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バランスファンドの『混ぜご飯』 その1)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

確定拠出年金法の改正法案が可決成立し、
2017年1月から、
個人型DCの裾野が一挙に広がります。

これはいったい何を意味するのでしょうか?

ハイ、
『あなたの【つみたて窓口】が複数化する。』
ということですよ。

極端な例ですが、
会社員の人の中には、

A 通常つみたて(自分で行うつみたて投資)
B 企業型DC
C 個人型DC
 というふうに、

【つみたての窓口】が、
3つになることもあり得るわけです。


(さあ、突然ですが、
食事の話題』に移りましょう・・)

あなたは今、
A、B、C、3つの『窓口』で、

それぞれ【おかず】を物色しています。
どれも美味しそうですよ・・。


bounenkai003.jpg


具体的には、

 プチトマト
ローストビーフ
カツオのたたき

 焼き椎茸
豆腐と鶏ひき肉のハンバーグ
わかめのお浸し

 春巻き
豚肉とセロリの炒め物
えんどう生ハム巻き
ズッキーニのオーブンオムレツ


それぞれ、野菜系もあれば
肉系の【おかず】もありますが、

これだけの【おかず】を
目の前にすると、
(また、実際に食べようとすると)

トータルで見て、
いったいどんな栄養を、
どれくらい摂るのかが

ちょっと分からなくなってしまうかも・・。


つまり?

つまり、
あなたの投資においても、

⇒【複数の窓口】で、
たくさんの
『単品の投資信託』を選んでいくと、

トータルで見て、
いったいどの「投資対象」を
どのくらいの「割合」で持つのか


その把握と、
『リ・バランス』という名の管理作業が、

(頭の中がグルグルになってしまい)、
出来なくなってしまう可能性があります。


・・これって、
良くないことですね。

以下は、
あくまでひとつの【考え方】ですが、

 通常つみたて(自分で行うつみたて投資)
 企業型DC
 個人型DC 

の『窓口』で、

それぞれ、

A バランスファンド
B バランスファンド
C バランスファンド


という形で投資信託を保有してしまう、
というのもアリではないでしょうか?

balanced-mutual-fund.jpg

あっ、
たとえふたつの窓口、

A バランスファンド
B バランスファンド


であっても理屈は同じですよ。


もちろん『理想形』は、

複数の窓口で、
「まったく同じバランスファンド」を
複数持つ。ですが、


【確定拠出年金の商品ラインナップ】って、
限られていますよね・・。

ここは現実的に、

Aでは、
「○○バランスファンド」

Bでは、
「△△バランスファンド」
というように、

複数のバランスファンドの
『組み合わせ』でも良いのではないかと思います。



ちょっと「具体例」を挙げてみましょう。
(あっ、とりあえず窓口は2つにしますね。)

たとえば
あなたが公務員で、

2017年から『個人型DC』に加入し、
その拠出限度額が 1.2万円/月 とします。

あなたは
SBI証券「個人型DC・商品ラインナップ」を
見て、そこから運用管理費用が低い
バランスファンド、

DCインデックスバランス(株式60)』を
選ぶことにしました。

当該ファンドの中身、
つまり『基本アセット比率』は、

国内株式45%
国内債券25%
外国株式15%
外国債券10%
短期資産5%


となっています。


ところで、
個人型DCと併せ、

あなたがトータルで
毎月のつみたて投資に
充てられるお金は5万円です。

したがって、
『通常つみたて』は
3.8万円/月 になりますね。

あなたは、
カブドットコム証券で
世界経済インデックスファンド』を
積み立てることにしました。


当該ファンドの
『基本アセット比率』は、

国内株式  5%
国内債券  5%
外国株式  27.5%
外国債券  27.5%
新興国債券 17.5%
新興国株式 17.5%


となっています。

ということで・・・、

A 通常つみたて と、
B 個人型DC の、

毎月の積み立て金額の
【比率】は


A DCインデックスバランス(株式60)24%
B 世界経済インデックスファンド 76%


となり、

A + B の、
トータルの「アセット比率」は

おおよそ、

国内株式  14.6%
国内債券  9.8%
外国株式  24.5%
外国債券  23.3%
新興国株式 13.3%
新興国債券 13.3%
短期資産  1.2%


となります。

(伝わっていますね?)

(※注 世界経済インデックスファンドの
基本アセット比率は日本・先進国・
新興国のGDP比率に基づくため、
経年によりその比率は変遷します。
ただし、株式:債券= 50:50は変わりません)


つまり、
〇 複数のバランスファンドを組み合わせる。
〇 トータルの「アセット比率」を
  定期的にチェックする。

という【資産管理法】も、
立派に存在するわけです。

(『リ・バランス』も要りませんし・・)

ただし、
A、Bそれぞれの
つみたて金額が変わると、

トータルの【アセット比率】も
変動することに留意しましょう。

また、そもそも
トータルの【アセット比率】が、

あなたのリスク許容度、
投資嗜好に合致しているかどうかを、
よーく吟味する必要がありますよ・・。

◆ 参照記事
個人型DC(確定拠出年金)が日本語になる日・・】

(上記記事では、
eMAXIS バランス(8資産均等型)+
SBI資産設計オープン(資産成長型)の
シミュレーションをしています・・)

似顔絵




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| バランスファンド | 18:56 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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世界の投資信託残高は、この30年で(ナント)28倍に! その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
(もうすぐ6月ですね!)

日本証券経済研究所の
杉田浩治さんが書かれたレポート、

世界の投資信託30 年の変化と今後の課題』(PDF)
(平成28 年5 月12 日)
の続きですよ。 その1)はコチラから。

同レポートの見どころは、
なんといっても
『4.今後の課題』です。


「①(投資環境の変化の中で)
如何に運用リターンを確保していくか」
のところで
同レポートは、

株式、債券のリターンが
世界的に低下している点について、
冷静に分析しています。

〇 米国株式
1999 年までの14 年間で596%上昇。

2000~2015 年(16 年間)では、
49%のみ上昇。

ということは、
投資信託そのものも・・?

はい、そうです。

〇 世界の投資信託
残高成長率


1985~1999 年までは
1,389%の成長。(←スゴイですね)

それが
1999~2015 年では、
成長率が194%に鈍化・・。


つまり、
私たち投資家も、

またツールである
投資信託そのものも、

『今後、どうやって
満足のいくリターンを上げていくのか。』
という、
重たい課題】を抱えているわけです。


そんな中、
投資信託、そして
運用業界に求められるのは、

リターン以外の『付加価値の提供』
であると杉田さんは述べています。

具体的には、
『退職後の資産運用・取崩しサービス』
に注目されています。

これって(当然といえば)当然ですね。

世界的に高齢化が進行し、
かつ、私たちヒトの寿命が
延びているわけですから・・。


Retirement-Saving.jpg


あなたもわたしも、
いずれは実践することになる、

【運用は続けながら、
定期的に資金を取り崩していく。】


これって、(まさに)
21世紀的なスキルだと思います。

クルマにたとえると、
アクセルを踏みながら、
定期的にスピードを緩めることですから、

よほど長期的な視野に立って
ルール付け』を行わないと、
目的地まで辿り着けません。


以下、
レポートから引用してみましょう・・。

資産取崩しは、
資産形成よりずっと難しい。

なぜなら、退職時の資産総額、
退職後の収入見通し、リスク許容度、

子供に遺産を残すかなどが
個人によって大きく異なるため、

汎用性のある取崩し公式を
見出しづらいからである。

そして何より
「あと何年生きるか分からない」
という問題がある。


なるほど・・・。


ファイナンシャルプランナー的に見ると、

『資産形成』の段階では、
ある程度汎用性のある【ルール付け】で、
運用全般が語れると思います。

しかし、
『運用を続ける 兼 取り崩し』の過程では、

お客様の個別性に留意した
独自のルール】を作り、
それを実践していく必要があると考えます。

また、
杉田さんからは
こんな『提言』も飛び出しています。

投資家のために望ましい
究極の理想像は、

「世界中の人々が、世界中のファンドを、
世界中の業者から
自由に購入できるようになること」であろう。


こういう夢のある話、好きです(^^)
(注:太字はカンによるもの。)

上記、あなたはどう思われますか?
「それって到底出来ないでしょ。」
と思ってしまっていませんか?

たとえば、
世界通貨が出来る、
ファンドを包括的に管理する
国際機関ができる、みたいに、

インフラ状況が一変すれば、
やってやれないことはないはず・・。

(と云いますか、
100年後の人から言わせれば、

「えー、昔は国ごとで
買える投資信託が違っていたんだ!」

というセリフになるのでしょうね・・)


ABC_header-global-opportunies.jpg


また、どの地域を対象にした『ファンド』なのか、
という点では、

(100年、200年後には)、
たとえば、
火星進出企業ファンド』みたいなものも
組成されているはずです。

(投資信託が存在している限り・・)


最後に、
レポートの注釈のひとつとして、
フィナンシャルタイムズ紙の記事が
紹介されています。

(以下、引用します)

16 年1 月21 日付
英フィナンシャルタイムズ紙は
BIG READ 欄において、

”Search for a super-algo”と題する
Robert Wigglesworth 氏の
署名入り1 面記事を掲載し、

その中で「運用担当者のだれも
コンピューターに勝てない時代が来る」、

「AI は、人間が絶対に見抜けない
パターンを探し出す助けになる。
それがとてつもない優位性をもたらす」

(16 年2 月29 日付の
同紙特別日本版における翻訳)といった
論調を展開している。


ほぉー・・、すごいですね。

ほんとうにいつか、
AIが
ファンドマネージャーとなって、

(人が到底気付かないような)
超過リターンの源を探り当て、
それを継続できるような
『技術革新』が起こるのでしょうか?

(頑張って長生きしようかな・・)

世界の投資信託30 年の変化と今後の課題』(PDF)
(平成28 年5 月12 日)

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| 投資信託をディープに理解する | 18:23 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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保険満期+入金+銀行から電話( ← 検索ワードです)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしは2000年に
FPオフィスを開いてから、
すでに4回ホームページを作り変えています。

(ほんとうは5回目のリニューアルに
かからないといけないのですが、
実務に忙殺され・・・・・。←ただの言い訳です(汗)

ホームページは生き物ですから、
常に改良、更新、実験的試みが
必要だと感じています。


また、
ホームページに今、
何が求められているかを知るために、
「検索ワード」を分析することは必須でしょう。

ん?
「検索ワード」っていったい何?

それは目に見えない
潜在のお客様の、

心の中の「モヤモヤとした思い」や、
「願望」「お悩み」
「ちょっとした夢想?」の
具体像なのです。

(弊所ホームページの
ちょっとユニークな検索ワードについては
コチラからどうぞ。)


たとえば、こんな検索ワード。

(あなた自身が
グーグルで打ち込んでいると
想像してみてくださいね・・、)

【保険満期 入金 銀行から電話】


・・すごく分かりやすいですね。

入力している人の「戸惑い」が、
透けて見えるようです・・。

この人は
上記キーワードを入力することで、

弊所のコラム
あなたのお金は覗かれています』(PDF)
に辿り着いていただけました。


上記コラムを読んでいただければ、

あなたが口座を持つ銀行が、
あなたの口座に
まとまった入金があった日の
【翌日】に、

あなたに電話を掛けてくる、
あなたの自宅に訪問する、
といったことが、

【現実に起こることとして】
想起できるはずです・・。

baby-surprised-340x231.jpg

具体的には、

〇 支店長+担当の人
〇 副支店長+担当の人
という『二人連れ』で、

とても親切そうに、
「ご一緒に考えてまいりましょう」的な
挨拶をしつつ、

(結局のところ)
保険商品や投資信託などを勧めてきます。


また、退職金が入った人には、
「このたびはご定年おめでとうございます!」

的な、
爽やかな挨拶とともに
あなたの懐に入ってきます。

まとまったお金が入って
銀行から電話が掛かってくるのは、

あなたのことを心配してではなく、
あなたのお金を求めて、なのです。

率直に申し上げて、

銀行は(決済口座として)
単に利用すべき所であり、
資産運用で活用すべき場所ではありません。

似顔絵




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| 金融機関にモノ申す | 13:11 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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世界の投資信託残高は、この30年で(ナント)28倍に! その1)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ちょっと
20世紀的な言い方ですが、
投資信託のいちばんの功績って、

投資を大衆化したこと。
にあるとわたしは思います。

「誰でもちょっと触ってみられる。」
「ムリなく分散投資ができる。」

これまで何十万、何百万の
お金がないと買えなかったものを、
小口化』した功績はとても大きいと思います。


今日、
投資信託という商品は、
世界中で普及していて、

★ 投資信託が流通するにつれ、
⇒ 投資が大衆化し、

⇒ その国の経済の発展にともない、
⇒ さらに投資信託を買える大衆が増加し、
⇒ さらに投信残高が増える・・。

という『好循環』が続いています。


【世界】

公募投信の資産残高
1985 年末の1.2 兆ドルから
2015 年末には34.1 兆ドルへ。

約28 倍に拡大!
(※ ETFを含みます)

次!
世界の投資信託が保有する
『株式時価総額』は、
推計で約16.9 兆ドル(2015 年末現在)

これって、
世界の株式市場の時価総額
約62.8 兆ドルの
およそ27%に当たります。

pic_c_5.jpg

つまり?

つまり、
【株式を保有するイメージ】そのものが、
大きく変化しているということ。

端的に申しますと、
『投資信託』を通じて、
株式投資をするという形が

世の中に定着しつつあるわけです。

それと同時に、
『機関投資家』としての
投資信託の存在感、役割も増しています。


一方、
【日本】です。

日本の公募投信の残高

1985 年の19.97 兆円から、
2015 年の97.76 兆円へ。
5倍に拡大。

投資信託が保有する国内株式の、
東証株式時価総額に対する割合は
およそ3.9%・・。(2015 年末現在)

(んー、ちょっと寂しいですね。)


今、わたしがつらつらと述べたことは
なんとなく感覚で言ったのではなく、

日本証券経済研究所の
杉田浩治さんが書かれたレポート、

世界の投資信託30 年の変化と今後の課題』(PDF)
(平成28 年5 月12 日)
に基づいています。

このレポートは、
過去30年の投信市場の拡大の理由、
日本国内との比較、

また投信市場の今後の課題を
簡潔に(かつ分かりやすく)まとめています。


杉田さんはレポート内で、
過去30 年間の
投資信託の『質的変化』について触れられています。

具体的には
3つの潮流】を挙げています。

それは、

(1)グローバル
(2)コスト意識の高まり(ETF の拡大)
(3)IT 化の進展
 です。


たとえば、
アメリカ人って
「自分の国が世界の中心」って
思ってしまうところがありますね。

そんなアメリカでも、
株式投信残高のうち
海外株式ファンドが占める割合は、

1985 年の7.1%から2015 年には
25.8%に上昇しています。

資金の流出、流入でみても、
2005 年以降は、
国内株式ファンドよりも
海外株式ファンドの方が、

純増額】(購入額-解約額)が
多くなっているそうです。


また、自国の市場規模が小さく、
もともと海外投資が
盛んであったヨーロッパでも、

ますます海外に投資を行うファンドの比率は
高まっています。


mutualfunds-edit.jpg


次に【日本】です。

日本では、
株式、債券の合計で
外貨建ての比率が

1985 年末の8.8%から
2007 年末には58.5%に高まりました。

(これは円安が進行したこと、
外貨建て資産に投資を行う
毎月分配型ファンドが人気を博したためでしょう)

2015 年末現在では、
上記比率は34.5%となっています。

(わたしは中長期的に
投信に占める外貨建ての比率が
60%、70%近くになっても
不思議ではないと考えます。


なぜなら、
円建て資産に対するリターンは
限られる可能性が高いためです・・)


次に、
『コスト意識の高まり』については、
ETFのみならず、

投資信託の【購入時手数料】についても
触れられています。

アメリカでは、
購入時手数料ゼロの
『ノーロード化』が進んでおり、

MMF以外の投信残高のうち、
ノーロードファンドの占める割合は

2001 年の44%から、
2014 年には66%へ拡大している模様。

また、投信の年間経費率(継続コスト)も
年々低下しています。


翻って、【日本】です。

日本ではいまだに
購入時手数料を徴収しようとする
店舗型の銀行、証券会社が
数多く見受けられます。

また、IFA、金融仲介業者も
投資信託を販売することによって
生計を立てているため、
(いわゆる『コミッション収入』がベース)

当然のように、
購入時手数料を徴収しています。


あるいは、
運用管理費用については、
年率1.6%を超えるファンドも
数多く見受けられ、

「商品・サービスが普及すればするほど、
消費者にとってのコストは下がる。」

という経済原則が、
未だ当てはまっていない状況です。

ただし、インデックスファンドでは
本格的な【コスト競争】が始まっており、
消費者の側を向いた
サービス業の萌芽も見られます。


crisis-management.png


レポート内では、
投資信託の拡大要因のひとつとして、
確定拠出年金』が挙げられていますが、

「面白いな」と思ったのは、
オーストラリアです。

以下、レポートより
引用いたします。

15 年末現在の
世界の国別投信残高(後掲図表4)を見ると、

1 位が米国で世界全体の約半分を占め、
6 位に人口2,400 万人の豪州が入っている。

(オフショア・ファンドの設立基地国である
ルクセンブルグとアイルランドを除くと
豪州は第4 位である)。

米・豪の両国はDC 年金制度が
発達していることで知られ、まさに
DC が投信発展のエンジンとなっている。


実はオーストラリアでは、
強制型の企業DCである
スーパー・アニュエーション」が普及しており、

従業員は好むと好まざるに関わらず
運用と向き合わざるを得ない状況なのです。


これは何を示唆しているのでしょうか?

⇒ 日本での投資信託の
「伸びしろ」はとても大きい、
ということです。

昨日5月24日、
「個人型確定拠出年金」(個人型DC)の
対象を広げる改正法案が、
衆院本会議で可決成立しました。

この改正法案、
何がスゴイかというと、

〇 誰でも入れる、
〇 国が主宰する
〇 自己責任の
〇 年金制度が、誕生した。


という点がすごいのです。


これまで
個人型DCは、
「自営業者」「企業年金のない会社員」
のみが加入できました。

今後は、

「公務員の人」
「企業年金のある会社員の人」
「専業主婦の人」も
個人型DCの対象になり、

『現役世代が誰でも入れるインフラ』が
ようやく出来上がったことになります。
(およそ6700万人が対象になると云われています)

(※ 余談ですが、書籍の方面でも、
山崎元さん、大江英樹さんなど、
著名な著者が
相次いで「確定拠出年金の本」を
出される予定だとか・・)


誤解を恐れずにいえば、
日本人の多くはこれから、

「個人型確定拠出年金」というしくみを
通じて、


好むと好まざるに関わらず、
投資と出会い始めていく、
ということなのです。


(裏を返せば、国は、
将来的な公的年金制度の
役割の縮小、
その準備を着々と進めている、

ということでもあります・・)

続く・・)


世界の投資信託30 年の変化と今後の課題』(PDF)
(平成28 年5 月12 日)
杉田浩治さん(日本証券経済研究所)

◆ 参照記事【「隠れた税優遇」普及へ機運
確定拠出年金、主婦らも対象に 法改正、金融機関も動く


似顔絵




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| 投資信託をディープに理解する | 11:36 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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メールマガジン、6月は年に一度の『投資信託★大大ご質問大会!』


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

おそらくですが、
当ブログを読んでいる人の3割くらいは、

弊所のメルマガ
カン・チュンドの 投資信託 テッテイ 攻略法
の読者の方ではないでしょうか?


(ということで)、
残り7割に属する
あなたへ『お知らせ』です。

このメルマガを書き続けて
15年以上になりますが、

毎年6月度は、
年に一度の
【投資信託★大大ご質問大会!】と題し、

あなたのご質問)
わたしの回答)


という形で、
メールマガジンをお届けしています。


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(ちなみに1年前の
【大大★ご質問大会】はこんな感じでした。)


今年は来週の5月26日に、
メルマガ上で【告知・募集】を開始いたします。
どうぞお楽しみに!

あっ、その前に
まぐまぐ経由で『メルマガ』に登録してくださいね。
コチラです!

似顔絵




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| 業務連絡 | 13:15 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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長期保有しながら、定期的にトレードする?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

インデックスファンドを用いた
世界分散投資は、

どこかしら、
動物観察映画』みたいなところがあります。

基本的にルーチンで、
(別にやることもなく)
特別なことは何も起こりません・・。

誰かが面白いことを、
傍から言ってくれるわけでもないのです。

(自分は)ただ『傍観者』として
そこに座り続けているだけ・・。


一方、ヒトの本能は、
何かを選んで、すぐさま行動する。』
というものです。

これはもう、
否定のしようがありません。

この【本能】はけっこう強力で、
たとえば投資の現場でも、

「何かを選ぶ。」
「売る。買う。」

ということに、
言いようのない【魅力】を感じる人が
多々います。

具体的にひとつの金融商品を選び、
それが高くなったら、
売って利益を確定する。

フム。なんと普遍的で、
魅力的なことばなのでしょう・・。


わたしなど、仕事柄、

「えーとですね、
機に転じて
【安く買って、高く売る】なんて
結局、なかなか出来ないのですよ・・」

と言っている人間ですが、

実は、
『動物観察映画』みたいに
長期保有しながら、

定期的に『トレードする』
方法があります。

??

それは、
資産運用を『ポートフォリオ』で捉え、
マーケットを『定点観測』し、

その定点において、
「高いモノを売って、安いモノを買うこと。」

そう、世の中では、
ポートフォリオの
リ・バランス】と呼ばれる行為です。


リ・バランスは、
動物観察映画みたいな
退屈なポートフォリオ管理において、

ごくたまに実施する、
ヒトの【本能行為】といえます・・。


わたしは一投資家として、
「バランスファンドでもいいかな・・」と
思うことが多々ありますが、

いまだに自分の組み合わせで
ポートフォリオを管理しているのは、

この、退屈な投資人生で、
【高いモノを売って、安いモノを買える】

トレード的な「原始行動」に
魅力を感じているからなのでしょう。


逆に、
『高いモノを売って、安いモノを買う』
= トレードすることを
億劫に感じる人は、

単に、
「はいはい、
各ファンドの割合を元に戻すんでしょ。」


と、自分に言い聞かせればよいのです。
(単なる修正作業!)


あなたは
『リ・バランス』という行為を通じて、

定期的に
【安いものを買って、高いものを売る】
伝統的トレード作業を繰り返します。

年に2回、20年資産を管理すれば、
計40回になります。

(まさに長期保有しながら、
定期的にトレードするのです・・)


pie-chart.png


(しかしながら、)
相談業務を行っていますと、

毎月のつみたて金額の中で、
この『リ・バランス』をしようとする人が
けっこう多いのですね。


あっ、上記の意味
伝わっていますか?

毎月のつみたての
配分割合』を変えることで、
【リ・バランス】をしようとすることですよ。


つまり・・・、
「選んで、」
「売って。買う。」という、
【トレード】はしない・・。

たとえば、
運用資産が300万円の状態で、

つみたて投資(毎月5万円)を行っていて、
「よし!【リ・バランス】しよう。」

フムフム、
日本株式がほんらい20%なのに、
今、10%になってしまっているよ。

(※ ご注意。↑ ご資産ベースで、です)


だったら、
毎月のつみたて金額の
『配分割合』を変えることで
このズレを調整しよう!

と思う気持ちも
分からないではありません。

もちろん、上記は
やってやれないことはありませんね。

⇒ 毎月5万円のつみたてを、
しばらくの間、
日本株だけにすることって可能ですから・・。


でも、ですよ、
その間、【他のファンドのつみたては
いっさい出来ません。】

だいたい、
毎月の『つみたての内訳』を変えても、
すぐには、
もとの【資産の割合】には戻りませんし・・。

そこには、
【タイムラグ】が発生してしまうのです。


『リ・バランス』に関しては、

⇒ 毎月のつみたての
 「配分割合」を変える必要はなく、

⇒ 積み上がった資産ベースで見て、
【リ・バランス】を、

毎月のつみたてとは別に、
『一気に、一度に』実施する・・。


そう、
「選んで、」
「売って。買う。」
あの【トレード】を行う必要があるのです。


163861447.jpg


ちょっと想像してみてください。

仮に、あなたの運用資産が
今、2000万円相当で

毎月5万円の
「つみたて投資」を行っているとしましょう。

ほんらい20%の資産割合である
「日本株式」が、
今、10%の資産割合になっています。

(その代わり、
日本債券が5%増えた状態、
また、先進国債券も5%増えた状態・・)

・・要は、200万円分、
日本株式の割合が足りないわけです。・・



(ここで【リ・バランス】!)

もし、(税金を払うのがイヤで)
「日本株式」のみを買い増ししようとすると、
200万円分を【追加投資】する必要があります。

これって、
ポートフォリオ以外の安全資産から、
「200万円を出す」ということ。

けっこう大きなお金ですね。

(ポートフォリオ以外の資産の状況が
大きく変わってしまいます・・)


もちろん、
毎月5万円の「つみたて投資」を
全部「日本株」にしても、

(リ・バランス達成までに)
すごーく長い時間がかかってしまいます。


あなたの運用資産が
ある程度大きくなれば、

割合が増えた【ファンド】を売り、
割合が減った【ファンド】を買い増す、
という形の【リ・バランス】を、

大物投資家のように、
一度に、一気に行うべきなのです。



また、
運用資産が(まだ)そんなに大きくなく、

割合が減ったファンドのみを、
【買い増しする】際も、
一度に、一気に行うのが 得策 です。

なぜなら、
リスクを取るのが
【リ・バランス】、ではないからです。

リスクを
ほんらいの状態に戻してあげるのが
『リ・バランス』なのですから・・。


似顔絵




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