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2015年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年08月

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投資信託は倒産リスクが隔離される稀有な金融商品です


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ご存じの方も多いと思いますが、

シティバンク銀行は
11月1日をもって、
SMBC信託銀行に事業譲渡されます。

仮にあなたが
シティバンクで投資信託を買っているとしましょう。

「ワタシが持っているファンド、
どうなるんだろう?」と、

ちょっと不安に思われるかもしれません。


でも、
「安心」してください。

シティバンクサイト上の
FAQのページ】を見ると、

商品ラインアップは変わるのか。
統合に伴い、
主な商品ラインアップを変更する予定はございません。

投資信託口座は継続されるのか。取引は引続き可能か。
統合後も変更はございません。
投資信託口座は承継され、従来通りお取引いただけます。


と、ちゃんと書いてありますよ。


それに、です。

あなたがシティバンクを通じて
投資信託を買っていたとしても、

別に、

○ シティバンクが
○ あなたの投資信託を
○ 保管している
○ わけではありません。

(伝わっていますか?)


⇒ シティバンクという『販売会社』は、
投資信託を売っている
「小売店」に過ぎません・・。

また、
(今回は事業譲渡ですが、)

仮に、シティバンクが
倒産するようなことになったら、
どうなのでしょうか・・?

その際も、
当然、
あなたの『ファンド資産』は守られます。

なぜなら、

○ 販売会社が
投資信託(ファンド資産)を
管理しているわけではないからです。


つまり?

つまり、
あなたの資産と、
販売会社の倒産リスクは
ちゃんと「隔離」されていますよ、
ということ。

(ここ、とっても重要!)


あまり思い出したくない方が
いるかもしれませんが、

たとえば、JAL、武富士、
エルピーダメモリ、インデックスなどの
個別株式』を保有していた人は、

個別株を発行している
企業の【倒産リスク】をもろに被りました・・。


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あるいは、
会社が発行する債券(社債)に
投資を行っていた人はどうでしょう・・。

2001年当時、
当オフィスのお客様に
【マイカルの社債】を保有していた方が
おられたのですが、


―マイカルは
2001年に民事再生法を申請、

その後、
個人の債権者に対しては

額面の30%を上限に
弁済が行われることとなりました。
(つまりは? ⇒ 7割の損失です(-_-;) ―


この方も、
社債を発行している
企業の【倒産リスク】を
被ったことになります・・。

※ 個別株も、社債も
「ひとつの銘柄」なのですね。
投資信託はたくさんの銘柄を詰め込んだ、
「パッケージ商品」です・・。


あっ、それに、
個人年金保険という名の、
「生命保険商品」もありますね。

―「ヤマモトさま。
ヤマモトさまが60歳になるまでの31年間、
毎月2万円の保険料をお支払いいただければ、

ヤマモトさまが60歳から80歳になるまで、
毎年50万円の年金を支給いたします」―

なんて言われたら、

「えっ、ちょっと良さそう!」
と思ってしまいますよね。

でも、ご注意、ご注意・・。


個人年金保険など
貯蓄性の高い保険商品は、
生命保険会社の【倒産】によって、

支払われるはずの年金額が
削減される可能性が「大」です・・。


実際、
1990年代末から2001 年にかけて、

東邦生命、第百生命、大正生命、
千代田生命、協栄生命など、
多くの生命保険会社が
破たん】しましたが、


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たとえば協栄生命で
個人年金保険に入っていた
当オフィスのお客様は、

年金額の『4割程度』が
削られることとなりました・・(-_-;)

つまり、
保険商品を販売している
企業の【倒産リスク】を被ったわけです。


わたしが個人的に、
保険商品って、
酷いなと思ったのは、

早期解約控除】
設定されていたことです・・。


もしも、ですよ、
あなたが契約している
保険会社が【破たん】してしまったら、

すぐにでも解約して、
資金を引き上げたいと思うじゃないですか。


でも、
弊所のお客様が保有していた
協栄生命の『個人年金保険』では、

破たん後、
一定期間内に【解約する】と、
解約返戻金が
(余計に)削減されてしまうという内容・・。

それが【早期解約控除】。


そもそも、
貯蓄性の保険商品は
保険会社との
【超長期の契約】であるため、

下手をすると
契約をした保険会社の【倒産リスク】を、
20年、30年、40年先まで、

ずっとずっと、
背中に負い続けないといけないわけです。



上記のいくつかの例に比べて、
投資信託は、
ちょっと変わった『金融商品』と云えるでしょう。


なぜなら、
★ 販売会社、運用会社、受託会社とも、
ファンド資産を【直接・保有しません】から・・。

??

なぜ、誰も『ファンド資産』を
直接・保有しないかといいますと、

それは、
倒産リスクを【隔離】するためなのです!


シンプルに考えてください・・。

あなたが、どこで、
どんな金融商品を保有しようが、

その金融商品の
『供給元』が潰れてしまい、

(そのせいで)
あなたの資産が大きく毀損するのは、
まさに【最悪の事態】であり、
とってもイヤなことですよね・・。



⇒ 資産運用で考えられる
およそ『最悪の事態』が、

【倒産リスク】が
現実化してしまうことなのです。


投資信託という金融ツールは、
この【倒産リスク】をなくすために、

一種独特の【しくみ】(スキーム)を
採用しています。

それが、
(委託会社)委託 → ファンド資産 → 受託(信託銀行)
という【しくみ】。

なぜ、運用会社のことを
「委託会社」と呼ぶかというと、

(運用会社)委託 → 【ファンド資産】 → 受託(信託銀行)
というように、

運用会社が、
ファンド資産】を
信託銀行に「委託」しているからです。


信託銀行って、
ファンド資産を「受託」しているので、
【受託会社】と云うのですよ・・。


そう、もうお気づきですね。
上記の【仕組みそのものを】
信託 と呼ぶのです!

(だから投資・信託)

★ つまり
ココ、たいへん重要なのですが、

投資信託とは単なる
「パッケージ商品」ではなく、
【信託のしくみを内包したパッケージ商品】なのです・・。

似顔絵




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| 投資信託をディープに理解する | 11:30 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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「i-mizuho インデックスシリーズ」は最初からボタンの掛け違いだった?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

それがどんなものであれ、
商品・サービスがこの世に広まるためには、

【商品力】×【販売力】×【同時代性】
必要だと思います。

「i-mizuho インデックスシリーズ」は
商品力そのものは
ポテンシャル(潜在可能性)があったにも関わらず、

【どこで】売っていくかという
「販売場所」を、
間違ってしまったのだと思います。

(※ 同時代性はもちろんアリ、です)


【どこで】売っていくのかを間違うと、

○ どのように売るのか、
○ 誰に向けて売るのかという
「大切なポイント」も
外してしまうことになります・・。


たとえば、
A子さんとB子さんが ←(昭和の喩えでスミマセン)

どちらも投資信託という商品を
持っているとしましょう・・。
(それ自体はまあ、微笑ましいことです)

しかし、
ふたりは【まったく違う景色】を
見ているのかもしれません。



たとえば、
A子さんは大和証券

「4階建ての投信」と悪評高い
日本株アルファ・カルテット』(毎月分配型)
を買っていて、

「分配金が毎月300円も出るんだよ!」
と喜んでいます。


一方、B子さんは楽天証券
eMAXISのインデックスファンド・シリーズ」を
いくつか買っています。

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残念ながら、
ふたりの投資に対する『基本姿勢』は、
ほとんど重なっていないのです・・。



(商品提供側から見ると)
どこで】売るかを決めることは、
その商品のコンセプトを
半ば決定するくらい重要なことです。

(【どこで】、の向こうには、
【誰が】、が待っていますからね・・)


「i-mizuho インデックスシリーズ」の
運用会社であるブラックロックのブランド

特にETF運用会社としてのブランドを
重視すれば、

みずほ銀行、みずほ証券のみで販売する、
というのは、
最初から大いなる
ボタンの掛け違いだったと言わざるを得ません。


(いっそ外資系運用会社として
しがらみが少ないという利点を生かし、
最初から【直販】するという手もありだったのでは?)


先ほど、
【商品力】×【販売力】×【同時代性】を挙げましたが、

(実は)
インデックスファンドという商品は
『商品力』のみで、他の競争相手と
差別化するのがなかなか難しいのです。

(特に、商品の【特性・機能】という点において)


なぜなら、
「外国株式インデックスe」も、
「野村インデックスファンド・外国株式」も、

どんなに個性豊かな衣をまとっても、
MSCIコクサイ指数との連動を目指すという、
機能は同じなわけです。


(ですよね?)

ですからインデックスファンドの場合、
(他の商品より)余計に【販売力】、

つまり、
どこで売るのか? どんなふうに売るのか?
が重要になってくるのです・・。

そのためには、
商品の【コンセプト】を
これでもか、
これでもか、というくらい固めることが大切。


(※ そういった意味で、
インデックスファンドの個性化に
もっとも成功している例が、
三菱UFJ国際投信のeMAXISシリーズでしょう)


(話は急に変わりますが、)
当オフィスのお客様の90%以上
ネット証券、あるいは
投信会社に直接口座を持っておられる方々です。

ほとんどの方は、
有店舗の大手金融機関を
投資のメインの窓口として選択していません。


この事実はけっこう重要で、
現実問題として、
投資信託の販売現場は、
大きく【二極化】してしまっているのです。

ざっくり言ってしまえば、

1.自分に不利にならないよう、
自身でファンドを選ぶ。

どこで?
【ネット証券】で。

2.自分に不利になることを感じず、
金融機関の人にファンドを選んでもらう。

どこで?
【有店舗の金融機関】で。

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この仕事を15年間続けてきて思うのは、
こと投資の窓口としては、

「有店舗の大手金融機関」から、
「ネット証券」へと、
投資家のシフトが続いているということです。

上記のシフトは
単純に【年齢】でカテゴライズできません。

30代の人でも安易に
給与口座がある銀行に行って、
そこで投資信託を買っている人もいますし、

70代の人でも
ネット証券を使いこなしている人が
たくさんいらっしゃいます。


要は、
自分に不利にならないよう、
自身で金融商品を選ぶ。

つまり、
自分で自分の投資スタイルを決定する

という、自立した考えを持つ方が
増えてきているのでしょう。

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この【大きな流れ】を変えることは
誰にも出来ません・・。


「i-mizuho インデックスシリーズ」は
カブドットコム証券での販売を開始するようですが、
(詳細はコチラ
これって「時すでに遅し」だと思います。

なぜなら、
(それがどんなたぐいの商品であれ)
商品の個性を塗り替えるのは、
そんなに簡単なことではないからです・・。

似顔絵




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| インデックス投資全般 | 18:03 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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8月13日(木)23日(日)大阪にて【夏の☆出張コンサルティング】を実施いたします


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

毎年恒例なのですが、
お盆に帰省するのを利用させていただき、

大阪にて
【夏の☆出張コンサルティング】を
実施させていただきます。

<この機会に資産運用のモヤモヤを解消させたい! >
  という方は、どうぞご利用くださいませ。

すべての枠でご予約を頂戴いたしました。誠にありがとうございます。

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~ あなたが求めているものは何でしょうか? ~

○ インデックス・ファンド、ETFの選び方

○ ポートフォリオの組み方を教えてほしい

○ NISA口座ってどうなの?
○ 確定拠出年金はどう利用すればいいの?

○ ダメな投資信託、金融商品の見分け方

○ どの金融機関を窓口にすればいい?

○ 今の運用のやり方を改めたい・・。

具体的には、今、保有している投資信託、
個別株、保険商品を整理して、
シンプルなポートフォリオを作りたい!


● コンサルティング【8月13日 対応可能時間】

  A枠 11時00分 ~ 12時00分(ご予約済み)    
  B枠 13時00分 ~ 14時30分(ご予約済み)
  C枠 15時00分 ~ 16時00分(ご予約済み)
  D枠 16時30分 ~ 18時00分(ご予約済み)
 
● コンサルティング【8月23日 対応可能時間】

  A枠 10時00分 ~ 11時30分(ご予約済み)    
  B枠 12時30分 ~ 13時30分(ご予約済み)
  C枠 14時00分 ~ 15時30分(ご予約済み)  
  D枠 16時00分 ~ 17時30分(ご予約済み)

 【追記 07.25】
 
8月22日(土)にも「ご相談枠」を設けました。
  

A枠 16時30分 ~ 18時00分(ご予約済み)


● 場所 大阪・梅田
  【ホテル阪急インターナショナル】2F
   ティーラウンジ「パルテール

  コンサルティングご希望の方は、
  【こちら】からお申込みくださいませ。

  (お電話でもお申込みを受け付けております。
     TEL 03-6435-0078)


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| コンサルティングのお知らせ | 13:42 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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無リスク資産とリスク資産の比率について


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしはこう見えても慎重派で、
物事を始めるときに、
けっこう『悪いこと』を考えます。

『おーい。
こんなに悪いことが起こっても、きみ大丈夫?』


みたいに・・。


資産運用においては、
悪いことの起こり方は、
(残念ながら)コントロールできませんね。

それに、
もし悪いことが(実際)起こると、
人は普段の3倍くらい慌ててしまうもの・・(-_-;)。


こう、
なんと云いますか、

あなたが内包する【感情リスク】が
火山のように爆発しないよう、

(悪いことに対しては)
なにがしかの『工夫』をしておく必要があります。


そのひとつが、
『無リスク資産』と『リスク資産』の
比率を決めておくことだと思います。

より正確にいうと、

「投資に回すお金」と
「投資に回さないお金」の
割合決定作業】ですね。

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まずは【ひとつ目】の
例をご覧ください。

○ 生活防衛資金
○ それ以外はすべて投資に回す


んー、
もちろん、アリだとは思いますよ。


上記については、

「カンさん。
ワタシは毎月の支出の2年分を
生活防衛資金に充てているから、

投資に回す部分
(=ポートフォリオ)には、

別に無リスク資産(安全資産)は
入れなくてもいいですよね?」


と聞かれることがあります。

(あなたはどう思いますか?)


わたしは、

ポートフォリオにも、
無リスク資産(安全資産)を
入れておくべきだと思います。


なぜなら、

ポートフォリオの
無リスク資産(安全資産)とは、
リ・バランスの、原資でもあるからです。

(つまり、売ったり買ったり、
使う用事がある。)


一方、生活防衛資金とは、
トータル資産の中でも
特殊な存在』であり、

普段はないもの。
まったく意識していないもの。として、
認識すべきでしょう。


ふたつ目】の例

○ 生活防衛資金(支出1年分)

○ 無リスク資産(500万円)
○ それ以外はすべてポートフォリオ


(生活防衛資金については、
前述した通りですね)

上記の「無リスク資産」とは、
文字通り、
投資に回さない安全資産です。


あっ、また、
さっきと同じ【質問】が・・。

「カンさん。ワタシは
投資に回さないお金500万円が
あるから、

投資に回す部分
(=ポートフォリオ)には、

別に無リスク資産(安全資産)は
入れなくてもいいですよね?」



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んー、もちろん、
ひとつの考え方として
(これは)アリだと思います。


しかし、
真の問題は、

投資に回さないお金500万円の増え方と、
ポートフォリオそのものの
増え方の『違い』でしょう。


??


私たちは投資を行う際、
ふたつのポケット』を持っています。

○ 毎月の収支からの投資
○ まとまったお金からの投資


仮に、
毎月6万円のお金が残っている山田さんが、

毎月の収支からの投資は
まったく行わないとすると、

上記の例で云えば、

投資に回さないお金500万円は
どんどん増えていくわけです・・。


その増え方に比べて、
投資に回すお金(ポートフォリオ)の
増え方が小さければ、

(トータルで見て、)

無リスク資産の割合が
(リスク資産と比して)
少しずつ高くなっていくわけですね。

※ ここでは、
ポートフォリオに
無リスク資産(安全資産)を入れていない、
という前提です。


逆に、
毎月6万円のお金が残っている山田さんが、
毎月6万円すべてを投資に回していると

投資に回さないお金500万円は
変わらず、

ポートフォリオの部分のみが増えていって、
その結果、

無リスク資産の割合が
(リスク資産と比して)
少しずつ小さくなっていきます。

上記はまさしく、
あなたが背中に背負うリスク量が違ってくる、
ということです。


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つまり、
無リスク資産があるよ。

で、ポートフォリオは
リスク資産のみでいいのかな?

の【答え】は、
毎月ベースのお金をどうするかに
かかっている、と云えるのです。


わたしはコンサルティングの中で、
基本的に、

1.無リスク資産、
すなわち、
投資に回さないお金を持つ。

さらに、
2.投資に回すお金(ポートフォリオ)の中でも
無リスク資産(安全資産)を持つ。


という【アドバイス】を行っています。


 ★ なぜなら私たちは、
『いくら儲けた、いくら損した』
という感覚を、

投資を行っている資金の中で
持つ傾向があるためです。


仮に、
安全資産を30%組み入れている
ポートフォリオで、

2018年、暴落が起こってしまい、
その資産価値が37%減ってしまったとしましょう・・。

しかし、
あなたには、

投資に回していない『無リスク資産』があり、
また、『生活防衛資金』があります。


この【存在感】って、

暴落が起こったあとに、
まるで普段は忘れかけている、
目立たないクラスメートのことを想い出すように、
ひしひしと蘇ってくるものなのです。

「ああ、そうだ。このお金もあったんだ・・。」
みたいに。


お金の管理の『基本形』としては、

○ 生活防衛資金
○ 無リスク資産

○ それ以外はすべてポートフォリオ
 (ただし、無リスク資産も組み入れる)


をお勧めします。


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上記の、
○ 無リスク資産 と
○ ポートフォリオの【割合】
が、

たとえば、
40:60 とすると、

毎月の収支の中で、

○ 貯蓄する(無リスク資産)
○ 投資する(ポートフォリオ)

の【割合】も、
40:60 とするべきでしょう。

(ココ、重要!)


そうすることではじめて、
中長期的に、

トータル資産の中で、

○ 無リスク資産 と
○ ポートフォリオ の【割合】が、
40:60 に保たれるわけですから・・。



また、
投資という長丁場のマラソンの中で、

あなたがより重め
リスクを背負う気持ちになれば、

その時は、
毎月の収支の中で、

○ 貯蓄する(無リスク資産)
○ 投資する(ポートフォリオ)
の【割合】を、

たとえば
30:70 とし、

まとまった資産の中でも、

○ 無リスク資産
○ ポートフォリオの【割合】を、
30:70 としていけばよいのです・・。

似顔絵




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| ポートフォリオ運用 | 13:00 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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8月12日(水)名古屋にて【夏の☆出張コンサルティング】を実施いたします


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

毎年恒例なのですが、
お盆に帰省するのを利用させていただき、

名古屋にて
【夏の☆出張コンサルティング】を
実施させていただきます。

<この機会に資産運用のモヤモヤを解消させたい! >
  という方は、どうぞご利用くださいませ。

すべての枠でご予約を頂戴いたしました。誠にありがとうございます。

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~ あなたが求めているものは何でしょうか? ~

○ インデックス・ファンド、ETFの選び方

○ ポートフォリオの組み方を教えてほしい

○ NISA口座ってどうなの?
○ 確定拠出年金はどう利用すればいいの?

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○ どの金融機関を窓口にすればいい?

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具体的には、今、保有している投資信託、
個別株、保険商品を整理して、
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  A枠 11時00分 ~ 12時30分(ご予約済み)    
  B枠 13時00分 ~ 14時30分(ご予約済み)
  C枠 15時00分 ~ 16時30分(ご予約済み)
  D枠 17時00分 ~ 18時30分(ご予約済み)
 

  ● 場所 名古屋駅前
    名古屋マリオットアソシアホテル    
   15F ロビーラウンジ 「シーナリー

  コンサルティングご希望の方は、
  【こちら】からお申込みくださいませ。

  (お電話でもお申込みを受け付けております。
     TEL 03-6435-0078)




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お子さんやお孫さんのことを思うなら、『暦年贈与』がお勧めです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

資産を遺す、資産を分けるという点で、
主導権】を握っているのは
(もちろん)
親御さんのほうです。

弊所のコンサルティングの中で
ときどき、

「カンさん、
お金ってたくさん残したほうがいいのですか?」
という質問を受けますが、

たくさん残さないほうがよいと思いますよ。


ご自分の
これからの生活を楽しむことを
優先させてください。

(結果、)もし、お金が残れば、
それは次の世代が引き継げばよいのです。


たくさんお金を残したからといって、
お子さん、お孫さんが
幸せになるとは限りません。

(逆に「」になってしまう可能性もアリ・・)

たとえば、
子どもさんから、

お金のこと、
資産のことについて何か聞かれたら、

「ウチは資産なんてホントないのよ。
あなたたちは、あなたたちでやっていって!」

と言ってください。
それがお子さんのためです。

これって、
資産を遺す立場にある人の
立派な【スタイル】だと思います。


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とはいっても、
お子さん、お孫さんが壮年期を迎える
これから20年、30年後の世の中を想像すると、

【何かしてあげないと。】
と思ってしまうのも親心ではないでしょうか・・。


次は、
お子さんの立場からですよ!

子どもの立場から
「相続」という名の
資産の引き継ぎを俯瞰すると、

その種の資産って、
当然ですが、

フロー型ではなく、
【ストック型】になってしまいます。

また、
資産の引き継ぎは多くの場合、
50代、(もしかすると)60代になります・・。


【お金が有意義に使われる。】
という意味では、

○【フロー型】で、
○ お子さんが【働き盛りのとき】の

『資産の引き継ぎ』が
あってしかるべきでは・・。

ズバリ、
暦年贈与】がそれにあたると思います。


そうです、
毎年、

贈与税がかからない範囲で、
贈与を行っていく行為です。


非課税(年間110万円まで)の枠内で、
毎年、資産の移転を続けていけば、
けっこうなボリュームとなります。

この【暦年贈与】、
わたしは、

○ 資産を引き継がせる人、
○ 資産を引き継ぐ人、

双方に『メリット』があると思います。


まず、親御さんにとって
暦年贈与】は、

タイムラグなしに、
確実に相続財産を減らせますね。

一方、
子どもの立場から言いますと、

毎年【フロー】
資金が入ってくることになります・・。


「そんなお金、今もらってもなあ。」
と思われる人がいたら、

⇒ 贈与されるお金を
積立て投資】に回すのも一案でしょう。

(そうすれば、
最初から『ないお金』と思いやすいですね)


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ただし、【暦年贈与】では、

○ 振込みをして、きちんと記録を残す。
○ 贈与を受ける側が 通帳、印鑑等をきちんと管理する。

○ 振り込む金額、時期をずっと同じにしない。
(金額も変え、時期も変えたほうがよい。
念のため、贈与額を111万円とする年も作って、
申告をしていく)などの注意が必要です・・。


もちろん、ここでも、
決定権者は、
【資産を渡す人】(親御さん)なのですよ・・。

あっ、それから、
わたしは

教育資金の『一括贈与』、
結婚・子育て資金の
『一括贈与』などには、
反対】の意見を持っています。

理由はシンプルで、

一度】に渡してしまうと、
感謝の気持ちが続かないから・・。
 ココ、↑ 重要。


だいたい、
一括贈与の特例の場合、

もし、期限内に
【使い切れなかったら】、
その分については、
贈与税が課せられてしまいます。


また、
(たとえば)
あなたはお孫さんに
喜んでほしいと思っていたのに、

お孫さんはまだ小さく、
具体的な状況を分かっておらず、

喜んだのは息子さんだけ。娘さんだけ。
ということが起こり得ます・・。

ポイントは、
できるだけ『回数』を分けて、
長く継続させる、という点ではないでしょうか。


【暦年贈与】を行い、
お子さん、お孫さんの成長と共に、
何度も【感謝】される・・、

(そして、『主導権』をしっかり握り続ける)

そんな、
【お金の渡し方】のほうがよいと思いませんか?


誤解を恐れずに言いましょう・・。

⇒【資産を渡す側】が、
「お金」というものを触媒として、

子どもさん、お孫さんに、
「ちゃんと私たちとコミュニケーション取りなさいよ!」と、
一段上のところから、

諭してあげるくらいが
ちょうどよいとわたしは思います・・。


最後に・・、
『本質論』に戻りますが、

○ 引き継がせる資産があること。
あるいは、
○ 引き継ぐ資産があること。

両方とも、
とっても『幸せなこと』です。

どうか、
この【初心の気持ち】を忘れずに・・。

似顔絵




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