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3つの『おかず』を組み合わせると・・通常つみたて、iDeCo、積立NISA


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ハイ、前回の続きです・・。

実際のところ、
『毎月の収支からのみ』投資を行う人は
少数派だと思います。

投資の【エンジン】として、

1.『毎月の収支から』
2.『まとまったお金から』


という「ふたつの原資」になっているのが
普通なのでは・・。

たとえば、佐久間仁太さん(38歳)は、
『まとまったお金』が500万円ほどあり、
そのうち250万円くらいは
投資に回してもよいと考えています。

一方『毎月の収支』では
だいたい5万円くらいお金が残るので、
そのうち4万円くらいは
つみたて投資に回そうと考えています。

ハイ、これが佐久間さんの
投資の全体像】ですね・・。


当オフィスでは、佐久間さんの
まとまったお金 250万円についても、
『つみたて方式』で投資されるのを
お勧めします。


たとえば、

10万円 × 25ヶ月のように、


わざと【自動つみたて】の仕組みに
入れてしまうのです・・。

そうすれば、
『いつ、』『どのくらいの金額ベースで』
投資信託を買っていけばいいだろうという
「悩み」から解放されます。

また(自動つみたてでは)
自分で買い注文を出す必要がないので、
特別な労力なしに、
自然と250万円分の投資実行ができます。


佐久間さんの場合、
こんなイメージになります。

〇 10万円 × 25ヶ月・・・
〇 4万円/月・・・・・・・・・・・・・・・


これを整理しますと、

14万円のつみたてを25ヶ月続け、
26ヶ月目から 通常の4万円のつみたてに
戻すことに他なりません。


しかし、佐久間さんが
「iDeCo」「積立NISA」を使っていくと、
少しだけ投資が複雑になるかもしれません。
(※「積立NISA」は2018年1月から開始予定)

佐久間さんの「iDeCo」での
拠出限度額を 2.3万円/月 としましょう。
「積立NISA」は 33,333円/月 が限度額です。


前回お話しした通り、
優先順位を
「iDeCo」「積立NISA」の順にすると、
2.3万円/月 + 1.7万円/月 で、
2つの窓口で計4万円のつみたてとなります。

ただし、
10万円 × 25ヶ月の部分は、
「通常のつみたて」= 特定口座で
やっていかないといけません。


そうです、
結局のところ、

3つのおかず
「通常のつみたて投資」
「iDeCo」「積立NISA」の組み合わせに
なるわけです(^^)


conversation_trimmed.jpg


以下、ひとつの例ですが、
たとえば佐久間さんが
『楽天証券』を窓口に選んだとしましょう。

窓口を
ひとつの金融機関にすることは出来ても、

「通常のつみたて投資」
「iDeCo」「積立NISA」は、
それぞれ『別のシステム』で動いているので、

たとえ同じ
【先進国株式ファンド】を買っても、

【特定口座】
【個人型確定拠出年金】
【積立NISA】


という3つの項目ごとに、
それぞれファンド名、保有口数、基準価格、損益が
出てくると思われます。

これって、
同じ地下鉄なのに
「東京メトロ」と「都営地下鉄」の通路が
別々になっている感覚に近いのでは。


⇒ よく教科書的に、

「iDeCo」「積立NISA」で買う投資信託は、
【投資の全体像(ポートフォリオ)】の
一部と捉えて


長期、かつ制約付きで行う
メリットを生かすために、
「株式ファンド」を優先して組み入れましょう

と言われます。

これ、もちろん間違いではないですし、
できなくはないです。


佐久間仁太さんの例でいうと、

「iDeCo」  2.3万円/月
「積立NISA」1.7万円/月
そして、
「通常つみたて」10万円×25ヶ月 で、


当初の25ヶ月は
「月14万円のつみたて」となるわけです。


仮にここでは
3つの窓口で合わせて
1つの『ポートフォリオ』、

日本債券   25%
先進国債券 25%
日本株式   25%
先進国株式 25%


を作るとしましょう。
(月14万円ですよ!)

すると、

日本債券   3.5万円
先進国債券 3.5万円
日本株式   3.5万円
先進国株式 3.5万円


となります。

仮に、
「積立NISA」1.7万円/月 は、
先進国株式

「iDeCo」2.3万円/月のうち、
1.8万円は 先進国株式
0.5万円は 日本株式

とし、

「通常つみたて」 10万円/月のうち、
3万円  日本株式
3.5万円 日本債券
3.5万円 先進国債券 とすると、

これでどんどん「つみたて」を続けていくわけです。

ところで、
『リ・バランス』はどうしますか?


「積立NISA」部分は
(解約に制約があるため)
基本持ち続けますから、
先進国株式のところは触らない。

株式の割合が増えた場合の
『リ・バランス』では、

「iDeCo」内で
株式を売るとその分
iDeCo内で「債券ファンド」を
買わないといけないので、

結局「iDeCo」で、
株式ファンド + 債券ファンドを
保有することになってしまいます。

それでは管理が煩雑になりますので、

逆説的ですが、

「通常つみたて」、
すなわち『特定口座』の中で、
『リ・バランス』を行うのが
いちばん行いやすいでしょう・・。



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たとえば、
投資全体(ポートフォリオ)の中で、

株式の割合が全体的に下がり、
たとえば、
日本株式、先進国株式を
買い増す必要が出てきた場合

債券を売って、
株式を買うことになりますから、
特定口座内で、
『リ・バランス』を行うことになります。

ということは、結局のところ、
『特定口座』でも、

日本株式
日本債券
先進国債券に加え、
先進国株式を保有することに・・。

(※ 「iDeCo」「積立NISA」とも、毎月の拠出額以外で、
任意に外から口座内にお金を入れることができない)


おまけに、
佐久間さんの場合、

10万円 × 25ヶ月の、
「250万円分の投資実行」が終わったあと、
5年、10年と投資を続けると、

【投資全体】に占める、
「iDeCo」「積立NISA」という窓口の割合が、
どんどん増していくのです。

money-dollars-cash-burden-debt-chain-600x450.jpg

3つの窓口の中で
個々の投資対象を足し算しながら、

併せて定期的に『リ・バランス』が
出来る人はよいと思いますが、

(エクセルを組んで管理をするのが
好きというような人!)

そうでない人は、

「通常つみたて」
「iDeCo」
「積立NISA」という3つのおかずを、

継続的に、
同じ『リスク量』で維持していくのは、
(思っている以上に)難しいのではないでしょうか。


★ わたしが提案する解決策はこうです。

発想の転換をして、
3つのおかずとも、
資産配分固定型の
『バランスファンド』にするのです。

(もちろん低コストの。)

そうすれば、
【投資全体(ポートフォリオ)】の
管理、とくに『株式の割合の管理』が
かえってしやすくなります・・。

上記は、最近の相談業務を通じ、
お客様の「生の声」をお聞きする中で、
ひしひしと実感していることのひとつなのです。

◆ 参照記事
【確定拠出年金で「株式ファンド」のみを保有するとかえって難しくなる?】

似顔絵




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