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2015年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年03月

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受益者の数が増えることが、投資信託の成長の源泉です


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ハイ、あなたは今、
自分に最適な『投資信託』を選ぼうとしています。

まず、最初にチェックするのは
【どの項目】ですか?

○ コストですか?
○ それとも基準価格?

(あっ)、
○ 純資産額も大事ですね・・。

もちろんその前に、
○【どこの】、【何に】投資を行うファンドか、
しっかり確認する必要があります。


わたしは前々から思っているのですが、
サイト上の「お申込みメモ」と呼ばれる
情報を見ても、

投資信託説明書(交付目論見書)を見ても、

運用レポートを見ても、
運用報告書を見ても、

その投資信託の【受益者数】、
つまり、

そのファンドを保有している人が
【いったい何人いるのか】っていう情報は
載っていないですよね?


(これって、そんなに
重要な項目ではない?)


投資信託を買うとは、
あなたが他のファンド保有者と
『同じ船』に乗り合わせる、

ということです。

⇒ なにせ投資信託とは、
共同購入商品】ですから!


たとえば、わたしは毎月
「SMT新興国株式インデックス・オープン」を
積み立てていますが、

この投資信託を買っている人が
日本全国にいったい何人くらいいるのだろうと、
時々・夢想します・・(笑)

そして、自分の仲間である
ファンド保有者たちの『属性』も
ちょっと気になったりするのです。

たとえば、
○ 男女比はどのくらい?
○ 年代別の比率は?

○ また、
首都圏、その他の
都道府県別の『割合』は
どうなっているの?

あるいはもっと言うと、

○ 個別株でいうところの
『株主構成』
(投信では、受益者構成?)は、
一体どうなっているのだろうか・・?


そもそも投資信託って、
すごく少額から購入できるので、

「SMT新興国株式インデックス・オープン」を
3,000口しか持っていない人もいれば、
134,387,166口持っている人も(もしかすると)
いるのかも・・。


そして、
『大株主』ならぬ、
『大受益者』って一体どんな人・・?

たとえば、いったい誰が、
「SMT新興国株式インデックス・オープン」で
もっとも多くの口数を保有しているのでしょう?

それはもしかしたら、
愛知県岡崎市に住む
82歳のおばあちゃんかもしれませんし、

もしかしたら
それは個人の投資家ではなく
『法人』であるかもしれません・・。


無題

仮に、
あなたが保有する
『ABCファンド』の【受益者数】が
14,220人いても、

あなたは普段、
その投資信託に資金を投じている、

ほかの仲間の人
つまり、14,219名の人を
意識することはありません。

あるいは逆に
あなた自身が、

他のファンド保有者から、
【仲間のひとり】であると思われている、
なんてことも
意識しないですよね・・。


たしかに、
ファンド内で
【仲間意識】を持ったからといって、

そのファンドのリターンが
上がるわけではありません。

でも、ですよ、
(自分のほかに)
【どんな人が
そのファンドを保有しているのか】、

つまり、
他のファンド保有者の質によって、
ファンドの成績に
影響が出ることはあると

わたしは考えています。

◆ 参照記事
【その投資信託、
どんな人が買っているか、想像したことがありますか?】



言わずもがな、ですが、

あなたもわたしも、
【たったひとりで、
そのファンドを買い付けているわけでは
決してない】のです・・。


その投資信託には
何千人、何万人という仲間が存在します。


同じ船に乗り合わせている
【自分と同じテイストを持った仲間の数】が
少しずつ、ああ、増えているんだなあ、
と感じることは、

投資信託を用いた運用の
醍醐味のひとつだとわたしは思います。


banner1.jpg


そもそも、
投資信託という商品の価値って、
どこから生じるのでしょうか?

(よーく考えてみましょう・・)

はじめのはじめに、
ファンドを買ってくれる人がいて、
はじめて『資金流入』というものが起きます。

そして、資金流入があってはじめて
ファンドは銘柄を買い付けることが出来、
そして、長い運航をスタートできるのです。

なんだか朝の格言みたいですが、
【まずは人、ありき。】なのですね。


4Feet-300x121.jpg


時間をかけて【仲間】が増え、
自分たちがこのファンドを支えていると
自覚することで、
(= 同じファンドに居続けることで) ← ココ、重要。

特にインデックスファンドの場合、
明確なメリットが生じることがあります。


ちょっと想像してみてください・・。

仲間】が増え続け、
資金流入が増え続け、
(ファンドの成績も相まって)
純資産額がどんどん成長していく・・。

そうすると、
あなたや【仲間】には、
けいぞくコストの低減という
『報酬』がもたらされるのです。

あのバンガード社の
インデックスファンドのけいぞくコストですら、
いちばん最初は 年0.89% だったのですから・・。

似顔絵




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| 投資信託をディープに理解する | 13:40 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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3月18日(水)お金のデザイン社主催「第3回資産運用セミナー」に登壇いたします


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今から4年前、
米国のファイナンシャルプランナーの大会
「FPA Conference」に出席した際に、

最適なETFの組み合わせを
ビジネスにしている会社があることを知りました。
『HAHN Investment Stewards』

いわゆる投資一任業務として、
顧客のポートフォリオ構築、
運用全般、そしてメンテナンスまで
執り行う会社です。

このようなビジネスモデルの会社が
去年、日本にも登場しました。
そう、『お金のデザイン』さんです・・。

お金のデザイン


5,000本を超えるETFを対象に、
顧客に適した
アセットアロケーションを組む手法は、

日本の投資家にとってはまさに、
『次世代型の資産運用』と云っていいでしょう。

そのお金のデザインさんが
第3回 資産運用セミナーを開催します。

米国に学ぶ投資一任運用の最前線
3/18(水)19:00~21:00 東京・市ヶ谷

代表の廣瀬朋由さんの
プレゼンテーションを皮切りに、

パネルディスカッション【第一部】(30分)
パネルディスカッション【第二部】(45分)が
行われます。

pie-chart.png

とにかく登壇者が豪華です。

【第一部】

資産設計アドバイザーの内藤忍さん
ファイナンシャルプランナーの和泉昭子さん 
ブラックロックの渡邊雅史さん
京都大学大学院経営管理研究部の加藤康之さん

【第二部】

お金のデザインの北澤直さん
ファイナンシャル・ジャーナリストの竹川美奈子さん
イボットソン・アソシエイツ・ジャパンの
小松原宰明さん

投資信託事情 編集長の島田知保さん
三菱UFJ投信の佐々木康平さん
(わたくしカンも第二部に登壇いたします)


このセミナーは特に、
銀行や証券会社に言われるがまま、
高コストの金融商品を買っている人に
受けていただきたいなあと思います。

また、
ファイナンシャルプランナーの皆さまで
ポートフォリオ運用の最前線を
お知りになりたい人にも最適だと思いますよ。

お金のデザイン社主催
「第3回資産運用セミナー」
米国に学ぶ投資一任運用の最前線】は、
3月18日(水)19時スタートです!(東京・市ヶ谷)

似顔絵




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| イベント・メディアなど | 18:55 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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信託報酬が安いファンドがどんどん出ていますが、新しいファンドに乗り換えたほうがよいのですか? その2


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

これだけ『インデックス投資』が
世の中に広まってくると、
この投資手法を「誤解」する人も出てきます。

「カンさん。とにかく
インデックス投資をしていれば大丈夫でしょ。」

いいえ、違いますよ。

インデックスファンドを供給しているのは、
利益を上げることが目的の
運用会社」と呼ばれる株式会社です。

インデックスファンドも
ひとつの『商品』ですから、

(供給側から見て)
「なんだ、コレは思ったより儲からないな・・」
と判断したら、

運用会社が
(インデックスファンドという
マーケットから)撤退する

(= 繰上げ償還する)
ということもあり得ます。


これはわたしの私見ですが、
現状、インデックスファンドという
『マーケット』を俯瞰すると、

明らかに、
供給 > 需要 になっていると思います。

(ただ、インデックスファンドを買えばよい、
というわけではないのです)


特に、販売会社が
1社、2社に限られている
インデックスファンドは注意が必要です。

また、たとえ
『繰上げ償還』にまでは至らなくても、
思ったほど純資産額が伸びず、

したがって運用効率の悪さが改善せず、
(見かけの信託報酬は安くても)、
『トータルコスト』はそこそこ高いまま、
という可能性もあり得ます・・。


index-funds.jpg

ところで、
今となっては遠い昔のような話ですが、

わたしがFPになりたての頃、
ステート・ストリート外国株式インデックス・オープン
(信託報酬:年1.026%)
をウォッチしていた時期があります。

そのあと、
2000年代に入り、

日興アセットマネジメントの
インデックスファンド海外株式(ヘッジなし)」
(信託報酬:年0.9072%)や、

三井住友トラスト・アセットマネジメントの
外国株式インデックスファンド
(信託報酬:年0.864%)が登場し、

うわぁ、本当に信託報酬って下がるんだ
と歓喜したのを覚えています・・。


それから10数年を経て・・、
インデックスファンドの『継続コスト』は
さらに下がってきていますが、

もうこれで、
インデックスファンド間の【競争】は
終わりなのでしょうか?



たとえば、
SMT グローバル債券インデックス・オープン
(信託報酬:年0.54%)
(純資産額 約132億円)と、

(※ マザーファンドベース純資産額
2014年11月末現在 約2499億円)

<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国債券インデックスファンド

(信託報酬:年0.4104%)
(純資産額 約20億円)を、

(※ マザーファンドベース純資産額
2014 年11 月20 日現在 約75億円)

比べた場合、

これって、
コスト競争の
最終局面】と呼べるのでしょうか?

(あなたはどう思われますか?)


CreativeDestruction4.png

わたしはぜんぜん
『最終局面』とは思いません。

【業界的に見れば】
まだまだ、
インデックスファンド間の「競争」は
始まったばかりだと思います・・。



もし、あなたが、
これからの『積み立てベース』でも、

そして、これまで
『積み上がったご資産ベース』においても、

「SMT グローバル債券インデックス・オープン」
から、
「ニッセイ外国債券インデックスファンド」
への【乗り換え】を検討されているなら、

1.インデックスファンドをめぐる
コストの【競争】は最終局面である。

2.そして、
両ファンドの【継続コストの差】は
相当高い確率で
このまま存在し続ける。

上記のふたつに関して、
『確信』を持たれる必要があると思います。


(もし、上記について
『確信』がおありなら、
かつ、あなたがまだ
資産形成世代であるなら、

税金を支払ってでも、
ニッセイ外国債券に
乗り換える価値はあると思います・・)

【あなたはどう思われますか?】


個人的には、
ベビーファンドベースで
ニッセイ外国債券インデックスファンドの
純資産額が、

同じくベビーファンドベースの
「SMT グローバル債券インデックス・オープン」
の純資産額を上回るのは難しいと考えています。

なぜなら、
インデックスファンドという商品は、

(コスト以外での)
性能・効用面での【差別化】が
ほとんど出来ないためです。

したがって、
最初にマーケット内で
ある程度のポジションを築いたプロダクトが
優位に立つという、
先行者利益】が存在すると考えます。

◆ 参照記事
インデックス・ファンドには「先行者利益」があるの?】


5年、いや10年くらいの
【時間軸】を持てば、

★ 「どのインデックスファンドを選ぶべきか?」
という【問い】に対して、

「もっとも『純資産額』が
伸びていくであろうインデックスファンドを
選ぶ」という【答え】が、
導かれるのではないでしょうか・・。

なぜなら、
長期のスパンで見れば、

もっとも『純資産額』が
伸びていくインデックスファンドこそ、
もっとも『信託報酬』(けいぞくコスト)を
引き下げる「余地」が生まれるファンドであるからです。


似顔絵

◆ 関連記事
信託報酬が安いファンドがどんどん出ていますが、新しいファンドに乗り換えたほうがよいのですか? その1





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| 投資信託をディープに理解する | 13:42 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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モーニングスター ETFカンファレンス2014 第一部 『なぜインデックス運用が注目されるのか?』


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨年12月20日に
わたくしも参加させていただいた
【モーニングスター ETFカンファレンス2014】。

『第一部』の
朝倉智也さんの講演はおススメです。

以下、インデックスファンド、
ETFのざっくりした現状をなぞるのに
適した動画だと思います。

(動画上ではスライドはなしで、
言葉を追うだけになってしまいますが・・)

Passive-Active-320x136.jpg


特にお聞きいただきたいのは、
Part3『アクティブファンドの課題』のところ。

(スライド上では、
なんとファンドの具体名も挙げて)、
さまざまなアクティブファンドの
【リスク】について話されています。

たとえば、
・ファンドマネージャーの交代に注意
【アクティブ バリューオープン(愛称 アクシア)】

・影響力のある経営者の交代に注意
【さわかみファンド】
・急激な資金流入に注意
【JPM ザ・ジャパン】など・・。


本音の部分を
テンポよくお話しくださり、
(しかも、動画の公開までしてくれるとは)
なんとも太っ腹ですね・・。





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| インデックス投資全般 | 14:34 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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第26回【投資の交流会】(3月7日)のお知らせです!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

★ 当オフィスのお客様へ・・。

約半年ぶりとなりますが、
第26回【投資の交流会】を
3月7日(土)東京・新宿にて開催いたします。

(わたくしにとっては
『お客様☆感謝デー』です・・(^^;)


~【投資の交流会】って??~

あなたの身近に、
投資を行う「仲間」がいることを知っていただく
アットホームな「飲み会」と、

その前にちょこっとお勉強する
「プライベートセミナー」
(60~70分程度)です。


今回のセミナーのお題目は・・、

 2015年!
【粒ぞろいのバランス型ファンド
 これがお勧めTOP5!】


⇒ さまざまな
『バランス型インデックス・ファンド』を
深く分析いたします。

(わたくしカンが
バランスファンドに絞って
お話をするのはおそらく初めて・・)

balanced-mutual-fund.jpg


○ 投資の熟練者がバランスファンドに回帰している? 
○ バランスファンドのルーツは米国の401Kプラン
○ バランスファンドの『合理性』とは?

○ バランスファンド『2つのタイプ』
 (運用会社が予想するか・しないか?)

○ バランスファンドの3つの『デメリット』
○ バランスファンド、第一世代と第二世代の違いは?

○ セゾンバンガード、世界経済イ、eMAXISバランスって
兄弟ですか?
○ 日本でいちばん伸びしろが大きいのがバランスファンド?
○ 58歳になって、リスク許容度が変化したときはどうする?


もちろん、この会の【メイン】は
すぐお近くで
真摯に資産運用に取り組んでいる【仲間】と、
仲良くなっていただくことです。

home.jpg


どうしても、
こと『お金のこと』って、

・お友だち同士でも、
・もちろん職場でも、
『話しにくいトピック』になってしまっています・・(-_-;)
(こんなに大事なことなのに!)


たったひとりで
黙々と投資を行うことはないですよ!


という「メッセージ」を込めて、
この【投資の交流会】を2004年より開催しています。

★ 当オフィスのセミナー、
コンサルティングを受けられたお客様で、

ご案内のメールが届いていない方は
お手数をお掛けしますが、
info@sinyo-fp.com
までご一報くださいませ。

似顔絵




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| 投資の交流会 | 11:26 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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第69回 「地域特化型ETFについて」(ETF解体新書)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

マネックス証券より許可を得て、
コラム【ETF解体新書】第69回目を転載いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんにちは。
晋陽FPオフィス代表のカン・チュンドです。

ETFの多様性は、
投資対象の「細分化」によって進んできました。

たとえば、日本株式という投資対象を、
規模別で細分化することにより、
大型株・中型株・小型株というETFを
組成することが出来ます。

あるいは
(まだ商品としては存在しませんが)、
スタイル別で区分けすれば、
「日本株バリュー」「日本株グロース」といった
ETFを作ることも可能です。


実は、日本株式を
「地域別」で括ったETFが存在します。
それが「東海ETF」です。

正式名称は
「MAXIS S&P東海上場投信」(1553)。

当該ETFは、東海地方
(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)に本社を置く
50の会社を組み入れています。
(2011年2月に国内市場に上場)。


11月28日現在の
上位組み入れ10社を見てみますと、

1.JR東海 2.トヨタ
3.デンソー 4.スズキ

5.豊田自動織機 6.中部電力
7.マキタ 8.アイシン精機
9.ヤマハ発動機 10.日本ガイシ

となっています。

輸送用機器の割合が
高いことが特徴ですが、

リンナイ、リゾートトラスト、
ゲオホールディングスなどの
内需型企業も組み入れています。


当ETFは
「S&P 日本地域別指数-東海-」との
連動を目指します。

(米国のS&P Dow Jones 社が日本の
地域版指数を算出しているというのも驚きですね)。


地域特化型として
ぜひ登場してほしいのが「京都ETF」です。

京都は戦後、地場の伝統産業が廃れ、
経済的に低迷していた時期がありました。

しかし、逆転の発想でニッチな分野に特化し、
グローバルな競争力を持つ企業が次々と
成長していったのです。

仮に「京都ETF」を組成するとすれば、

任天堂、日本電産、京セラ、オムロン、
村田製作所、ローム、SCREENホールディングス、

TOWA、ワコール、島津製作所、三洋化成工業、
フジックスなどの銘柄が
組み入れ候補に挙がるでしょう。


ETF_20150209190703be3.jpg


では、
海外の「地域特化型」はどうでしょうか。
たとえば「米国西海岸ETF」が考えられます。

一例ですが、ワシントン州、オレゴン州、
カリフォルニア州に本拠を置く企業を
組み入れるのです。

ワシントン州には
ボーイング、マイクロソフトなどの本社があります。

そしてカリフォルニア州はIT関連の会社が集積し、
農業も一大産業となっています。


また、米国と同じように
連邦制を取っている国にインドがあります。

インド南部の、
アーンドラ・プラデーシュ州、
カルナータカ州、タミル・ナードゥ州などを
包括し「南部インド株ETF」を作ることも可能です。

カルナータカ州の州都のバンガロールは、
情報技術産業の集積地であり
「インドのシリコンバレー」と呼ばれています。

(ウィプロやインフォシス・テクノロジーズなどの
ソフトウェア企業が本社を構えています)。


あるいは、世界的なアパレル産業が
集積するイタリア北部の企業を集めて
「イタリア北部ETF」を組成する。

また、中国南部の企業に特化して
「中国華南ETF」を作ることも可能です。

グローバル化が進展する世界は、
同時に地方の「独自化」が進む時代でもあります。

地域特化型ETFによって、
投資家の選択肢が増えることは間違いないでしょう。

似顔絵




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