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2014年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年07月

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隠れインデックス運用に対して訴訟を提起?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

仮に、あなたがアクティブ・ファンドに
投資を行っているとしましょう。

あなたはその投資信託に対して、
何を期待しますか?

「上手く運用してくれること!」
はい、その通りです・・。

あなたは、その、
運用を上手にしてくれるであろう
【人の技術】に対して、『手数料』を支払うわけです。

だとすると、
アクティブ・ファンドには
【個性が見える運用】を期待するはずですよね。


もし、あなたが保有する
アクティブ・ファンドの運用が、
インデックス(市場平均)と大差ないとしたら、

あなたは・怒ったりしますか?

実は、北欧のスウェーデンでは、
多くの投資家が立腹しているようなのです・・。

ETF.com(欧州)のコチラの記事から・・。
Swedish Investors Up The Ante Against Closet Indexers

スウェーデン株主協会
「Swedish Shareholders Association」は、

インデックス運用と大差のない運用を行っていた、
アクティブ・ファンドの運用会社
Swedbank Robur」に対して、

投資家から
割高な手数料を徴収していたとして、
訴えを起こす準備を進めているとのこと・・。

(「Swedbank Robur」は、
スウェーデンでもっとも大きな
投資信託の運用会社なのだそう)


スウェーデン株主協会
(個人投資家約63,000人からなる団体)が
訴えの対象としているのは、

「Swedbank Robur」が運用を行う
ふたつのアクティブ・ファンドであり、

それぞれ1975年、1989年に運用を開始し、
マネジメントフィー(信託報酬)として
年 1.42%を徴収しています。

スウェーデン株主協会チーフ・エグゼクティブの
カール・ローゼン氏は以下のように語っています。

「スウェーデンでは、
投資家のほとんどは
アクティブ・ファンドを選択しているが、

3000本程度あるアクティブ・ファンドのうち、
半数近くが
インデックス(市場平均)と変わらない運用になっている。」


また氏は、
この『隠れインデックス運用』の問題は
日に日に大きくなっており、

ふたつのアクティブ・ファンドに対する訴えは
ほんのスタートに過ぎない、と言及しています。

わたしはローゼン氏の発言、

This is a very important issue for our members
as they felt they had been unfairly treated

の部分に注目します。

―ファンド保有者として、
不当に扱われていると感じている。
これはとても重要な問題なのだ。―


そう、これはいわゆる
【消費者の権利運動】なのです・・。

(ファンド保有者を、
「消費者」と置き換えてみてください)

消費者は、
ある商品を購入する際に、
その商品に対して具体的なイメージを持ち、

かつ、それにふさわしい
具体的な効用を求めています。

もちろん、運用商品では、
効用そのものは『不確定』であります。

しかし、その運用商品に、
イメージに反した商品実態がもしあるなら、
それは大いに批判されてしかるべきでしょう。

カール・ローゼン氏は、
「問題にしているふたつのファンドを
7000ユーロ相当保有する投資家は、
年に数百ユーロ余計に手数料を支払わされている。」
と喝破しています。

この問題は、引き続きウォッチしていきたいと思います・・。

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世界現在ETF的概況


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

現在、世界には200近い国が存在し、
その中で100近い証券取引所が稼働しています。

そう遠くない将来、
すべての証券取引所に、必ずETFが存在する。』
という時代になるでしょう。

以下のようなニュースを見ていると、
その息吹を感じます。
<新興国eye>ベトナム初の国産ETF、9月末にローンチへ

これは
ベトナム・ファンドマネジメント・カンパニー(VFM)の
ルン・ティ・ミーハン副社長が
27日にホーチミン証券取引所(HOSE)主催の
投資セミナーで明らかにしたもので、

同氏によると、VFMは今年3月に
ベトナムの国家証券監督委員会(SSC)に
ホーチミン証取のVN30株価指数に連動した国産ETF
「VN30ETF」のローンチの許可申請書をすでに提出しており、
VN30ETFは9月末に同証取に新規上場される予定だという。


ETFGI Press Release May 2014: Global
によりますと、

5月31日現在、
世界中で上場されているETPの純資産額は
2.55兆ドル(およそ255兆円)であり、

5月の一か月間だけで、
224億ドルの資金流入があった模様です。

世界のETP本数は5,283本に達し、
上場申請中のETPは10,293本を数えます。

また、219のプロバイダー(運用会社)が存在し、
ETPは世界の59の証券取引所に上場しています。

国・地域別の『純資産残高』では、
米国が1.8兆ドルと
ETP純資産総額のおよそ7割を占めています。

次いで欧州が4590億ドル、
日本が867億ドルとなっています(← 意外と健闘してる!)
そのあとは、カナダ、中東・アフリカが続きます・・。


あるいは、
BlackRock ETP LANDSCAPE REPORT』(5月31日現在)によりますと、

世界のETP本数の内訳は、
米国 1,590本
欧州 2,183本
カナダ 309本

ラテンアメリカ40本
アジア・太平洋670本
中東・アフリカ374本となっています。


そして、世界規模で見た
『資金流入ベスト10』は
どうなっているかといいますと・・。
(2014年1月~5月末まで。単位はUS100万ドル)

1.iShares Barclays 7-10 Year Treasury Bond ETF
(IEF)5,964
2.Vanguard FTSE Developed Markets ETF(VEA)
3,306
3.Daiwa ETF TOPIX(1305)← 日本上場 3,108
4.Vanguard European ETF(VGK)2,998
5.Vanguard S&P 500 ETF(VOO)2,942

6.iShares MSCI EMU ETF(EZU)2,784
7.Vanguard REIT ETF(VNQ)2,725
8.Energy Select SPDR ETF(XLE)2,629
9.Vanguard Total Stock Market ETF(VTI)2,504
10. NIKKEI 225 ETF(1321)← 日本上場 2,216

となっています。

定期的にETFの資金流入・流出を
ウォッチすることで、
どの国の、どんな資産に
スポットが当たっているかが分かりますね・・。

【補足】
ETPとは何ぞや・・?

すべてのETF的プロダクトを、
ETP(Exchange Traded Product)と規定し、
ETPそのものは以下の「4種類」を内包します。
(下記、ブロックロックによるカテゴライズです)

・ETF Exchange Traded Fund
市場平均を構成する複数の銘柄に投資を行う

・ETC Exchange Traded Commodity
コモディティに投資を行うもの

・ETN Exchange Traded Note
発行体の信用力を裏付けとした債券

・ETI Exchange Traded Instrument
上記に該当しないいわゆる派生形のETP
(レバレッジ・インバース型など)

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『分配金』にサヨナラを・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

突然ですが、一度、目を閉じて、
ここに、ある運用会社で働く、
ひとりの女性ファンドマネージャーがいると
想像してみてください。

その人の名は、
松島奈々さん!(注:仮名です。)

松島さんの『使命』は、
投資信託の運用を通じて、
お客様の資産を長期的に殖やしていくこと。

常に大局に立ち、
マーケットの潮流を読み解いて
ダイナミックな運用を心掛けています。

たとえば、松島さんが
『株式ファンド』を運用している場合、

ファンドマネージャーとして、
【お客様の資産を殖やしていく】とは、
一体どういうことなのでしょうか?


まずは、
これから伸びる、
(つまり、株価が上昇すると思われる)
一社、一社の「会社」を選んで買っていくことです。

また、
一社、一社の「会社」から出される【配当金】や、

新しく『株式ファンド』を買ってくださる
投資家の【新たな資金】を用いて、
さらに、株式を買い増していきます。

また、株式を買うということは、
(同時に)株式を売ることも意識しなければなりません。

なぜなら、
購入した株式の価値(価格)が上昇して、
ファンドとして『利益』を確定させるためには、
銘柄を売ることも必要だからです。

(そして、それらを売却したお金で、
また、新たな銘柄を買い付ける・・)

今はたまたま『株式ファンド』を想定して
お話しをしましたが、

ファンドの中身が『債券』でも
イメージはまったく同じです。


(ところで)、
投資信託のリターンとはいったい何なのでしょう?

それは、
株式や債券の【キャピタルゲイン】(値上がり益)、

そして、
株式や債券から出される
『配当・利息』などの【インカムゲイン】の
「混合体」です。

運用を行う松島さんにとって
【キャピタルゲイン】と
【インカムゲイン】は、
決して、離れた別個の「収益」ではありません。

それぞれが、
ファンド保有者の【新たな資金】と相まって
お互いに影響を及ぼし合っているのです。


⇒ 投資信託の運用とは、
まさに、
【キャピタルゲイン】と【インカムゲイン】の
ハーモニー!

それは限りない、
技術としての『作業』と
アートとしての『洗練』の繰り返しなのです。

あなたが保有する
投資信託そのものの値段が上がっている場合、

それは、
【キャピタルゲイン】と【インカムゲイン】の融合の結果
と捉えるべきでしょう。

(もちろん、厳密に言いますと、
株式ファンドの場合は、前者の影響が大きく、
債券ファンドの場合は、後者の影響が大きい
という違いはありますが・・)


ところで、もし
投資信託に【分配金】というものが
存在しなければ、

【キャピタルゲイン】と【インカムゲイン】の
ハーモニーである、
投資信託の運用を続けながら、

あなたは、あなたのライフステージ上で
適宜、必要な分だけ、
投資信託を【解約する】。

おしまい。 と、
いかにもシンプルなイメージとなります・・。

でも、残念ながら【分配金】は存在します。


投資信託に【分配金】というものが
存在するために、

【キャピタルゲイン】と【インカムゲイン】の
ハーモニーが、

なんと云いますか、
(見かけ上)【インカムゲイン】として、
ファンド外に吐き出されてしまうのです。


これって、なにかヘンだと思いませんか?

本当は
【キャピタルゲイン】と【インカムゲイン】が、
ファンド保有者の【新たな資金】と相まって

次なる【収益】を目指し、
また、新たな「株式」や「債券」の購入を行い、

それが更なる
【キャピタルゲイン】と【インカムゲイン】を
生み出し、

また新たな『資金流入』と相まって、
壮大な【再投資】の流れを作ることが、
投資信託の価値が増していく【王道】なのです。


あなたなら、以下のどちらを選びますか?

(1)ファンド内で発生する「ふたつのゲイン」を、
次なる収益のため、運用し続けてもらう。

(2)ファンド内で発生する「ふたつのゲイン」を、
定期的に【分配金】としてファンドの外に出してもらい、
今現在、使えるお金にしてもらう。

⇒ 今、出して使っちゃうか、
⇒ 今は出さずに、更なる運用に回すのか・・。
ココに【大きな違い】がありますね。


もうお気づきかと思いますが、

○ 投資信託が、
その内部で『収益』を積み重ねることと、

○ 『分配金』を定期的に出すことは、
本来的に【矛盾】してしまうのです・・。

ちょっと松島奈々さんの立場になって
考えてみてください・・。

たとえば、毎月【分配金】を出し続けるって、
けっこう大変な作業です。

ファンドの【解約】に備えてプールする現金に加え、
『分配金』のために、
常に「キャッシュ」を積んでおく必要があります。

つまり、運用会社にとっては、
【分配金】という「仕事」が加わってしまうために
運用という【本業の効率】が、
悪くなってしまうのです・・。


⇒ そう、ほんらい、
投資信託という金融商品に、
【分配金】は要らないのですよ・・。

「当ファンドでは、【分配金】は一切出しません!」
と公に言ってしまうと、
お上(国税庁)がギロッと睨むかもしれないので、

さわかみファンドも、
フィデリティ日本成長株ファンドも、
セゾンバンガード・グローバルバランスファンドも、

「今期につきましては、
無分配とさせていただきます。」
を、毎期、毎期繰り返しているのです・・。

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| 投資信託をディープに理解する | 18:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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驚きのひと言


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

だいぶ前の話ですが、
当オフィスのお客様が銀行の人に

「信託報酬って何ですか?」と聞いたら、

「それはわからない程度にちょっとずつ
引かれていますので気にしなくていいです。」

と言われたのだそう・・。

ああ、恐ろし。







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| 投資信託をディープに理解する | 15:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『i シェアーズ コア ETF』が拡充される模様


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今日はETFのお話です。

2012年の10月に、
i シェアーズはバンガードなどの
「低コストETF」への対抗から、

【i シェアーズ コア】という、
新たなブランドを立ち上げました。

既存の【i シェアーズ コア ETF】
一覧表はコチラ(英語PDF)

(上記のうち、4本は新たなETFの立ち上げ、
その他は既存のETFを模様替えしたものです。
年間経費率を大きく引き下げたのが特徴・・)

そして、
ETF Trendのこちらの記事、
ETF.comのこちらの記事によりますと、

このたび【i シェアーズ コア ETF】が拡充され、
合計20本になる模様です・・。


実際、2012年の
【i シェアーズ コア ETF】の立ち上げで、

たとえば、
「i シェアーズ コア MSCI Emerging Markets ETF」(IEMG)
は、純資産規模で46億ドルに成長し、

また、
「i シェアーズ コアMSCI EAFE ETF」(IEFA)は
純資産23億ドル程度に育っています。

拡充される【i シェアーズ コア シリーズ】に
採用されるETFの中には、
純資産額38億ドルを誇る
「i シェアーズHigh Dividend ETF」(HDV)も含まれます。

当該ETFの年間経費率は
0.4%から0.12%に引き下げられます・・。

あるいは、
「i シェアーズCredit Bond ETF」
「i シェアーズRussell 3000 Growth ETF」

「i シェアーズRussell 3000 Value ETF」
などもシリーズに組み入れられます。


以下、新たに加えられる10本のコアETFのうち、
4本は新規の設定、
あとの6本は既存のETFの模様替えとなります。

【米国株式】

「i シェアーズ コア U.S. Growth ETF」 (IWZ→IUSG)
0.25%→0.09%(年間経費率)
「i シェアーズ コア U.S. Value ETF」 (IWW→IUSV)
0.26%→0.09%

「i シェアーズ コア Dividend Growth ETF」
(DGRO) 0.12% (新規)

「i シェアーズ コア High Dividend ETF」(HDV)
0.40%→0.12%

「i シェアーズ コア MSCI Europe ETF」(IEUR) 0.14%
(新規)
「i シェアーズ コア MSCI Pacific ETF」(IPAC) 0.14%
(新規)


【米国債券】

「i シェアーズ コア Total USD Bond Market ETF」
(IUSB) 0.15% (新規)

「i シェアーズ コア U.S. Credit Bond ETF」
(CFT→CRED) 0.20%→0.15%

「i シェアーズ コア U.S. Treasury Bond ETF」
(GOVT) 0.15%
「i シェアーズ コア GNMA Bond ETF」(GNMA)
0.25%→0.15%

ちなみに、
ETFの情報サイト「ETFGI.com 」によりますと、

ETFプロバイダー(運用会社)上位3社の
ETF純資産残高(グローバルベース)に
占める割合は以下のようになっています。
(4月末現在)

i シェアーズ    708本  38.2%
SPDR(スパイダー)201本  16.4%
バンガード     101本  14.8%


熾烈な競争は今後も続きそうですね・・。
(もちろん、その恩恵を受けるのは投資家であるわけです)

◆ 参照記事
ETFをめぐる苛烈な戦い パート2(コスト本格競争の時代がやってきた?)】

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第54回 「アセアン好配当50ETNについて」(ETF解体新書)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

マネックス証券より許可を得て、
コラム【ETF解体新書】第54回目を転載いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんにちは。
晋陽FPオフィス代表のカン・チュンドです。

外国株式ETFの中には、
いわゆる「アジア株式ETF」と呼ばれるものが
いくつか存在します。

しかし、アジア株式ETFの場合、
国・地域の括りが『東アジア+東南アジア』となり、
時価総額加重ベースによって指数が組成されるため、
どうしても東南アジア株の割合が小さくなってしまいます。

『東南アジア株式』にフォーカスした
ETF・ETNという意味でいうと、

今年の3月に国内市場に上場した
NEXT NOTES STOXXアセアン好配当50ETN
(2043)が挙げられるでしょう。

当該ETNは
「STOXX アセアン好配当50指数」との連動を目指します。
(STOXX社は「ユーロ STOXX 50指数」などで知られる、
欧州系の指数提供会社です)。

「STOXX アセアン好配当50指数」の
ファクトシートはこちら(2014年1月末時点)。

当該指数は、東南アジアの5か国
(シンガポール、マレーシア、タイ、
フィリピン、インドネシア)に上場する株式のうち、
配当利回りが高い50社を構成銘柄としています。

ファクトシートによると、指数の国別構成割合は、
1.シンガポール39.5%、2.マレーシア24.6%、
3.タイ20.4%、4.インドネシア9.6%、5.フィリピン5.9%となっています。

また、業種(セクター)別の組入れ上位は、
1.銀行29.5%、2.石油・ガス21.8%、
3.通信サービス20.7%、4.工業製品・サービス9.8%、
5.旅行・レジャー4.0%となります(いずれも2014年1月末時点)。


ただし、『アセアン好配当50ETN』は、
上記国々の株式を実際に組み入れるわけではありません。

ETNとは、Exchange Traded Noteの略であり、
Noteは『債券』を指します。

つまり、ETNは特定の指数や資産価格との
連動を約した「債券」なのです。
(ただし、上場指数連動証券という意味では、
ETFとまったく同じ仕組みです)。

したがって、ETNには
発行体の信用リスクが存在します。

当該ETNの発行体は
「ノムラ・ヨーロッパ・ファイナンス・エヌ・ブイ」ですが、
発行会社の保証を
野村ホールディングス株式会社が行っています。

また、ETNは債券のため、
あらかじめ満期が決まっています。
(当該ETNの満期は2034年2月6日)

加えて『アセアン好配当50ETN』の特徴は、
円建てベース、かつ配当込みの指数との連動
目指すことでしょう。

通常のETFであれば、定期的に分配金が出され、
その都度課税されてしまいます。

しかしETNには、そもそも分配金がありません。
また、配当込みの指数に連動することで、
配当というインカムを取り込んだ
「キャピタルゲイン」のみを目指すことになります。

「STOXX アセアン好配当50指数(円ベース・配当込み)」の
騰落率は、過去6ヶ月 -7.67%、過去1年+9.15%、
過去3年+55.47%となっています。

東南アジア株式に興味がある人にとっては
明快な投資対象であると云えるでしょう・・。

◆ 参照記事
ETNはETFの弟分? その1
ETNはETFの弟分? その2

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