2017年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年03月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

FPと建築士とフィー・オンリー(Fee Only)について


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昔から思っているのですが、
建築(住宅)」
「金融商品を買うこと」は、
よく似ています。

住宅も、
投資信託や保険商品のような
金融商品も、

それを買ったら、
「ハイ、効用が確認できたよ。
よい買い物だった!」と、
すぐに分かる類のものではないからです。



すぐに分かる類の買い物ではないからこそ、
私たち消費者には、
ある種の「慎重さ」が求められます。

たとえば、
「一戸建ての住宅」を建てるとき、

建築会社さんと
工事施工の「契約」を結び、

それとは別に、
建築士の人と


「設計してもらう」
「工事を監理してもらう」契約を
結ぶ人って・・、
あまり多くはないですよね?


それはそうでしょう。

大手の住宅メーカーさん、
たとえば、住友林業さんと
【契約】すれば、

「設計してもらう」ことも、
「工事を監理してもらう」ことも、
もう代金も込み込みで、
みんな・含まれているわけですから・・。


(そちらのほうが、
消費者としてもラクですし。)


では、
工事の「請負契約」の中に
「設計」「監理」が含まれる場合と、

工事の「請負契約」とは別に、
建築士と「設計」「監理」の契約を結ぶことの
【違い】は何なのか?

それはズバリ、
【客観性の確保】です。


あなた ⇔ 建築会社 という「関係」から、

あなた ・ 建築士 ・ 建築会社 
という関係にシフトするわけです。

いや、もっとはっきり描くと、

(あなた ⇔ 建築士) ⇔ 建築会社 
となります・・。


<このニュアンス、↑ 分かりますか?>


この場合、
建築士があなたの代わりに、
複数の建築会社に見積りを出させ、

建築会社の施工技術などをチェックし、
実際の施工会社を選定、
「設計」「監理」も行います。

つまり、

あなた(顧客)
  ↓
 建築士
  ↓
 施工会社


となり、

建築士は文字通り、
顧客の利益を代弁し、
それを追求する存在となります。



「なんかキレイごと言ってるけど、
それってほんとなの?」
と思われるかもしれません。

このキレイごとを
ホントにするためには、
次の【2つの条件】が必須と考えます。

1.建築士があなたから報酬をもらう
2.建築士が施工会社(建築会社)から
報酬をもらわない


とってもシンプルですね。

無題


続いて金融商品のお話です。

あなたがもし、
みずほ銀行の窓口で、

「自分は顧客なのだから、
金融機関が無料で
親身に相談に乗ってくれるのは当然だろう」
とか、

「最終的に決断するのは自分だから、
無料ならちょっと相談してもいいではないか」
とか、
軽く考えてしまうと、
おそらく向こう側の思うツボです(-_-;)

無料のサービスというものはありますが、
無償のビジネスというものは存在しません。



「わたしはファイナンシャルプランナーの
資格を持っており、
証券外務員の資格もありますので・・」
と言っているみずほ銀行の行員の人に、

「すべてを任せて」
金融商品の「購入契約」をしてしまうと、
それはもう、
すべての代金が込み込み、なのです。

(みんな・含まれているわけですから・・)


あなたは、この、
「わたしはFPの資格を持っており、
証券外務員の資格もある人」に、

直接「報酬」を支払うことはないですが、

みずほ銀行で
たとえば投資信託を買うときに、

【購入時手数料】や、
【運用管理費用】の一部を通じて、
間接的に・報酬を支払っているのです。

advisor_20170307120313a12.jpg


さあ、ここからですよ!

あなたが
すぐに効き目が現れない『商品』を買う際に、

客観性、中立性を得るために、
ちょっと『第三者』に話を聞いてみようかな、
と考える【発想そのもの】が、

ある程度豊かな社会でないと
なかなか出てきません・・。

(賢明な消費者であることが
求められるのです)

わたしは、このような
高度な視点を持つ消費者が、
これから増えていくであろうという予測のもと、
2000年にこの仕事を始めました。


でも、厄介なことがひとつあります。

あなたの【相手方】が
「みずほ銀行」や「岡三証券」なら
分かりやすいのですが、

ファイナンシャルプランナーや、
資産設計アドバイザーなどと
呼ばれる人たちはどうなのでしょう?

(※ わたしもファイナンシャルプランナーの
ひとりですが・・)


先ほどの、

あなた(顧客)
  ↓
 建築士
  ↓
 施工会社


に戻ってみましょう。

建築士は文字通り、
顧客の利益を代弁し、
それを追求する存在。


この、キレイごとを
貫徹するためには、

1.建築士があなたから報酬をもらう
2.建築士が施工会社(建築会社)から
報酬をもらわない


と申し上げました。


金融商品に関しても、
まったく同じことが云えます。

あなた(顧客)
  ↓
ファイナンシャルプランナー
  ↓
 金融機関


という関係において、

FP(ファイナンシャルプランナー)が
顧客の利益を代弁し、
それを追求する存在。

であるためには、

以下の【ふたつの条件】が
必須ではないでしょうか。

1.FPがあなたから報酬をもらう
2.FPが金融機関・事業会社から
報酬をもらわない



No20Commissions.png


このように、
自身の顧客からのみ
「報酬」を得るサービス体制のことを、
フィー・オンリー(Fee Only)と呼びます。

わたしのアドバイザーとしての
最大のこだわりは
この「Fee Only」にあります・・。

(アメリカ、イギリス、オランダ、
オーストラリアなど、
世界的に見て、この「Fee Only」の形が
主流になりつつあります。

あっ、日本でも、
頑張っている ↓ FPの方達がいますよ。)

◆ 参照記事
(日経新聞田村正之さんの良記事)
【金融機関から手数料もらわず 顧客本位の「中立」FP】

似顔絵




関連記事

| わたしのFP修行 | 11:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT |