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2015年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年06月

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釣りと、投資ルールと、バランス型ファンド


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしはしばしば、
投資を行うことを『釣り』にたとえます。

(すると、)
私たち投資家はすべからず
釣り人』ということになりますね。

さあ、
あなたは、
釣り人、ですよ・・。

preserved-fish-fisherman-small-70902.jpg


あなたなら、

○ どこの海で、
○ どんな魚を釣りますか?


なんだか、
釣り具店の
キャッチコピーみたいですが、

でも、
この【ルールの決定】こそが、
実は、

<投資対象の組み合わせを決める。>
ということになります・・。


あなたなら、
○ どこの海で、
○ どんな魚を釣りますか?


(よーく考えてみましょう・・)

ホンモノの釣りでも、
釣りの対象【魚の種類】って
実にたくさんあります。

投資という名の釣りでも、
その【対象】は
実にたくさんあります。

そう、あなたは今、
投資の【海】を目の前にしているのです。

無題


世界でもっともメジャーで、
かつ、たくさん泳いでいる魚
【投資対象】って、
いったい何だと思いますか?


それは、
債券と、株式 ですね。

このふたつは、
世界中の海で泳いでいますし、
その量もすごく多いです。

【じゃあ、それをどうやって釣りましょうか?】


えー、あなたは
【釣り人】ですから、

たとえば、
カツオの一本釣りみたいに、

「えい! 株式の一本釣り!」
「えい! 債券の一本釣りだ!」

というやり方も選択できます。


fisher_a11.png


(ちょっと面白そうですか?)

でも、これだと、
株式も、債券も、
一匹ずつしか釣れませんね・・。


また、一匹ずつ釣り上げる
「株式」や「債券」が、
あなたにとって
最適な株式、債券であるとは限りません。

(一匹ずつ、釣ろうとすると
労力もけっこう掛かりますし・・(^^;)

ここは、ちょっと頭の中を
切り換えて、

『投網』(とあみ)しちゃう、
というのはいかがでしょうか?


Casting-with-Search-Engine-Marketing-SEM-300x200.jpg


そうです、
たくさんの株式を、
たくさんの債券を、

『広く・大きく』
ヤアーっと釣ってしまうのです。


実はこの、
『投網』(とあみ)こそが、
投資信託【ファンド】なのですね。


(はい、ここで一段落。)


次に、どこの海で
魚【投資対象】を釣るべきでしょうか?

上空5000メートルから見ると、
魚は世界中の海に居ることが分かります。

しかし、どの地域に
どれだけの魚が居るかは
正確には分かりません。
(また、魚は移動することもあります・・)


ひとつだけ云えることは、
東京湾の魚のみに、固執しないこと。
(魚には、国境などないわけですから・・)

考え方としてはしごくシンプルに、
【まんべんなく、世界の海で、魚を釣る。】
でよいのではないでしょうか。

これが世にいう、グローバル投資ですね。


そう、
世界中の株式を、
世界中の債券を、

『広く・大きく』釣り上げる、
というイメージです。

今、世の中は
とても便利になっていて、

主要な魚(株式・債券)を、
世界中の海で釣ってくれる、
ひとつの大きな大きな
投網(とあみ)が存在します。

それが、
投資対象の具体的な組み合わせを
すべて決めてくれている
バランス型のファンド』なのです。

似顔絵




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| 投資信託をディープに理解する | 17:57 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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7月は『広島・福岡、コンサルの旅』です(予告編)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

7月に所用で関西に行きますので、

そこから、
7月19日(日)『広島』
7月20日(祝)『福岡』と、

コンサルティング専科】を
実施させていただく予定です。

夏

(広島は5年振りでしょうか・・、
福岡は昨年来となります)


コンサルティングの最大の目的は、
おひとりおひとりに合った
運用のひな形
具体的にアドバイスさせていただき、

そのひな形に沿って
実際に運用をスタート(またはリ・スタート)
していただくこと・・。 ← ココ、大事です。

ただ、赤の他人に、
お金のことを相談するわけですから、

自分が相談しようとするアドバイザーが、
【資産運用全般】に対して
『どんな考え・価値観』を持っているのか、

それを前もって知っておくことって、
とても重要だと思います。


えー、
ちょっと地味なページなのですが、

当オフィスの投資ポリシー 1~16
をお読みいただくと、

reed_text.jpg


わたし自身の
【骨太の方針(ポリシー)】を
体系的にご確認いただけます。

(広島、福岡でのコンサルティングは、
詳細が決まりましたら、改めて告知させていただきます!)

似顔絵




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| コンサルティングのお知らせ | 12:35 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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バランス型ファンドの進化。あっ、それが『第二世代』ってこと?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

「外国」だからと云って、
なにか特別な出来事が
あるわけではないですね。

外国の人も、
私たちと同じように
朝ご飯を食べて仕事に行き、

また家に帰ってきて、
テレビを観たりしています。

(それがほとんどの人にとっての
日常』なのです・・)


たとえば、
ドイツのミュンヘンに住む
シュミットさんにとって、

いちばん身近にある「投資」って
いったいどんなものでしょうか?

まあ、
ドイツ株、なのでしょうね。

何しろ、情報がたくさんありますし。
身近に感じますし・・。

シュミットさんは
ダイムラー(ベンツ)の株価をチェックしたり、

シーメンスがアフリカで行う
鉄道プロジェクトのことを
見聞きしたりしているのでしょう。


一方、オーストラリア・メルボルンに住む
スミスさんにとって、

いちばん身近にある「投資」って
何なのでしょう?

まあ、
オーストラリアの株、でしょうね。

鉱山業を営むリオ・ティントや、
オーストラリア・ニュージーランド銀行、
カンタス航空のことが気になるわけです。
(何しろ身近、ですから・・)

そして、
日本人にとって、
もっとも身近な「投資」とは・・?


1768295.jpg


そう、もうお分かりですね。
みんな、同じなのです。


⇒ どの国の人も、
資産運用を行う中で、
自分の国の株式を
過剰に保有してしまうもの・・。


これを
『ホームバイアス現象』と呼びます。


2007年3月に
セゾン投信が運用を開始した、
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、

〇 日本の株式を特別視せず、
〇 冷めた目でグローバル投資を行う。

という【新たな選択肢】を、
日本の投資家に提示しました。

(そういう意味で、
画期的なファンドだったと思います)

まさにこれが、
第二世代』の
バランス型ファンドの【特徴】なのです。


今、セゾン・バンガードが組み入れる
バンガードのインデックス・ファンドのひとつ、

「エマージング・マーケット・ストック・
インデックス・ファンド」(新興国株式)の
組入れ比率は5.7%です(4月30日現在)

これは
2007年3月末当時、
組入れ比率が3.7%でした・・。

つまり?

つまり、
世界の株式市場に占める
新興国の株式市場の割合が
変化』している、ということ・・。

Change-.jpg


「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、
株式、先進国債券とも、
時価総額(マーケットの大きさ)の比率をベースに
資産配分を決定しています。

(「予想」や「主観」は入っていません。
拍子抜けするくらいシンプルな発想ですね)


元バンガード・インベストメンツ・ジャパン、
現在、セゾン投信の営業部長である廣江哲直さんに
わたしはお話を伺ったことがあります。

「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は
その商品開発の過程で、
いろいろな案が出たのだそう・・。

「株式50:債券50も作るけど、
債券が多めのパターン、株式が多めのパターンも
作っておいたほうがよいのでは?」

という意見が出る中、
あえて「1本」に絞り込んだのです。


セゾン・バンガードが選択した

株式50:債券50の
『基本組み入れ比率』は、
わたしは
商品デザインそのものだ
と思います。

そういえば、
スティーブ・ジョブズ氏の言葉に、
こんなものがありますね。

人は形にして見せてもらうまで、
自分がいったい何が欲しいのかわからないものだ



今ではみな当たり前のように、
株式50:債券50の
セゾンバンガードの
基本組み入れ比率』を眺めていますが、


「日本人のリスク特性には、
この『デザイン』が
いちばんマッチしているよ!」


と宣言し、
商品として提示したところに、
当該ファンドの【革新性】をわたしは感じます。

まさに、日本人に合った、
「ミドルリスク・ミドルリターン」の型(かた)を
作ったのです・・。


Challenge-1024x584.jpg

そして、
遅れること1年と10ヵ月。

「世界経済インデックスファンド」が
運用を開始します。

株式50:債券50の
『基本組み入れ比率』は、
セゾンバンガードを踏襲しています。

このバランス型ファンドは、
GDP比という新たな概念を提示します。


そして、
債券、株式ともに「配分割合」を同じにする、
という考えを打ち出します。
(新興国債券が入っているのが特徴です) 

わたしが「世界経済インデックスファンド」を
高く評価するのは、

けいぞくコスト(運用管理費用)の引き下げを
実際に行っている点です。

0.714% → 0.63%(2010年)
0.63% → 0.54% (2012年)



02_ph_costdown.gif


もちろん当時、
eMAXISシリーズの猛進があり、

(コスト引き下げは、
SMTインデックスシリーズと
併せての実施だったわけですが)

それでも、

【日本の投資信託の歴史の中で、
2度もけいぞくコストを引き下げたというのは
画期的なことだと思います。】


それともうひとつ。

セゾンバンガードは
あえて商品を「1本」に絞り込みましたが、

「世界経済インデックスファンド」は
2013年に
【株式シフト型】【債券シフト型】を
設定しています。

より細かい、消費者の潜在ニーズに
応えるものだと思います。


また、
「世界経済インデックスファンド」は、
「セゾンバンガード・グローバルバランスファンド」と
比べると、

純資産額が少ないのでは・・という
不安の声をいただいたりします。

こちらは
特に心配される必要はないと思います。


なぜなら、
「世界経済インデックスファンド」は、
6つの投資対象からなりますが、

『6つのマザーファンド』に投資を行うことで
運用されているためです。

(そして、この6つの
『マザーファンド』は、
実は、SMTインデックスシリーズの
『マザーファンド』でもあるのです。
マザーの純資産額は潤沢です。)



一点気になるのは、
「世界経済インデックスファンド」は
2013年に「分配金」を出し始めており、
14年、15年も続けて「分配金」を出しています。

(この点、分配金を出していない
セゾンバンガードと比較すると少しもったいないですね)


冒頭に戻りましょう・・。

ドイツ人のシュミットさんは
ソーセージを食べながら、
オーストラリア人のスミスさんは
オージービーフを食べながら、

日本人のあなたはすき焼きを食べながら、
シンガポール人のリムさんは、
海南鶏飯を食べながら、

ABC_header-global-opportunies.jpg

「セゾンバンガード・グローバルバランスファンド」と
「世界経済インデックスファンド」を
果たしてどんなふうに眺めるのでしょうか?


「日本」と「先進国部分」を合わせて、
【先進国株式、先進国債券】と
捉え直してみると、

両バランス型ファンドとも、

資産配分に普遍性が宿っている。
と思いませんか?

つまり、
世界のどこに居ようが関係ないのです。

どこの国の人にとっても、
整合性があり、かつ、
合理的なアセットアロケーションを
両ファンドは実現しています。

バランス型ファンドの
第一世代と第二世代は、
まったく【コンセプト】が異なるのです・・。

似顔絵




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| バランスファンド | 15:12 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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ビールと七夕と今年のインデックス投資ナイト!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今年のお正月は開催が見送られた
インデックス投資ナイト』が、

7月4日(土)の夜、
お台場の「東京カルチャーカルチャー」で
復活するそうです。

このイベントは
イーノ・ジュンイチさん、
水瀬ケンイチさん、
kenzさん、ASKさんという、

個人投資家の有志で運営される
【手作りのイベント】です。

このイベントをきっかけに、
インデックス投資について
知るようになったよ、という方も
けっこう多いのではないでしょうか・・。


わたしはご縁があって、
第1回目から
出演させていただいていますが、

このイベントは
本当に唯一無二であるなあと感じます。

金融機関やメディアが
スポンサーになっていない。
    ↓
したがって、
個人投資家が知りたい
ホンネのところ」を、

出演者が「ホンネ」で語ってくれそうな雰囲気が
ぷんぷん漂っているのです。

今年はちょうど梅雨時の開催ということで、
東京カルチャーカルチャーで飲むビールも、
いっそう美味しく感じられるのではないでしょうか。


あっ、わたしが司会をさせていただくかどうかは、
まだ言えません・・(-_-;)

どんな方々が出演されるかもまだ言えません。
(というか、ぜんぜん知りませんし。


こちらのサイトの、
実行委員会の正式発表を待ちましょう!

(それにしても、チケット争奪戦が
スゴイことになりそうですね。)

20130113182856362_2015051508180643f.jpg

写真は2013年1月に開催された、
第5回【インデックス投資ナイト】の看板です。




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| イベント・メディアなど | 08:18 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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これ、『第一世代』ですか? バランス型ファンドの進化について


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

「カンさん、投資とは
どんなふうに付き合えばいいのですか?」

えーっと、
知り合い以上、友だち未満』くらいでいいと思います。
(ホントです!)

資産運用の効用って、
長く続けることで最大化されますから、

長―く知っているけれど、
それほど親しくしない・・、
『知り合い以上、友だち未満』くらいが
ちょうどよいのです。


(ところで)
あなたにとって、
長く続けやすい運用のやり方って、

ズバリ、
おまかせ派』ですか?
それとも
DIY派』ですか?


○ DIY派では、
あなた自身が
各投資対象を自分で『組み合わせ』ます。

○ おまかせ派では、
バランス型ファンドを選び、
各投資対象の組み合わせやリ・バランスを
『お任せ』します。


ここだけの話ですが、
わたし自身昔は、
【ポートフォリオは自分で作るべき!】という、
先入観みたいなものを持っていました。

Portfolio.gif

ところが、
弊所のコンサルティングサービスを通じて、
たくさんのお客様の性向を見聞きするにつれ、

おまかせ派の潜在ニーズの高さ
感じるようになった次第です。

(実際、この1、2年で
【おまかせ派】を選ばれる人が増えたなあ・・
と実感しています)


特に興味深いのが、
ブーメラン現象】です。

??

自分で株を買ったり、ETFを買ったり、
あるいは長年、
自身で投資信託を
組み合わせていた人が、

「カンさん、いろいろ回り道したんだけど、
バランス型ファンドに自分の投資を集約します。」 

と宣言されるケースが、
ぽつぽつと出てきたのです。

これは、ちょっと驚き・・。 


あるいは、
こういう人もおられます。

(DIY派を選んでいた人が)なにげに、

「カンさん、積み立て始めて3年経ったんですが、
結局、リ・バランスって一度もしていないんですよね。」 
と告白される。

え“っー、
そうだったのですか?

(今、いったい、
どんな資産配分になっているのでしょう?)


もし、あなたが『おまかせ派』を選び、
【バランス型ファンド】を保有されるとすると、

それは運用のお仕事、
メンテナンスのお仕事を、 

すべて 運用会社さんに
外注する』ということ・・。

その結果、
投資に割く時間はほとんどゼロになります。


ハイ、この
「投資に割く時間はほとんどゼロになります」
と聞いて、

○ 「えー、それはちょっと寂しいなあ」と
感じた人?

それとも、
○ 「えー、それってわたしに合ってるかも」と
感じた人?

ハイ、
ここが、運命の分かれ道 です。


おまかせ派【=バランス型ファンド】は、
自分であれこれ投資の「方針」を考えるより、

運用のプロに任せてしまったほうが
合理的」と考える人向けなのです。

balanced-mutual-fund.jpg


ここでいきなりですが、

【バランス型インデックスファンド】を
第一世代』と『第二世代』に
分けてみたいと思います。

(運用開始の古い・新しいで
区分けするわけではありません。

資産配分の基本理念の違いによって、
分けさせていただきます・・)


以下、『第一世代』の具体例を
挙げてみましょう。

野村世界6資産分散投信(成長コース)

2005年、郵便局で
投信の販売が始まったとき、
鳴り物入りで登場しました。

楽天資産形成ファンド《愛称》楽天525

2008年12月の設定当時、
運用管理費用の低さ(年0.54%)が話題に。

SBI資産設計オープン(資産成長型)愛称:スゴ6

2008年の1月設定。販売会社はSBI証券のみ


ズバリ申しまして、
『第一世代』の特徴とは?

1.新興国への投資がないこと。
(あってもごくわずか)

2.株式に投資を行ううち、
日本株の割合が半分、あるいは
それ以上を占める。

(債券、REITも同様です。
ただし、楽天525はREITはなし)

3.上記に挙げた3つの投信については、
販売会社が『1社』のみ。


特に、
○ 日本株式の割合が大きい。
○ 新興国株式の組み入れがない。

という点で云いますと、

『第一世代』のバランス型ファンドでは、
運用会社がまだ、
投資家に遠慮していたように
思えます。


4Feet-300x121.jpg


つまり、
「えー、日本の投資家の皆さんは
日本の株に多く投資したいですよね?」

「えー、日本の投資家は 
新興国株式に対して、
まだ危ないイメージを持っていますよね?」

というような『遠慮』があったのです。


この、なんと云いますか、
『第一世代』感は、
とくに確定拠出年金(401K)において強いです。

仕事柄、さまざまな確定拠出年金の
商品ラインナップを拝見する機会がありますが、

『バランス型インデックスファンド』を
ラインナップしている運営管理機関でも、

株式の内訳を見ますと、
日本株式の組み入れ割合が
高すぎるケースが
多く見受けられます。

(本当は『第一世代』から『第二世代』へ、
バージョンアップが必要なのですが・・)

似顔絵




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| バランスファンド | 17:50 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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投資信託の品質を保つのは、意外と難しい?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

投資信託という商品は、
長きに渡って付き合うものですから、

長期的な【品質保証】が
とても大切になってきます。

『品質? 保証?』
はい、そうです・・。

(★ いつでも、
同じ効用が期待できるかどうか、
ということ)


たとえば、
映画「ターミネーター」は、
5回観ても、7回観ても、
(必ず)同じ展開となります。

お弁当を温めるときは、
750Wの電子レンジで「1分間」チンします。

朝でも夜でも、
あなたの機嫌が良いときも悪いときも、
いつでも「1分」チン。

これでいつもお弁当が
【同じ程度】温まるわけです・・。
(これも立派な品質保証!)


もちろん、
投資信託はその特性として、
価格変動が起こりますから、

値段が動かない(= 品質保証)
という意味ではありません。

ファンドの運用のやり方、
実践する基本方針が、
一貫しているかどうかが、
すなわち『品質』なのです。



えー、
話はガラリと変わりますが・・、

たしか、
2003年、2004年頃だったと思いますが、
セミナーやコンサルティングなどで、

「ワタシ、『さわかみファンド』を
買っているんです!」


と言われるお客様が、
増えてくるようになりました。

以前、
個人が主人公である投信は『さわかみファンド』から始まった】という記事を書きましたが、

わたしはその中で、

投資信託の歴史の中で、
『さわかみファンド』が果たした功績について、
書かせていただきました。

しかし、
【時代は・移り変わり・ます。】


2013年1月、
さわかみ投信の代表取締役に
澤上龍氏が就任されました。

これって?

ハイ、
ファンド運用会社の
【代表者の交代】です。
いわば、人事異動。

(あのー、これ自体、
良い・悪いの問題ではありませんよ。)


上記の事実を、
当該ファンド保有者の人たちが、
どのように【評価】しているかが
重要なのです。

pic_c_5.jpg

実は、2013年1月以来、
『さわかみファンド』は
月次の資金流出入で

資金流出が恒常化しています。
詳しくはコチラ【投信まとなび】


これって
多くのファンド保有者が、
『さわかみファンド』に対して、

「今までと同じような運用、
これからもちゃんと出来るの?」
という、
懸念を表明していることではないでしょうか?

(品質は、同じなの??)


もうひとつ、
『具体例』を挙げてみましょう。

【アクティブ バリュー オープン(愛称 アクシア)】
という投資信託があります。

このファンドの
チーフ・ファンドマネージャー、
衣川明秀氏は、

2008年8月1日に
当該ファンドの
ファンドマネージャーを【交代する】ことになりました。

「えっ、それって
運用成績が悪かったからですか?」

いいえ、
ぜんぜん違います。

「アクティブ バリュー オープン」の
運用成績はバツグンに良かったのです

コチラが運用レポートです。
(PDFファイル 3月31日現在)

(当該ファンドと
TOPIXのグラフを見比べてみてください!)


実は、
この『交代』も、
会社でよくある【人事異動】でした・・。

衣川氏は(社の人事異動により)
バリュー株式運用部長になられたのです。

当時の
T&Dアセットマネジメントのリリースはこちら


『アクティブ バリュー オープン』は
特に、
2006年から
2008年はじめにかけて、


TOPIX(トピックス)を大幅に上回る
素晴らしい成績を残していましたが、
衣川氏の運用手腕に依るところが
大きかったのです・・。


⇒ ところで、
このような
【ファンドマネージャーの交代】って、

ファンド保有者に、
事前に知らされるのでしょうか?

(いいえ、ほとんどの場合、寝耳に水・・。)

まったく前触れのなかった
別れのように、
突然こういうことを知らされると、

ふと思ってしまいますよね。

「(ファンドマネージャーが代わっても)、
今までと同じような運用、
ちゃんと出来るの?」
って。


『アクティブ バリュー オープン』については、
乙川乙彦さんの
2008年3月からの
【連作ブログ記事】が興味深いです。

その1)
その2)
その3)
その4)


当該ファンドの
素晴らしい成績に惹かれた乙川さんは、

この投資信託を試しに
少額買ってみることにしました。

ところが・・案の定・・結果は?
(詳しくは記事をご参照ください)


以下、
乙川さんの記事からの「引用」です。

8年間継続して好成績を上げてきた
ファンドを買った場合、

その翌年以降にも
継続して好成績が期待できるのか、
そんなことはないのかという問題です。


インデックス運用を説く本には、
10年間の成績トップ10のアクティブファンドが、

次の10年でどうだったかを示していたりします。
多くは好成績を上げられないという結果です。


しかし、これを当然だと考えるのは、
かなり勇気が要ります。

だって、投資のプロが運用し、

バリュー株が結果的に
好成績を残してきたという事実もあるわけですから、


10年間で好成績を上げたファンドには、
何かがあるように思えます。


単なる偶然とは思えないのです。

まさか、次の10年で
ぽしゃってしまうとは考えにくいのです。


んー、なるほど・・。

あなたは上記文章を読まれて、
どう思われますか?


financial_planner.png

そう、上記には、

【アクティブファンドの品質は、
長きに渡って「維持」されるのか?】


という 命題 が横たわっているわけです。


もう一度、
『アクティブ バリュー オープン』の
運用レポート』(3月31日現在)、

「期間別騰落率」のところを
見てみますと、

設定来では、
81.4%と、

ベンチマークであるトピックスの
成績-0.3%と比べて、
<圧倒的に素晴らしい成績> を残しています!


しかしながら、
過去1年間では、

当該ファンド25.8%
ベンチマーク28.3% となっています。

また、
過去3年間では、
少しベンチマークを上回る成績を残していますが、

当該ファンド82.2%
ベンチマーク80.6% です。


よく、
○ アクティブファンドは【人に】投資を行うもの。
○ インデックスファンドは【市場そのものに
  投資を行うもの。

と云われます。

実際、
アクティブファンドに投資したほうが、
胸躍る、ワクワクする、
という面が大きく、

その効用は、
【人的能力】の増幅と相まって、
とても大きくなる可能性を秘めているのです。


what is indices


たとえば、
『アクティブ バリュー オープン』では
衣川氏の 運用手腕 に、
実に多くの人が期待を寄せ、

実際、衣川氏は
その期待に応えていたわけです・・。

それが証拠に
当該ファンドの純資産額は
一時、600億円を超えていました。

それが今では・・・、

純資産額は
30億円強となってしまっています・・ (-_-;)


【月次資金流出入】でいうと、
流入と流出がほぼ変わらず・・、
という状態が
もう2年以上続いています。

投信まとなびの該当グラフはこちら


アクティブファンドは、
「人的能力」に依存するがゆえに、

質(クオリティー)のバラつきが、
時に大きくなってしまう可能性があります。

○ 運用チームの陣容が変わる。
○ ファンドマネージャーが交代する。
○ 運用会社の資本が変わる(合併・買収など)

上記によって、
投資のリズム、基本方針が
【ブレて】しまうリスクが存在するのです。


それに比べると、
インデックスファンドは面白くありません (><)

「市場に」投資を行うインデックスファンドでは、
背中に背負うのはいつも
市場リスク】です。

そして、
期待できるリターンはいつでも、
【市場そのもののリターン】でしか、
ありません。

(つまらない。。)

しかし、
その『品質』でいうと、

いつでも
【市場そのもののリターン】程度は
期待できるわけです・・。


アクティブファンドではまた、
○ 大きな「資金流入」
○ 大きな「資金流出」によって、

投資の基本方針が乱されたりする
可能性もあります。

たとえ、
そのようなことが起こっても、
私たちファンド保有者には、

【事前に・それを予測することが・難しく】また、
【事前に・知らされることも・ない】わけです。

投資信託の品質を保つって、
意外と難しいものなのです・・。

似顔絵




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