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さよなら、貯蓄型の生命保険!(これからは投資型の生命保険商品にご用心!)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

お金の話には、
「そう、そうだよね!」という
原理原則が当てはまる部分が
いくつかあります。

たとえば、あなたが
お金を増やしたいと思うとき・・。

世の中の【金利】が高いか低いかで、
選ぶべき『商品』は変わってきます。
(ここでは、極力リスクは取らないという前提)

〇 世の中の【金利】が高いとき。

できるだけ、
『長期の』『固定金利の』
商品を選ぶのが鉄則ですね。


先日、相談業務の中で
久しぶりに1991年に契約された
「個人年金保険」を拝見しました。

個人年金保険とは、
「超長期の(30年、40年続く)
積立て金融商品」です。


しかも、固定金利 です。

したがって、
金利が高いときには、
かなりのお宝金融商品であることが
分かります。


逆に、
〇 世の中の【金利】が低いとき。

できるだけ、
変動金利型の
商品を選ぶのが得策です。

(長い期間、低い固定の金利に
縛られるのはイヤですよね?)

(⇒ あっ、そうそう。
あなたがお金を借りたいときは
発想が逆転しますよ。

すなわち、
世の中の【金利】が低いときは、

できるだけ、
『固定金利の』ローンを
選んだほうが得策)


無題


長い間、日本の中で
もっともポピュラーな金融商品は、

【預金】と
貯蓄型の生命保険商品】でした。

しかし、
【貯蓄型の生命保険商品】は、
その歴史的役割を終えようとしています。

わたしは今、何気に
【貯蓄型の生命保険商品】
と言っていますが、

ホントは、
貯蓄型の、
生命保険という言葉そのものが

おかしいのです。

なぜなら、
保険とは
万が一の『保障』を買うための道具ですから。


こちらの記事によりますと、
日本生命保険はこの4月から、
契約者に約束する利回りを引き下げるのだそう。

日本生命保険は2日、
学資保険や個人年金保険などの
契約者に約束する利回り(予定利率)を
4月に引き下げると発表した。

現行の1.35%から0.85%に0.5ポイント引き下げ、
過去最低水準となる。



実は、
すでに「個人年金保険」の発売を
止めてしまった保険会社さんもあります。

学資保険、養老保険、終身保険も、
広く『貯蓄型の生命保険商品』ですが、

商品設計を行う前提が、

ゼロ~マイナス金利という
【異常な現実】にそぐわなく
なってしまっているのです。



日本の社会は、
慢性的な 需要 < 供給
構造になっています。

(大前研一さんは
「低欲望社会」と命名されています)

日銀は異次元の金融緩和政策を
何度もし掛けましたが、
物価が上昇するには至っていません。

このような状況下で
日本の長期金利が
短期間の間に上昇し、
かつそれが常態化することは考えにくいでしょう。

低金利がこれからも長く続くと考えると、

★ 【貯蓄型の生命保険商品】は、
消えゆく運命と言わざるを得ません・・。


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じゃあ、
保険会社さんはどうするのか?

カンタンです。

【貯蓄型の生命保険商品】から、
【投資型の生命保険商品】へ
シフトしていくことが予想されます。


あっ、ココも、

ホントは、
投資型の、
生命保険という言葉は

おかしいのですよ。

なぜなら、
保険とは
万が一の『保障』を買うための道具ですから。


今後、外貨建ての
投資型保険商品が増えてきます。

皆さん、くれぐれもご注意を。

あるいは、
変額保険や、変額年金保険のような、

実際は、さまざまなファンドに
投資を行う『投資型の保険商品』が
増えることが予想されます。

皆さん、くれぐれもご注意を。

これはどのような流れかというと、
紛れもなく、
保険商品の、運用業界への侵食」なのです。


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わたしはいつも思うのですが、
運用業界、たとえば投資信託も、

保険業界のよい部分を
取り入れてしまえばよいのです。

たとえば『投信年金』って、
作ってしまったらどうでしょうか?

投資信託で資産形成を行う人にとって、
悩みのタネはその
取り崩しの仕方』です。


だったら最初から、
山田さんが60歳から74歳にかけて、
毎年40万円ずつ年金のカタチで取り崩します。

という基本設計が付いた投資信託
売り出してもいいのではないでしょうか?

(もちろん、毎月のつみたて金額も
設定されることになりますが・・)

最後に、
共同通信が以下のニュースを伝えています。
【全保険の手数料開示要求、金融庁 乗り合い代理店の顧客保護

金融庁が、生命保険各社に対し、
複数会社の保険を扱う「乗り合い代理店」に
支払っている販売手数料を
商品別に開示するよう求めたことが3日、分かった。

生保各社は、乗り合い代理店が販売した
保険商品に応じて決められた額を支払う。

(中略・・)

例えばある医療保険では
初年度の保険料のうち数十%、
次年度以降は10%程度支払われるという。



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(画像 共同通信)

わたしにもし、22歳の息子がいたら、
保険会社に就職することは決して勧めないでしょう・・。




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