3つのお願いを聞いてください(『チャイナ・ショック』を目の当たりにして)
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
連日の株式市場の下げ方は、
文字通り『暴落』と呼ぶにふさわしいものです。
あなたが本当に
長期投資を続けたいのであれば、
これまでと、
これからの、
日経平均、ダウ平均、上海総合指数の
【下げ幅】を紙に書いて、
それを保存しておくことをお勧めします。
(教訓として!)
今回の暴落は
『チャイナ・ショック』と
呼ばれるかもしれませんが、
まず、あなたに
『ひとつ目のお願い』があります。
次の積み立て(自動引き落とし)を
決してお休みしないようにしましょう。
「えーっ、なんだなんだこれ!!
ちょっとこの先どうなるか分かんないな。
少し様子を見ておこう。
ほんの1ヶ月か2か月、
積み立てはお休みね。」
と、思いたいお気持ちは
痛いほど分かるのですが、
決して積み立てはお休みしないように・・。
これからマーケットは何ヶ月にもわたって
さらに下がるかもしれませんが、
(もちろん、不安になるのも重々承知ですが)、
積み立てって
一度お休みすると、
また元に戻す(再開する)のが
とってもタイヘンなのです。
また、一度お休みすると、
(なんと云うか)クセになってしまいます。
想像してください・・、
どんどんどんどん投資対象のファンドが
下がると、
(同じ1万円の積み立てでも)
どんどんどんどん買える『口数』が
増えていきます。
イメージでいうところ、
5年、10年後に向けて、
口数の貯金をしているようなものです。
(投資信託の価値は、
価格×口数なのですよ。)
ところで、
このような暴落があると分かるのですが、
マーケットとは冷徹かつ、
過剰な生き物です。
市場は
上がるときは上がりすぎ、
下がるときは下がり過ぎます。
はっきり言って、
理路整然とした
客観的な反応を
市場に求めるのはムリなのです。
(特に短期では!)

あなたにもわたしにも
市場のアップダウンは
コントロール出来ません。
しかし、
あなたの市場に対する
『姿勢・態度』は
あなたがコントロールできるはず・・。
わたしは2008年の10月に
こんなブログ記事を書いています。
しばらく様子見だ。
フム。
そうですか・・。
気持ちは分かります。
イヤですよね、
こんな時期ですから。
でも、
長い目でみると
リスクを取ってコツコツ投資を行ってきた人は、
報われているのですよ。
「いやいやカンさん。
今の状況じゃどうにもならないでしょ。
この先、どんな悪いことが起こるか分からないし・・」
なるほど。
それもそうです。
「状況が落ち着いてからでないと、
投資は実行できないですよ」
フム、なるほど。
投資を、するか、しないか。
今、するのか、それとも11月に?
あるいは
2009年になってからするのか・・?
このような下落を経験すると、
わたしたちは
投資を行うことを躊躇してしまいます。
今がよい状況か、あるいは
わるい状況下ということを気にせず、
投資という行いを
日常生活の中に組み込んでしまうには、
いったいどうすればよいのでしょうか?
答えはカンタンです。
【積立て投資】というしくみを作って、
その中に、投資という行為を
はめ込んでしまえばよいのです。
(引用、終わり)
さてさて、
『ふたつ目のお願い』は、
今回の「チャイナ・ショック」を機に、
ポートフォリオの中で、
「安全資産」を保有することを
ぜひぜひ検討していただきたいということです。
詳しくは、こちらの記事をどうぞ。
『無リスク資産とリスク資産の比率について』
(わたしは生活防衛資金持ってます。
ポートフォリオ以外で
無リスクの資産も持っているよ、という方も
一度、上記を読んでみて欲しいのです)
そして『三つ目のお願い。』
市場の独立性、独自性を尊ぶ。
そんな気持ちを持って欲しいのです。
市場は、
誰からも束縛されません。
国家すら、
市場はコントロールし切れません。
(もちろん大統領にも、国家主席にも!)
そこには
明らかに【独立性】が存在します。
(これってスゴイことだと思いませんか?)
何ものにも慈悲せず、
偏見がなく、
縁故もなく、
ただ、
人間の総意として、
日々、その価値を刻印する。
その市場の潔さに
ちょっとした畏怖の気持ちを抱きながら、
わたしは
自分の積立て金額を『増額設定』しました。
下がったときに金額を増やして
積立て投資を行うことを試してみたいと思います。

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