを設定する他の運用会社は
一社も現れなかったのです・・

(んー、いつでも多数派が正しいとは限らないのですね)

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インデックス投資の歴史 その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

『ナニワ金融道』で有名な漫画家
青木雄二さんは、こんな言葉を残しています。

~世の中には得をする側の人間と、
損をする側の人間がいる。~

(なるほど・・)

では、
株式市場という舞台では?

~市場では、
利益を得る人と、損失を被る人がいます。~

んー、たしかに・・。

でも、よく考えてみますと
上記は【当事者の視点】のみで
語られていますね。

得をしようとする人も、
損をしてしまう人も、
自分が(市場における)『主人公』で、

自身が市場と対峙しながら
上手くいくかどうかということのみに
注力しています。

仮に、
【当事者の意識】を排して、
物事を遠くから眺めてみると・・。

世の中そのものに、
損も得もありません・・。

あるいは、株式市場そのものに
損も得もありません・・。
(市場の成長があるか否か、だけです)


先日お話した
ユージーン・ファーマさんが云う、
『市場って、そもそも効率的なんですよ。』
という理論は、

あなたやわたしの【主観】で
自分の投資はなんとかなる!
という考え方とは
(ある意味)『真逆』です。

このファーマさんの理論が、

もしかすると自分が他者を出し抜いて
上手く投資を続けるのは難しいのかも・・」
と発想する『きっかけ』を作ったと、
わたしは思うのです。

友だちとお酒を飲んでいて、
そろそろ酔いが回り始めた頃に浮かぶ
『突飛な発想』のように、

もし、
他者を出し抜くのが難しいんだったら、
違う投資の方法論として、
市場の銘柄を全部保有したりするとどうなの?

つまり、
『市場の平均』を再現できるように、
マーケットの銘柄をすべて買っちゃうと
一体どんな投資になるの・・?

という【アイデア】が発露しても
おかしくはないですよね。

これこそ、
人間のピュアな好奇心です・・。


★ インデックス投資とは、
人がマーケットを深く知る中で見出された
投資の【ふたつ目の選択肢】なのです。

「市場平均」である、
ダウやS&P500は
ずいぶん前から存在しましたが、

『指数』というものは、
市場全体の体温を示す「物差し」であり、

それそのものが、
投資の道具となり得るなんて
誰も考えつかなかったわけです。



実際、ファーマさんの理論が触媒となって、
「市場平均」への投資を実践しようとする人が
現れました。

ジョーン・マックーンさんという人です。

マックーンさんは、
シカゴ大学のビジネスマン向けセミナーで
効率的市場仮説について学んでいました。

わたしはシカゴに住んだことがないので、
シカゴという街が持っている
『進取の気性』というものがどんなものか
理解できないのですが、

ちょうどこのとき、
マックーンさんはシカゴ大学内で、
同大学のビジネススクールの生徒だった
チャールズ・シュウェイダーさんと接点を持ちます。

(シュウェイダーさん自身も
効率的市場仮説に関心を持つ学生でした)

ここに、
ファーマ教授 → マックーンさん
→ シュウェイダーさんという
『つながり』ができます。


1970年、ウェルズ・ファーゴ銀行の
ジョーン・マックーン、ウィリアム・ファウス、
ジェームス・バーティンは、

初めて市場平均との連動を目指す商品の開発に
乗り出したのです。

(実はマックーンさんは
ウェルズ・ファーゴ銀行の人間でした)

ところで、
インデックス投資の誕生において、

チャールズ・シュウェイダーさんと
お父さんの【仲が良かった】というのは
とても重要なことです。

(おそらく)マックーンさんから
インデックス・ファンド開発の話を聞いていた
シュウェイダーさんは大いに興味を持ち、

父親に以下のような提言を
したのではないでしょうか。

「お父さんの会社の年金運用を、
インデックスでやってみたら?」


実はシュウェイダーという学生は、
旅行カバンで有名な
「サムソナイト」を経営する
シュウェイダーさんの息子だったのです・・。

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インデックス投資の歴史 その1)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

私たち人間にとって、
いちばん新しいお金の習慣って何でしょう?

(お金を)使うこと?
貯めること?

いや、やっぱり
育てようとすること【投資】でしょうね。

『不確実な未来』に向けて
あなたのお金を託すことって、
そうそう簡単ではありません・・。

古今東西、私たちの先人は
さまざまな『投資』を行ってきましたが、

それがどのような投資対象であっても、
また、投資資金の多寡にかかわらず、
投資の歴史のほとんどは、
【何かを選ぶ行為】でした・・


あの銘柄ではなく、これを選ぶ。
あちらを選んだので、こちらは売ろうなど・・。


初期の市場では
人間の欲望が露骨に渦巻いていましたが、

目利きが効く者の中には
ダイヤの原石を見つけ、
大きな利益を手にする者も現れます。

時代が下り、
市場(マーケット)が整備され、
取り扱われる商品数が多くなると、

今度は投資家の代わりに、
「銘柄を選んで私たちが運用してあげましょう!」
という者が現れました。

そうです、
投資信託の登場ですね。

ここでも、
運用会社が(投資家の代わりに)
【何かを選ぶ】ということに変わりはありませんでした。

⇒【選ぶ投資】というものは、
  人の本能を映し出します。



私たちの祖先は
厳しい自然と向き合い、
その猛威を克服しながら、活動範囲を広げてきました。

常に何かを選び取り、
瞬時に行動に移さなければ「死」が待っていたため、
【選ぶ】ということは、
私たちの深層意識に深く沁みついているのです。

投資 = 『選ぶこと』であり、
たとえば【選ばない投資】なんて、
ちょっと考えられません・・。

★ 歴史的に見て、
4、50年前までの投資は、
すべて『アクティブ運用』だったのです。

さて、先ほど
市場(マーケット)という言葉を使いましたが、

市場と聞いて真っ先に思い浮かべるのが
「株式市場」でしょう。

売り手も買い手も、
市場の参加者は他者を出し抜き、
いかに「利益」を上げるかに血眼になっています。

あなたも彼も彼女も、
市場という舞台の上で、
自分こそが『主人公』と
思っているのです。

ところが、
市場(マーケット)がそこそこ成熟してくると、

『ここの現象って、ちょっと面白そうじゃん。』
と感じる、
ちょっと風変わりな人が現れてきます。

その人は、別に
株や債券に興味があるわけではありません。

その人は、
マーケットで繰り広げられている
【現象そのもの】に関心があるのです。

「カンさん、それって誰?」

はい、彼の名前は
ユージーン・ファーマという、
イタリア系アメリカ人です。

ファーマさん


⇒ 当事者(市場参加者)から見ると、
マーケットとは
自分が主人公になる『舞台』ですが、
ファーマさんにとっては『実験場』に過ぎません。

彼は少し離れた場所から
株式市場を冷静に眺めます。

そして、その場所を
『不特定多数の人が集うひとつの社会』
と捉えました。

1965年に発表されたファーマ氏の博士論文は、
いわゆるランダムウォーク理論のはしりであり、

将来の株価って
過去の株価とはまったく独立していて、


過去の株価の動きを見ても
未来の株価を予測することはできないよ。』

と喝破してしまったのです。

そして1970年、
シカゴ大学の教授になっていたファーマさんが
Journal of Finance 紙に、

『Efficient Capital Markets:
A Review of Theory and Empirical Work』
というタイトルの論文を発表します。

いわゆる【効率的市場仮説】
EMH(Efficient Market Hypothesis)の
原型となった論文です。


えーっと、あなたが他者を出し抜いて
株で儲けようとするのはほとんど無理な話ですよ


たとえば、A社に関するあらゆる情報
(良いものも・悪いものも)は、
市場の中で「瞬時に」かつ「あまねく」
伝わってしまうので、

それらの情報は
すぐに「株価」に反映されてしまい、

あなただけが
株価が上がるまえにこっそり買って儲けるなんて、
ほとんど無理な話なのです・・。」

なんてことを言ってしまったのです。
(なんとも夢のない話・・・)


当時、マーケットの中で
銘柄を買ったり売ったりしていた人たち、
また、株の売買の仲介に
従事していた証券会社の人、

あるいは、自分の目利き力で銘柄を選択して
投資信託を運用していた人たちにとっては、
まさに青天の霹靂でした。

この人、いったい何言ってるの・・?
(もしかして、頭がオカシイのでは・・)

★ 舞台の上で必死に動き回る人には、
舞台の全景、そして
舞台そのものの性向は
なかなか把握することができません。

200年の歳月をかけて、
少しずつ成熟してきた株式市場というところを、
【客観視】する人たちが、
ようやく登場し始めたのですね。


ファーマさんはさらに続けます。

「あなたがA社の財務諸表を読み込んだり、
他の誰かがA社のチャートを分析したりして、
必死にA社を【評価】しようとします。
そして、株の売り買いをしますね。

そのように、
何千、何万の人が必死の思いで
株式を評価し、株の売買を行えば行うほど、
株価は【適正価値】に近づいてしまうのです。

つまり、
他者を出し抜いて儲けてやろうという、
あなたのような人間が多くなればなるほど、

市場は【効率的】になっていく・・、

結果、他者を出し抜いて儲けることが
難しくなるのですよ。」

はあー、なんだか、
興ざめしてしまいますね。


もちろん、
今日の市場(マーケット)においても、
投資家の実際の行動には
『非合理的な側面』が多々あります。

瞬時に伝わらない情報もあり、
市場(マーケット)には
「効率」だけでは説明できない
大いなる変則性 =【アノマリー】も存在します。

しかし、ファーマさんは
それまで当然と思われていた
ヒトが何かを選ぶ投資
自分は他者を出し抜けるという考え】に
はじめて疑問符を投げかけたのです。

そうです、
歴史的に見て、
インデックス投資のアイデアは
アカデミックの分野からやって来たのですね・・。

似顔絵




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『投資信託・ハテナ?』 〜ファンドの3つの会社を覚えよう!〜


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

らくご3分動画【投資信託・ハテナ?】は、
職場のパソコンで見るのは避けたほうがよいでしょう。

(音が出ますし、内容が「落語調」ですから・・)

投資信託を
【カンタン・面白く】ご理解いただくために、
新たな動画サービスを始めています。

〜ファンドの3つの会社を覚えよう!〜



【投資信託・ハテナ?】の
全動画をご覧になりたい方は
以下のバナーからどうぞ!

らくご3分動画投資信託ハテナ




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VTくん、おめでとう!『投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2013 第1位受賞記念座談会』


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

SBI証券のサイト上で、
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2013」
第1位受賞記念座談会】の模様がアップされています。

座談会では、
SBI証券の内藤由貴恵さん、
バンガード・インベストメンツ・ジャパンの金野真弓さん、
そして不肖わたくしカンが対談をさせていただいています。

FOY第1位に輝いた
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」【VT】は、

これ1本で、
先進国と新興国への投資(含む日本)が可能であり、
小型株も網羅しています。

(年間経費率はナント0.18%!)

これは私見ですが、
米国の投資家より、日本の投資家のほうが
この【VT】に対する関心度って高いと思うのです。

(アメリカ人には
ピュアな【世界株式ETF】って
ちょっと受け入れにくいのだろうか・・?)

VTの概要
『Portfolio composition』のところを見れば、

北米、ヨーロッパ、アジア太平洋、新興国の
現在の株式マーケットの
勢力図(組入れ割合)」も確認できますよ。

また、VTは
「究極の投資対象」と云われるように、
どの国の、どんな人にとっても
普遍的で、バイアス(偏り)がかからないETFです。

単純に考えれば、
○日本債券ファンド+VT(日本人向け)
○アメリカ債券ファンド+VT(米国人向け)
○チリ債券ファンド+VT(チリ人向け)

というふうに、
『自国の債券ファンド』+VTで、
シンプルなポートフォリオは完成してしまいます。
(中学生にも理解できる!)

あなたが
1ヶ月や3ヶ月という短い時間の波に
押し潰されそうな時、

目先の利益や目先の損失で
目の前が見えなくなってしまった時、

投資の【基本】に帰るという意味で、
「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を
思い出してみてください。

おまけ)
VTは、SBI証券の外国株式取引で
「最初に買われる銘柄」の第2位にも
ランキングされているのだそう・・。

sbi.jpg

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2013 第1位受賞記念座談会




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