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祝!『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』10周年


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』は
2007年 3月15日に設定され、今月、
めでたく運用丸10年を迎えました。

「おめでとうございます!!」

10年という月日は、
投資信託という道具を評価するうえで、
大きな節目となる物差しでしょう。

(なにせ「辛いことも嬉しいことも
複数回乗り越えてきた」という証左ですから。)


しかも、普通の大手運用会社が
大きな『販売窓口』に支えられて
10年やってきたのとは、
ワケが違います。

まったくの新興勢力であり、
しかも、
メーカー(運用会社)が
直接】ファンドを販売するのです。


まさに草の根で、
1本、1本花を売っていくように
ファンド保有者を増やしてきました。

投信業界に風穴を開けたという意味では、
明らかに「さわかみファンド」の系譜を
引き継いでおり、

その功績は(今でもすごいのですが、)
あと5年、10年くらいあとに、
もっと【正当に】評価されることになるでしょう。

(米国の運用会社「バンガード社」が、
当該ファンドを通じて紹介されたことも大きいです)


また、
当該ファンドが分かりやすいのは、

〇 分配金を一度も出していないため、
〇 ファンドの価格が(すなわち)
  ファンドのリターンを表している


という点でしょう。


vanguardgraf.png
(画像元 セゾン投信サイト)


上記、青い折れ線グラフが
当該ファンドの『価格の推移』です。

セゾン投信のサイトを見ると、
当該ファンドの3月28日現在の基準価額は
13,163円と記されています。

投資信託はその価格が
『10,000円』からスタートしますから、

「おお、10年間で+31.63%の成績なんだな」
ということが直観的に分かります。

あれ? ちょっとスミマセン。

今のわたしの言い方だと、
ちょっと舌足らずかもしれませんね。


+31.63%の成績になるのは、
当ファンドが運用を始めたときに
一度に買って、ずっと持ち続けている人、です。

(つまり『一括投資』のパターン)

『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』を
買っている人の7割近くは

(一括ではなく)『つみたて』で
当ファンドを購入しています。


このブログを読んでいるあなたは
ご存じだと思いますが、

まったく同じ投資信託でも、

それを「一度に買ったか」
あるいは「積み立てで買っているか」で
見える景色はぜんぜん違ってきます。

★ 投資とは、
【何を買うか】と【どのように買うのか】の
『合作』ですから・・。


試しに、
『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』の
こちらのページを見てみましょう。

初回(2007年5月)から
毎月『つみたて投資』をした人の成績を
確認することが可能です。

<定期積立プランで購入した場合の平均取得単価と損益>
のところ・・。

損益は・・、
+42.01% となっています。

ちなみに平均取得単価は9,342円
(いずれも2月28日現在)

ん??

『一括投資』のパターンより、
よい成績ですね。



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「これって一体なぜなのでしょう?」

答えはカンタンです。

当該ファンドが歩んできた『10年という歳月』は、
ファンド価格が低迷し、
砂を噛むような苦しい時期の連続だったためです。


vanguardgraf.png
(画像元 セゾン投信サイト)


青い折れ線(基準価額・推移)を
見ていただくと、

ざっくり言って2012年までは、
『良いことなんてひとつもなかったわ・・』
というセリフが似合いそうです。

2009年の1月には、
『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』の
価格は 6,300円を切っています。

また、ファンド価格の
安定的な上昇を経験するのは、
(ようやく)2013年に入ってから・・。


ここで『基本』に帰ってみましょう。

運用期間が丸10年を迎えた、
ということは、
【10年間の記録を振り返ることができる】ということ。

どうして ↑ これが重要なのか?

当該ファンドが経験してきた10年は、

運用会社の質、そして
ファンド保有者の質(クオリティー)を
決定づける、
大切な10年であったとわたしは考えます。


株式50%、債券50%という、
『ミドルリスク・ミドルリターン』を目指す
バランス型が当該ファンドの売りであるのに、

運用を始めて2年も経たないうちに、
基準価額が 6,300円を切っているのです。

これは運用スタート時から見て、
マイナス37%以上の成績を経験した。
ということ・・。



いくらメーカー(運用会社)が
『長期投資』『つみたて投資』を訴えても、

多くのファンド保有者が離れてしまえば、
当該ファンドの『純資産額』は減っていったはず・・。

運用会社(セゾン投信)

⇒ これはタイヘンなことになったぞ。
ここでお客様に踏み止まってもらうためには、
本当に真摯に、
長期投資の意味をお伝えしていかなければ。

ファンド保有者

⇒ これはタイヘンなことになったぞ。
いつまで下がり続けるんだ(ホントどうしよう!)

でも、積み立ては下がったときに
たくさん口数を買えるって言ってたな。
長期投資って多分、
ここで我慢することなのかな?

積み立てを止めるとか、
ファンドを解約してしまうとか
やっぱしないほうがいいんだろうな・・。


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誤解を恐れずに言えば、
リーマンショックをきっかけとして
ファンドの暴落を余儀なくされた
運用会社とファンド保有者の皆さんは、

長期投資の実践を、
【試されること】になったのです・・。



もし、
『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』が
初めから右肩上がりの成績だったとしたら、

途中で解約する人がそこそこ出現して、
純資産額の推移は、
今とは違ったカタチになっていた可能性があります。

(ファンド保有者の質は、
ここまで高くなっていなかったかも?)


わたしは
2008年のグローバル金融危機が、

運用会社(セゾン投信)
そしてファンド保有者の、

【質を高める】上で
重要な役割を果たしたと考えます。


(なんと言いますか、
期せずして、鍛えられたのです

このような辛さを乗り越えて、
当ファンドの保有者は
長期投資というセオリーを
実践に昇華させていったのです。


(もしかすると、
『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』の
最大の資産は、ファンド保有者そのものなのかもしれません)


そして、
このようなホルダーの質の高さを嗅ぎ付けて?

新たにファンド保有者となる、
若い人たちも増え続けています。

(当該ファンドが運用を始めた当初、
年齢構成でいうと、
40代以下の人がおよそ70%を占めていました。

そして、10年経った今も、年齢構成が
「40代以下の人がおよそ70%」で
ほぼ変わっていないのです!)


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といっても、
まだ『10年しか』経っていません・・。

投資信託という商品は、
経営陣の寿命を超えて生き続けるものです。
(詳しくはこちらの記事を)

当ファンドを運用するセゾン投信の最大の課題は、
『次期社長の育成』でしょう。

中野社長が引退しても、
当該ファンドが育ててきたブランドを、
社が一丸となって引き継いでいく必要があります。

(いっそ、『社長候補生』を
公募されてみてはいかがでしょうか?)

若い世代のファンド保有者が
引き続き流入しているわけですから、
社員の皆さまも若返っていく必要があると思います。


最後に、2008年12月の
『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』の
第2期 運用報告書の中から、
中野社長のコメントを一部引用させていただきます。

(※ 決算日 2008年12月10日
当該ファンドの基準価額は6,742円でした・・)

それでも相場が下落する度、
多くの皆様が頑張って資金投入を続けてくださり、

この環境下でも安定した資金流入が
年間を通じて続く稀有なファンドとして、

弊社が標榜する
本格的長期保有型ファンドの面目躍如と
改めて皆様に感謝申し上げる次第です。

長期投資家仲間の
良いお金に恵まれた当ファンドは、
やがて訪れる回復相場で
大いにその真価が発揮されるはずです。


わたしはつくづく思います。

★ 投資とは、
【何を買うか】、
【どのように買うか】、
そして【誰と買うか】の『合作』なのです。

似顔絵




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| インデックス投資全般 | 12:22 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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インデックスとは? 現状の勢力図そのものであり、かつ常に変化していく運動体のこと


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしは、
『イスラエル』に行ったことがありません。

(正直、)ふだんの生活の中では、
『イスラエル』を思い浮かべることは
あまりありません。

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しかし、
ウォール・ストリート・ジャーナルの
こちらの記事を読むと、

「イスラエルってすごいんだ・・」と
再認識します。

米国のナスダック市場には、
イスラエルの企業が
ナント93社も上場しています。

イスラエルの人たちは
起業家精神に富んでいて、

主にIT関係、
特にソフトウェア、セキュリティ関連で
次々と新しい技術、サービスを
生み出しているのです。

(ちなみにイスラエルの面積は
四国よりちょっと広い程度・・)


「よっしゃ!じゃあ、
イスラエルETFで一挙に100万円くらい
投資しようぜ!」

という考えは、
(残念ながら)
わたしがお伝えしたい
投資スタイル】とは異なります。

(すでにご存じですよね?)


イスラエルは
(たしかに)すごいです。

でも、『インデックス投資』の
大切な考え方のひとつに、

<『広く・浅く』投資する>
そして、

『差』を付けて投資する>
というものがあります。

『差』を付けて?

たとえば・・、

イスラエルには、
0.2%くらいしか投資しない。
でも、イスラエルにも、投資する。


という【感覚】です・・。
(ココ、伝わっていますか?)


インデックス投資は、
世界地図で確認できる、
ひとつひとつの国の上に、

『同じ大きさのピン』を
打つわけではありません。

〇 より大きな市場規模の国に
より大きく投資をし、

〇 より小さな市場規模の国には
より小さく投資をします。

株式を例に挙げますと、
各国の『株式市場の大きさ』に比例した
投資の配分
になるわけです。

(ある意味、冷酷な振り分けをします)


結果、
株式の市場の【現状の勢力図】に
沿うような投資の中身になります。


これが、
かの有名な?
【時価総額加重平均】

(じかそうがく・かじゅうへいきん)
という「考え方」です (^^;)

その心は?

広く・浅く、隈なく投資をし、
かつ(国ごとの組み入れには)
(銘柄ごとの組み入れには)
差を付ける、というもの・・。


02d928c.jpg


ちょっと「具体例」を挙げてみましょう。

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
ACWI)という指数が
分かりやすいと思います。

当該指数(インデックス)は、
先進国、新興国の株式、
つまり「世界株式」に広く・浅く
投資を行う際の、代表的な物差しとなります。

ETFでは、
こちらのような商品があります。

(わたしが知る限り、
投資信託ではまだ、MSCI ACWIとの
連動を目指すファンドはないはず・・)


現在『MSCI ACWI』に
採用されている国々は、

先進国 ⇒ 23ヵ国(日本も含む)
新興国 ⇒ 23ヵ国 
となっています(計46ヵ国です)

(※ 今年5月からパキスタンが
新興国に加わる予定)

組み入れられている企業数は
ナント2400社を超えます。


広く浅く』投資しますが、
同時に、『差』も付けるので、

MSCI ACWIの中身は、
以下のような、
国別組み入れ割合になっています。

オールカントリー
(2016年12月31日現在)
画像元 AGF Investments


んー、たしかに
イスラエルには、
0.2%くらいしか投資しないことになりますね。

また、先進国の割合は
9割近くになっています。
左が先進国、右が新興国


先ほどわたしは、

〇 より大きな市場規模の国に
より大きく投資をし、

〇 より小さな市場規模の国には
より小さく投資をします。

という言い方をしました。

しかし、これでは
インデックス(指数)の概念に
誤解が生じるかもしれません。


インデックス(指数)は別に、

各国の「組入れ比率」を、
杭を打って境界線を定めるように
【固定】しているわけではないのです

(もちろん、
先進国と、新興国の比率もです)

上記図表の「数字」は
常に【変動】しています


無題


仮に、
先進国の株式市場が伸びず、
新興国の株式市場が総じて
上昇を続ければ、

MSCI ACWIの中の
先進国と新興国の比率は、
【自然に】変わります・・。

仮に、
46ヵ国の株式市場の中で、
総じて
イスラエルの株式市場の伸びが
突出していれば、

MSCI ACWIの中での
イスラエルの比率も
【自然に】に上昇します

★ インデックス(指数)とは、
市場の変化を そのまま映し出す『』なのです。


『インデックス(指数)』の提供会社は、
一定のルールに従って、

〇 組み入れ国
〇 組み入れ企業を定め、
『指数』の数値を管理しているだけ・・。

毎日、指数の数字は変わりますし、
自然に、各国、各企業の
組み入れ比率も変わるわけです。

これを世の中では【新陳代謝】と云います。


つまり、
時価総額加重平均を採用する
指数との連動を目指す
「インデックスファンド」を持ち続ければ、

あなたは
株式市場の
中長期的な【勢力図の変遷】を、
そのまま・なぞることになります。



その『変化』とは、

1.組み入れ国の比率の変化
2.新たな組み入れ国、除外される国の変化
3.組み入れ企業の比率の変化
4.新たな組み入れ企業、除外される企業の変化

すべてを含んだ『変化』のことです。

2.の例で云うと、

新興国と先進国の入れ替えも、
(指数提供会社の判断によって)
不定期に行われています。

何を隠そう、イスラエルも、
2010年に
MSCIの新興国カテゴリーから、
先進国カテゴリーに移されたのです。


このように捉えると、
インデックス(指数)とは、
『生き物』なのだと実感できますね。


そして、
それとの連動を目指す
インデックスファンドも、
もちろん『生き物』であり、

時代の変化を、
刻一刻と、
如実に映し出す金融商品なのです。

(ちなみに1990年当時、
MSCI ACWIの
アメリカの比率はおよそ 34%
アメリカを除く先進国が 64%
新興国はたった 2%程度でした・・)

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| インデックス投資全般 | 18:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『長期投資』は一生に1度しか経験できません


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今ここに、
自殺を考えている青年がいるとしましょう。
彼は自身の境遇に絶望しています。

これから先、
いいことなんてないだろうと思っています。
「人生なんて、無意味だ。」

たしかに・・。
わたしも若い頃は
そのように考えた時期がありました。

しかし、
【人生なんて・・】
という命題に対して、
ある種の『答え』を得るためには、

その「人生」とやらを、
自分で・やってみないと・分からないわけです。

(ですよね?)


ずっとスケールは小さくなりますが、
『長期投資』も同じです。

長期投資なんて本当に成果が出るの?】
という命題に対して、
ある種の答えを得るためには、

自分がその、『長期投資』とやらを、
やってみるしか・ないのです

これってよく考えてみますと、
けっこう酷なことでは・・?


人の寿命はたかだか100年。
それに投資を始められる時期は、
どう早く見積もっても20代くらいからでしょう。

また、
いくら長生きしたとしても、
80歳くらいになったら、
もうリスクはあまり取りたくないのでは?

ということは、
人は30年の『長期投資』を
2回できれば御の字なのです。


もし、ですよ、
30年、40年投資を続けてきて、
万一『ダメ』だったとしたら、

それは実質上、
そこで『ジ・エンド』になってしまうということ・・。

「じゃあカンさんは、
なんで長期投資なんて続けているの?」

人間を信じているからです

??

あのー、どこかの宗教か何か?

いえいえ。


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まず、
長期投資には『実績』があります。

私たちの先人は
過去100年、200年と
実際『長期投資』を行ってきて、
概ねプラスのリターンを享受してきました。

(もちろん、1880年当時は、
「MSCIワールド指数」もないですし、
同指数との連動を目指すファンドもないので、

どこの国に生まれたによって、
投資成果に違いはあったと思いますが・・)


では、
長期投資の本質とは何でしょう?

それは【健全な欲】という名の
エネルギーに、
長期にわたってお金を託すということです。

人の健全な欲って?

たとえば、
より便利なモノを生み出したいという、
仕事上の欲求。
イノベーションを実現したいという欲求。

(消費者として)
より良い暮らしを実現したいという欲求。

また、より良い社会にしたいという欲求も
ずっと持っていますね。
(子どもさんがいるあなたには分かるはず)


このような【人の営み】は、
一代限りで終わり、というわけではありません。
綿々と受け継がれます・・。

一例として
イノベーションを挙げてみますと、
情報・ノウハウは蓄積され続けるわけです。

新たな技術革新は、
これまで積み上がったノウハウを利用して
起こります。

つまり、長い目でみると、
【変化】は
加速度的に起こる
可能性が高いのです。

(また、消費の欲求も、時代によって
その姿、カタチを変えていきます・・)


このような人の営みの拡大に、
難しく考えず、大枠でお金を託すのが
『長期投資』の本質です。

キーワードは、変化 だと思います。
変化こそ、成長の源泉 といえるでしょう・・。


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あなたはこれまでの30年
(1987年~2017年)の変化と、

これからの30年
(2017年~2047年)の変化と、
どちらのほうが大きいと思いますか?

??

後者、ですよね。

これから、
人口は増え続けます。(変化、です)

中でも、
世界中で『中産階級』(ミドルクラス)の
人口が増え続けていることが重要です。

(彼ら/彼女らが、どんな消費行動、
生産活動をするかは、
あなたがよくご存じのはず・・)


経済の規模とは、
ざっくり申し上げて、
『人の数』×『ひとりあたりの生産性』ですから、

マクロで見た場合の、
世界経済の今後は、
とても明るいとわたしは考えています。

だとしたら、
その、人の営みの伸びしろに、
お金を託したほうが、

あっ、どうせ託すなら、
自分の【人生時間】を横目で見ながら、

目一杯、
長期間で投資をしたほうが
「いいよね!」というのがわたしの考え方です。


長期投資とは、
文字通り【人生時間】を賭けて行う行為です


それはたとえるなら、

「これから30年、40年と
世界経済は発展を続ける」という目に賭けた、
壮大なゲームと云えます。

そして、
わたしはこのゲームが、
最後だとは思っていません。

??

2109年でも、
「長期投資って、どうなんだろう?
やってみようかな。」という、
28歳の青年が(おそらく)存在するはずです。

その青年は、
2109年から30年、40年後に
「今(2109年)と変わらない世の中」を
想像しているでしょうか?

NO、でしょう。

やはり【変化】が恒常的に起こると
感じているのでは・・。


そのとき、青年が
長期投資の対象として認識するのは、

もしかすると、
火星の不動産かもしれませんし、
火星進出によって恩恵を受ける
地球企業のファンドかもしれません。

時間は流れ続け、
変化は起き続け、
その中に成長の芽がある限り、
長期投資は終わらないのです・・。

似顔絵




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| 投資の発想法 | 13:04 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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3月16日の「ひと言」




Change(変化)は間違いなく

Chance(チャンス)です。

たった1文字しか違わないのですから。


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| 今日のひと言 | 18:33 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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3つの『おかず』を組み合わせると・・通常つみたて、iDeCo、積立NISA


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ハイ、前回の続きです・・。

実際のところ、
『毎月の収支からのみ』投資を行う人は
少数派だと思います。

投資の【エンジン】として、

1.『毎月の収支から』
2.『まとまったお金から』


という「ふたつの原資」になっているのが
普通なのでは・・。

たとえば、佐久間仁太さん(38歳)は、
『まとまったお金』が500万円ほどあり、
そのうち250万円くらいは
投資に回してもよいと考えています。

一方『毎月の収支』では
だいたい5万円くらいお金が残るので、
そのうち4万円くらいは
つみたて投資に回そうと考えています。

ハイ、これが佐久間さんの
投資の全体像】ですね・・。


当オフィスでは、佐久間さんの
まとまったお金 250万円についても、
『つみたて方式』で投資されるのを
お勧めします。


たとえば、

10万円 × 25ヶ月のように、


わざと【自動つみたて】の仕組みに
入れてしまうのです・・。

そうすれば、
『いつ、』『どのくらいの金額ベースで』
投資信託を買っていけばいいだろうという
「悩み」から解放されます。

また(自動つみたてでは)
自分で買い注文を出す必要がないので、
特別な労力なしに、
自然と250万円分の投資実行ができます。


佐久間さんの場合、
こんなイメージになります。

〇 10万円 × 25ヶ月・・・
〇 4万円/月・・・・・・・・・・・・・・・


これを整理しますと、

14万円のつみたてを25ヶ月続け、
26ヶ月目から 通常の4万円のつみたてに
戻すことに他なりません。


しかし、佐久間さんが
「iDeCo」「積立NISA」を使っていくと、
少しだけ投資が複雑になるかもしれません。
(※「積立NISA」は2018年1月から開始予定)

佐久間さんの「iDeCo」での
拠出限度額を 2.3万円/月 としましょう。
「積立NISA」は 33,333円/月 が限度額です。


前回お話しした通り、
優先順位を
「iDeCo」「積立NISA」の順にすると、
2.3万円/月 + 1.7万円/月 で、
2つの窓口で計4万円のつみたてとなります。

ただし、
10万円 × 25ヶ月の部分は、
「通常のつみたて」= 特定口座で
やっていかないといけません。


そうです、
結局のところ、

3つのおかず
「通常のつみたて投資」
「iDeCo」「積立NISA」の組み合わせに
なるわけです(^^)


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以下、ひとつの例ですが、
たとえば佐久間さんが
『楽天証券』を窓口に選んだとしましょう。

窓口を
ひとつの金融機関にすることは出来ても、

「通常のつみたて投資」
「iDeCo」「積立NISA」は、
それぞれ『別のシステム』で動いているので、

たとえ同じ
【先進国株式ファンド】を買っても、

【特定口座】
【個人型確定拠出年金】
【積立NISA】


という3つの項目ごとに、
それぞれファンド名、保有口数、基準価格、損益が
出てくると思われます。

これって、
同じ地下鉄なのに
「東京メトロ」と「都営地下鉄」の通路が
別々になっている感覚に近いのでは。


⇒ よく教科書的に、

「iDeCo」「積立NISA」で買う投資信託は、
【投資の全体像(ポートフォリオ)】の
一部と捉えて


長期、かつ制約付きで行う
メリットを生かすために、
「株式ファンド」を優先して組み入れましょう

と言われます。

これ、もちろん間違いではないですし、
できなくはないです。


佐久間仁太さんの例でいうと、

「iDeCo」  2.3万円/月
「積立NISA」1.7万円/月
そして、
「通常つみたて」10万円×25ヶ月 で、


当初の25ヶ月は
「月14万円のつみたて」となるわけです。


仮にここでは
3つの窓口で合わせて
1つの『ポートフォリオ』、

日本債券   25%
先進国債券 25%
日本株式   25%
先進国株式 25%


を作るとしましょう。
(月14万円ですよ!)

すると、

日本債券   3.5万円
先進国債券 3.5万円
日本株式   3.5万円
先進国株式 3.5万円


となります。

仮に、
「積立NISA」1.7万円/月 は、
先進国株式

「iDeCo」2.3万円/月のうち、
1.8万円は 先進国株式
0.5万円は 日本株式

とし、

「通常つみたて」 10万円/月のうち、
3万円  日本株式
3.5万円 日本債券
3.5万円 先進国債券 とすると、

これでどんどん「つみたて」を続けていくわけです。

ところで、
『リ・バランス』はどうしますか?


「積立NISA」部分は
(解約に制約があるため)
基本持ち続けますから、
先進国株式のところは触らない。

株式の割合が増えた場合の
『リ・バランス』では、

「iDeCo」内で
株式を売るとその分
iDeCo内で「債券ファンド」を
買わないといけないので、

結局「iDeCo」で、
株式ファンド + 債券ファンドを
保有することになってしまいます。

それでは管理が煩雑になりますので、

逆説的ですが、

「通常つみたて」、
すなわち『特定口座』の中で、
『リ・バランス』を行うのが
いちばん行いやすいでしょう・・。



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たとえば、
投資全体(ポートフォリオ)の中で、

株式の割合が全体的に下がり、
たとえば、
日本株式、先進国株式を
買い増す必要が出てきた場合

債券を売って、
株式を買うことになりますから、
特定口座内で、
『リ・バランス』を行うことになります。

ということは、結局のところ、
『特定口座』でも、

日本株式
日本債券
先進国債券に加え、
先進国株式を保有することに・・。

(※ 「iDeCo」「積立NISA」とも、毎月の拠出額以外で、
任意に外から口座内にお金を入れることができない)


おまけに、
佐久間さんの場合、

10万円 × 25ヶ月の、
「250万円分の投資実行」が終わったあと、
5年、10年と投資を続けると、

【投資全体】に占める、
「iDeCo」「積立NISA」という窓口の割合が、
どんどん増していくのです。

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3つの窓口の中で
個々の投資対象を足し算しながら、

併せて定期的に『リ・バランス』が
出来る人はよいと思いますが、

(エクセルを組んで管理をするのが
好きというような人!)

そうでない人は、

「通常つみたて」
「iDeCo」
「積立NISA」という3つのおかずを、

継続的に、
同じ『リスク量』で維持していくのは、
(思っている以上に)難しいのではないでしょうか。


★ わたしが提案する解決策はこうです。

発想の転換をして、
3つのおかずとも、
資産配分固定型の
『バランスファンド』にするのです。

(もちろん低コストの。)

そうすれば、
【投資全体(ポートフォリオ)】の
管理、とくに『株式の割合の管理』が
かえってしやすくなります・・。

上記は、最近の相談業務を通じ、
お客様の「生の声」をお聞きする中で、
ひしひしと実感していることのひとつなのです。

◆ 参照記事
【確定拠出年金で「株式ファンド」のみを保有するとかえって難しくなる?】

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どの『おかず』がいいの? 通常つみたて、iDeCo、積立NISA


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

自分でタイトルを書いておいて、
否定するのもなんですが、

どの『おかず』がいいの?
というのは、
(実は)正しい設問ではありません。

人によって、
適切なおかずの『組み合わせ』は異なる。


これが、今回のお話の本質です。
(唯一無二の『正解』が
あるわけではないのです・・)

わたしはこの半年ほど、
コンサルティング業務を通じて、
以下『3つのおかず』について、

頻繁に質問を受けています。

〇 「通常のつみたて投資」
〇 「iDeCo = 個人型確定拠出年金」
〇 「積立NISA」



もちろん、
3つには『共通点』があります。

それは、
長期で】かつ【つみたて】であるということ。
(注:「積立NISA」は
2018年1月からスタートの予定)

ただ、この『3つのおかず』、
どれもご存じで
どれにも関心があるお客様は、

どこか「喜び」と「戸惑い」が
入り混じったような表情を
浮かべられることがあります。

【で、どうすればいいの・・?】
という表情です。


今回はさまざまな側面から、
この『3つのおかず』について
比較をしてみたいと思います。

(※ なお、利用する道具は
【投資信託】を想定しています)

★ 【強制】か【自由】か!


「iDeCo」は、60歳になるまで
お金を引き出すことができません。

これはもう、『超長期の運用』を
強いられるということ。
もちろん、流動性は極端に低いです。

(※ ただし、途中で投資信託を
売ったり、別のファンドを買ったりという
「スイッチング」をするのは自由なので、
(おまけに非課税!)

【頻繁に売り買いをしないよう】、
自制するマインドが必要です。)


一方の「積立NISA」です。

こちらは
保有する投資信託を途中で売ってしまうと、

その非課税枠(たとえば2018年で買った
40万円分の20年間の枠)は
使ったものと見なされるので、

一度買った投資信託をそのまま
【持ち続ける】イメージです。
(「リ・バランス」などにも向かない)

まあ、最初から
「非課税期間は20年」と設定されていますから、
「長く運用しよう」という気持ちにはなるはず。

(もし、望めば、の話ですが)
「積立NISA」ではファンドを解約して
お金を引き出すことは出来ます。


★ 【商品ラインナップ】!


「通常のつみたて投資」では、
普通にたくさんの商品の中から選べますが、

「iDeCo」「積立NISA」とも、
商品の選択肢に限りがあります。

「積立NISA」は今のところ、
〇 信託期間が無期限、ないし20年以上
〇 毎月分配型ファンドはNG
などが決まっていますが、

さらに、商品の選択肢が
絞り込まれる可能性があります。

一方、「iDeCo」のほうも、
商品の数は絞り込まれていますね。

「iDeCo」「積立NISA」とも、
商品の選択肢に限りがある上

金融機関によって、
【商品ラインナップの中身】も
変わってくるのです。


⇒「iDeCo」「積立NISA」って、
いろいろ【制約】があるよね
というのは 事実 でしょう。

bne59a_20170312134239e01.jpg

それに対し、
「通常のつみたて投資」は
【自由】です。

〇 何を買っても自由
〇 運用期間も自由
〇 つみたて金額を上げ下げするのも自由
〇 ファンドを乗り換えるのも自由

(まあ、売ると普通に税金は取られますが。)

ただ、ココからが大事なのですが、
【自由】であることが、
必ずしも【資産形成】に有利とは限りません



相談業務を通じて日々実感するのですが、
【自由】があり過ぎると、
「寄り道」をしたり、
「つまみ食い」をしたり、

余計なことをしてしまう
リスクが増すのも事実です。


結果、『悩みのタネ』ばかりが育ち、
首尾一貫しない投資になってしまう
危険性があります。


たとえば、

〇 ワタシはほんの投資初心者です。
投資の原資は
「毎月の収支の中から」のみです。


〇 正直、難しいことは分かりません。
〇 ただ老後のために投資もやっておこう、
と思っているだけです。

〇 頻繁に値段をチェックしたりとか、
新しいこと勉強したりとか、
うまくタイミングを見計らってとか、
そういうのは出来ないです。


みたいな人であれば、
「通常のつみたて投資」は脇に置いて、

「iDeCo」「積立NISA」で、
粛々とつみたて投資をすればよいと思います


⇒ この場合、
【制約】があることを、
一貫した投資が続けやすい
『メリット』として捉えているわけです。


(ここ、伝わっていますか?)


順番としては、
まず「iDeCo」の枠を使い、
毎月のつみたて原資が余っていれば、
次に「積立NISA」を使えばよいのです。

「iDeCo」の最大の魅力は「節税」です。
具体的には、毎月の拠出額が
「所得控除」の対象となるため、

(毎年支払う所得税・住民税に対して)
節税のメリットが
【ほぼ時間差なしで】【継続的】に
享受できます。

これに対して「積立NISA」は、
商品の解約時に利益が出ていれば、
非課税のメリットを受けられますが、

そのメリットを享受するには、
かなりの【時間差】を要するのです。
(非課税期間は20年という枠なので・・)

この点を比較すれば、
一般に「積立NISA」より
「iDeCo」のメリットのほうが大きいと云えるでしょう。


163861447.jpg


また、
資産管理の『見取り図』を大きめに取り、
「iDeCo」「積立NISA」という制度を
俯瞰すれば、

ふつうに【貯蓄】する(つみたて貯蓄する)
スペースを、確保しておくことが重要だと分かります。
(なぜなら、
「iDeCo」「積立NISA」には制約があるためです)


ここまで、だいたい
原則的なお話をしましたが、
レアなケースではありますが【注意点】もあります。

たとえば「iDeCo」について。

「iDeCo」のメリットは大きいのですが、
もし、あなたが転職する可能性が高ければ、
少し注意が必要かもしれません。

あなたは「iDeCo」(個人型確定拠出年金)に
入っています。

仮に転職先の「B社」が、
企業型確定拠出年金』を設けていて、

〇 マッチング拠出を行っている
あるいは、

〇 会社の規約に
『個人型確定拠出年金』に加入できる定めがない
場合、

確定拠出年金の資産を、
【個人型】⇒【企業型】に持ち運ぶ必要があります。


その際、
「iDeCo」で保有する投資信託はいったん売却し
【現金化】して、

それから
『企業型DC』に現金を入れる形となります。

『企業型DC』は、
その会社によって
『商品ラインナップ』が異なるので、

「iDeCo」で選んだ投資信託が
ラインナップされているとは限りません。

(「B社」で採用されている商品の中から、
新たにファンドを選ぶ必要があるのです)


その会社が
どのような「年金制度」なのかで、
会社を選ぶわけではありませんから、
【転職】を何度か経験することになりそうな人は、
要注意でしょう。


(ひとつの考えとして、
優先順位を『積立NISA』、そして『iDeCo』
とするのもアリだと思います・・)

まあ、このように書き出してみると、
NISAしかり、確定拠出年金しかり、
【しくみ】として(まだまだ)
発展途上であるなあ・・と実感しますね。

続く)

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