2017年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年05月

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

誰もが自分の国に過剰投資する?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

日本人が、日本の資産に
もっとも親しみを覚えるのは当然でしょう。

たとえば「株式」です。

日本の会社なら、会社名を聞けば
「商品・サービス」がすぐに思い浮かびます。
(つまり、投資対象が「身近」に感じられるのです)


map_islands.gif


(たとえば、「あのさ、南米のチリに
有名な缶詰製造会社があるんだけど・・」と言われても、
なにも思い浮かびません・・)

では、その会社のことを
「よく知っている」ことと、
その会社の「株価」が上がることに、
なにか【因果関係】はあるのでしょうか?

残念ながら、答えはNOです・・。


次はドイツ人!

突然ですが、
あなたもわたしも「ドイツ人」で、
生まれたときから
ミュンヘンに住んでいると妄想してください。

(ソーセージとビールが大好き!)

そんな私たち(ドイツ人)が
カフェでお茶を飲んでいると、
友人のシュミットさんが偶然通りかかりました。

3人はしばしカフェで『投資談義』です。


helpful-information-finding-a-job-in-germany02.jpg


質問!)

ドイツ人の3人が、
カフェで株式の話をする際、
どこの国の株の話をすると思いますか?

1.日本
2.ドイツ
3.アメリカ


おそらく、2.のドイツでしょう・・。

なぜなら、自分たちの国の会社が
もっとも馴染みがあるためです
(情報も一番たくさんあるはず)


あなたが
「オーストラリア人」だったとしても同じです。

メルボルンの繁華街で、
会社の同僚と投資の話をしていて、
もっとも話題に上るのは
オーストラリアの会社では・・?


map-australia-360x270-cb1453150071.gif


(実は)どの国の人も、
自国の資産に過剰に投資してしまうことが
知られています。


これを資産運用の世界では、
『ホームバイアス現象』と呼んでいます。


ホームバイアス現象は、
投資を行う私たちの
『感情リスク』の発露そのものです

★ よく知っているもの、
親しみを感じるもの、
身近なものに優先して、
お金を託してしまうわけです。

もともとよく知っているモノに、
さらに【自分のお金を託す】わけですから、
その投資対象に対して 情 が湧いてきます。

『情』が湧いてしまうと、
「持ち続けるべきか」
「売るべきか」といった、
冷静な投資の判断がしにくくなります。

もちろん、
『分散投資』そのものの妨げにも・・。



いざ、複数の投資対象を
自分で組み合わせようとすると、

(「国際分散投資」という言葉は
知っているのですが、)

どうしても、
よく知っている投資対象である、
日本株式とか日本REITとか、

無意識のうちに
「これくらいは配分しようかな」という
気持ちが起こってしまう可能性があります。

(あっ、ドイツ人もオーストラリア人も
同じですよ)


※ ホームバイアス現象が
起こっている典型が『実物不動産』です。

不動産は世界中に星の数ほどあるのに、
「不動産投資」⇒「日本の不動産」
が当然になってしまっていますね。



1768295.jpg


では、
ホームバイアス現象から脱却するには?

自分を【客観化】することです。

「○○人」である前に、
あなたは あなた自身です。

どこの国にも属さない、
『中立の運用者』と自覚してみましょう。

次に、
お金を【客観化】すること。

あなたは、
たまたま「日本円」を持っていますが、
それは、ひとつの決済通貨 に過ぎません。

お金自体はそもそも、
自国か他国かなんて意識していないはず・・。


ホームバイアス現象を
克服するひとつの方法が、

【世界目線】で資産配分を行っている
バランスファンドを利用することでしょう。


世界経済インデックスファンド」や、
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、
最初から【資産配分】が決まっています


その【ポートフォリオ】は
「えっ!こんな大胆に
国際分散投資しちゃっていいの?」
というくらい、世界目線 であるはず・・。

あなたがコース料理を頼むと、
サラダやスープも自然に
食べないといけないように、

上記のような
『バランスファンド』を選ぶことで、
あなたは自身の『ホームバイアス現象』を
自動的に矯正することが可能になるのです・・。

似顔絵




関連記事

| バランスファンド | 11:24 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

4月24日の「ひと言」



長期投資においては、

直感こそが 敵 であり

理性こそが 友 である。

 ジョン・C・ボーグル


baby-surprised-340x231_201610081225060cc.jpg





関連記事

| 今日のひと言 | 18:37 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

やっぱり残念な『フィデリティ・USリート・ファンドB』


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

5,000本以上ある投資信託の中で、

「コレが純資産額 堂々第一位!
あなたの周りの〇〇さんも買っているかも!?」

と言われたら、

「ちょっと買ってみる?」
という気持ちになるかもしれません。

でもちょっと待って!

たしかに、
『フィデリティ・USリート・ファンドB』は、
今日本でもっとも純資産残高が大きな投資信託です。
(2017年4月21日現在)

そして、
分配金が毎月70円も出ています!

3762.jpg


(でも、ちょっと待って!)

分配金って、
ただ金額が多ければそれでOKなのでしょうか?
(ちょっと違うのでは・・)

【分配金】を見る際は、

そのファンドがどの程度成長しながら
【分配金】を出してくれているかを
見極める必要があるのでは・・。

⇒ 今、この瞬間を見るのではなく、
過去からの【傾向】を時系列的に見る・・
という意味ですよ



たとえば仮に、
ABCファンドという
「毎月分配型ファンド」があるとしましょう。

ABCファンドは毎年10%成長しながら、
【分配金】を毎年9%出してくれています!


これならスゴイですね。

ABCファンドの成長の範囲内で、
【分配金】を出してくれているのが分かります。

この場合、
ABCファンドの価格(基準価格)も上昇します。

では次のケースはどうでしょう・・。

ABCファンドは毎年4%成長しながら、
【分配金】を毎年9%出してくれています!


えっ?

この場合はどうですか。

【自分の成長以上に、
お金を分配してしまうため、
ファンドの基準価格は下がっていく一方
】です。


『フィデリティ・USリート・ファンドB』も
(実は)同じです。

【自分の成長以上に、
お金を分配し続けてきたため、
ファンドの基準価格が下がっている】のです。

⇒ 基準価格 4,312円 (2017年4月21日現在)

さあ、次は
月次運用レポート】(3月31日現在)を見てみましょう。


「まあ、これって
とっても親切なレポートではないか!」

と、わたしなど思ってしまいます。

投資信託は毎月ベースで見て、
成長する月(プラスのリターン)もあれば、
衰退する月(マイナスのリターン)もありますが、

当該ファンドは、
運用レポート『2ページ目』のところで、

今月は、『何が』原因で、
基準価格がプラスになったのか、
『何が』原因で、
基準価格がマイナスになったのか


なんとも丁寧に(かつ分かりやすく)
図表で示してくれているのです。


たまたま3月度は、
『フィデリティ・USリート・ファンドB』が
保有する、

アメリカのREITの価格(USドル建て)が
下がってしまったため、

それが直接的な
基準価格の下落要因だったのですが、

その他にも、
こんなふうに【図表】にしてくれていますよ。


〇 配当金・利息等(現地通貨ベース)
  →  プラス26円

〇 分配金
  ← マイナス70円


なんと分かりやすいのでしょう!

〇 配当金・利息等(現地通貨ベース)
  →  プラス26円

〇 分配金
  ← マイナス70円



要するに、

REITの配当金などの
【入ってきたお金】以上に、
【分配金】を出しているから


ファンドはなかなか成長せず、
基準価格が下がる要因となっているわけです。


conversation_trimmed.jpg


(ところで、)
もうすぐGWですから、
ちょっと多めに現金を持っていたいですよね。

あなたは「ATM」に行って、
自分のお金を引き出します。

その際、

〇 利息
  →  プラス26円


の状態で、

〇 引き出し金額
  ← マイナス70円


にすると、

あなたのお金は
44円減ってしまいますよね?


『フィデリティ・USリート・ファンドB』は、
それと同じことをやっているわけです。

しかも、
『分配金』をいくらもらうのかという
決定権は、あなたの側にはありません。


あっ、でもでも、

【ファンドの成長以上に、
お金を分配し続けているのは分かっているよ。】

という人も多いかもしれませんね。

その場合は、
当該ファンドでも、よい

いいえ、良くないと思います


1434454545-3867.jpg


そもそも私たちは、
自分のお金を増やしたいために、
【投資信託】を利用しているわけです。

『フィデリティ・USリート・ファンドB』の
運用レポート「1ページ目」、

累積リターン(2017年3月31日現在)の
【数字】に注目してみましょう。

客観的に見た当該ファンドの【成績】が
手に取るように分かりますよ。


当ファンドは、
アメリカのたくさんのREITに
投資を行う投資信託です。

「今年はまあまあ良かったな。」
「うわぁー、今年は良くなかったな。」
というふうに、

ファンドの【成績】を
客観的に評価するためには、

何か【評価の物差し】となるような
指標が
あったほうがいいと思いませんか?

たとえば、
アメリカのREITの【平均値】を示す物差しとか・・。


えっ、そんなのあるの?

はい、もちろんあります(^^)

アメリカのREIT全体の【平均値】を示す、
『FTSE NAREIT Equity REITs インデックス』
というものがあり、


これが
当該ファンドが運用する際の、
指標ベンチマークとなっているのです。


フィデリティ投信の『サイト』を見ると、

なんとも丁寧に、
当該ファンドが一貫して、
アメリカREIT市場の『平均値』(ベンチマーク)よりも、
成績が劣っていることを

グラフで示してくれています。

(「累積投資額」と「ベンチマーク」の差に注目!)


operation-image-02.jpg

画像:フィデリティ投信より
https://www.fidelity.co.jp/fij/fund/focus/usr_operation.html


先ほどの、
運用レポート「1ページ目」、

累積リターン(2017年3月31日現在)の表を
見ると、

当該ファンドのリターンが、
アメリカREIT市場の『平均値』(ベンチマーク)を
2003年の運用開始から一貫して、
下回っていることが【数字】で分かります・・



⇒ ある意味、
ここの運用会社(フィデリティ投信)は、
とても親切な情報開示を行ってくれているわけです。

〇 私たちは、ファンドの成長以上に、
お金を分配し続けていますよ。

〇 フィデリティ・USリート・ファンドBの成績は、
米国REITの平均値である
FTSE NAREIT Equity REITs インデックスに
劣っていますよ、と。


わたしなら、
(もし、わたしが「USリート」という
投資対象を求めるなら、)

【iシェアーズ 米国リート・不動産株ETF】や、
eMAXIS 米国リートインデックス】のような、

よりコストが安く、
市場の平均値程度のリターンは
期待できる商品を選ぶでしょう・・。

似顔絵




関連記事

| 投資信託をディープに理解する | 19:22 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

つみたて投資の強み 8つ!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

(注: ここでは「投資信託」に限って、
お話ししています・・。)

「つみたて投資のキーワードってなに?」
と聞かれたら、
ズバリ『自動化』とお答えします。

そう、全自動洗濯機の『自動』と同じです(^^)

たとえば、

あなたが、
「いつ」、
「いくらぐらい」← 金額ベースで。
「どれくらいの頻度」で、

投資信託を買い付けるのかという、
ほんらいは、
【あなた自身が決める】部分を、

エイヤーと、
あっさり『しくみ』に委ねてしまうわけです。
(「つみたて投資」って)

えっ? これほど味気ないこともない?

「あーあ、つまらないや!」
という声が聞こえるかもしれません。


しかし、『自動化』するということは、
その分【時間】を浮かせられる、ということ

全自動洗濯機が登場して、
主婦(主夫)の方の
貴重な時間が浮いたように、

私たちは【つみたて投資】によって、
投資に傾ける【時間】を浮かせるわけです。
(これって素晴らしいことでは?)


『つみたて投資』は、
杓子定規に見ると、
ふたつの作業に分解されます。

⇒ それは、
自動引き落とし】+【自動買い付け】です。

しくみが勝手にお金を『引き落とし』、
しくみが勝手にファンドを『買う。』

なので、あなたは
Netflix (ネットフリックス)で
アメリカの連続ドラマを
満喫できたりするわけです。


投資が「楽ちん」なのは、
罪でもなんでもありません。

投資に時間を割いて、
いろいろとシミュレーションや
分析をやればやるほどリターンが向上する・・、

なんてことはあまり聞きませんし・・。

『つみたて投資』には、
ムダをそぎ落として
本当に大切なことだけを凝縮した
【シンプルさ】があります。

ということで(さっそくですが)
【つみたて投資の強み8つ!】


1.1回あたりの投資額が少ない!


先日のコンサルティングでも
お話ししたところなのですが、

つみたて投資では、
1回あたりの【投資額】が抑えられます。

そのため、日常の空気の中で、
気負いなく続けられます。

たとえ、500万円分の投資でも、
月8万円ずつの
「つみたて投資」に変換すれば、

月8万円ずつのみが、
投資に向かうわけです。

(いっぺんに500万円が
投資に向かうわけではありません。)


あなたの気持ちの中では、
「特別なことをしている」
という意識が芽生えにくいため、

平常心を保ちながら、
ラクに投資が続けられるでしょう・・。


2.最初からないお金と思えます。


つみたて投資では、
しくみが勝手に掛金を引き落とします。

つまり、このお金は、
最初からないお金」と思いやすいのです。

「がんばって投資の原資を用意しないと!」
という気負いからも解放されることになります。


3.投資が必ず続けられます。


何かを「続ける」には、
それなりのパワーが必要です。
(フィットネスクラブが良い例でしょう)

ところがつみたて投資では、
しくみが毎月
投資信託を買ってくれますから、

あなたは別段、
何もする必要がないのです。

(たとえば、バランスファンドを選んでしまえば、
投資に費やす時間はもうゼロになります!)

〇 何をしても長続きしない。
〇 飽きっぽい
〇 サボることについては自信がある
という人でも、
投資が続けられるのです・・。


4.金融商品の価格が気にならなくなります。


高いときも、安いときも、とにかく
毎月同じ商品を買い続けますから、

「えーっと、
先月はいくらでこのファンドを買ったっけ?」
なんて、いちいち思わなくなります。

よい意味で、
投資と距離感を置けて、
細かいことが気にならなくなるわけです


今儲かっているのか、損しているのかも
意識しなくなれば、
もう本物の『つみたて投資家』といえるでしょう。


5.相場を予測しようという誘惑から逃れられます。


とにかく
毎月定額で購入し続けるので、

「マーケットがいつ下がるのか」、
「マーケットがいつ上がるのか」を考えても
そもそも意味がありません。

結果、マーケットを
予測しようという願望が薄れていきます。


banner1.jpg


6.投資でストレスを感じません。


今まで述べたことをギュッと凝縮すれば、
投資でストレス感じない!」になります。

とにかく、
いつ買うか?
何を買うか?
どれくらい買うか?

という『悩み』から解放されるわけですから。


7.投資に慣れるプロセスと、
元本が積み上がるプロセスが同時進行します。


最近はこの強みがもっとも重要と
感じるようになっています


つみたて投資では、
資産が少しずつ積み上がります。

(いきなり、
ゼロから150万円になったりしないわけです)

この、投資元本が
積み上がる『スピード』が、

投資初心者のあなたが
投資という行いに慣れていく
『スピード』にシンクロすることで、

投資そのものと、
あなた自身が
【ほどよい関係】になり得るのでは・・。

最初のころ、
あなたはピュアな投資1年生です。

つみたて投資においても、
まだ投資元本が少ないため、
価格変動が起こっても、
金額ベースでの増減はわずかです。


投資3年生、4年生くらいになって、
あなたはだいぶ
価格のアップダウンに慣れてきます。

このとき、
つみたて投資も時間を経て、
それなりの投資元本になり、
金額ベースの増減額が大きくなっていますから、

投資そのものと、
あなた自身が
【ほどよい関係】になるわけです。


8.新鮮な気持ちをキープできます。


つみたて投資では
毎月新たに資金を投入します。

つまりそれは、
毎月【投資と出会い直す】ということ。

5年経っても10年経っても、
「今、わたしは投資を行っているんだ」という、
新鮮な気持ちを保つことができるでしょう。


まあ、それぞれの人に
それぞれの【スタイル】があると思いますが、

つみたて投資は、
小学校の教室の、
いちばん廊下側の前から3番目くらいに座っていた、

ちょっと臆病で、
ちょっと恥ずかしがりのあなたには
最適な 投資実行法 だと思いますよ。

「砂粒だって、たくさん集めれば山になります(^^;)」

◆ 参照記事
【積立ては、人生の変化に対応しやすいシステムなのです

似顔絵




関連記事

| つみたて投資 | 13:11 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

もしも、インデックス投資のCMを作ったら・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。


木製のベッド。
原始的な目覚まし時計。
「ジリジリ・・」と目覚ましが鳴る。

朝はコーヒーと食パン。
自転車に乗って最寄り駅まで走る。
電車の中では本を読む。
「ライ麦畑でつかまえて」

仕事の風景。

半円形の、ちょうど卵の中を
空洞にしたようなチェアに腰かけて、
ひとり熟考する・・。

仕分け作業。
お客さまとのやり取りなど。


ランチ・・。店の前に着く。
手製の看板には、
「オーガニック野菜の店」と書いてある。

再び、仕事。
喜に怒に哀に楽に・・・。

gf01a201502152000.jpg

(大きな鉄橋を電車が駆け抜けていく。)

夜、自宅の食卓。
パートナーと晩ごはん。
(キノコがたっぷり入ったクリームシチュー)
なごやかに談笑するふたり・・。


就寝前にベランダに出て、
カモミールティーを飲みながら、夜の街の音を聞く。

スマホがブルブルと震え出す。

メールで、
「本日、○○インデックス・ファンドを
2万円分買付けました。」

というメッセージが。


あなたはパートナーに言う。
「ねえ、来週の日曜、高尾山に登らない?」

 タイトル
「人生をシンプルにするための道具。」 
○○インデックス・ファンド


追記)

昔は、いろいろなCMがあったものです。


いわゆる、動物、子ども。イメージ系のCMですね。



いかに70年代が『高金利』だったかが分かります。



ファミコンで株式投資!?





関連記事

| インデックス投資全般 | 11:08 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

『人的資産』という視点から『持ち株会』を眺めてみると・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ファイナンシャルプランナーがお客様に
職業』について尋ねています。
これには「理由」があります。

ズバリ、
【人的資産】の状況を把握しようとしているのです。

【人的資産】ってなに?

あなたという人が持っている
資産価値そのもののこと。

これまで働いてきた『実績』、
これから働く上で有している『能力』を、
【資産】として捉えているわけです。

(具体的には、これからもらい続ける
給与の現在価値のこと。)

そして、
あなたが持っている「トータル資産」とは?

【人的資産】+【金融資産】です!


当オフィスでは
55の質問(PDFファイル)を通じて、
たとえば、

「今から5年後に、あなたの手取り収入は
上がっていると思いますか?」
と伺います。

これは、
【人的資産】がこれから膨らむのか、
萎むのかを伺っているわけです。

【人的資産】は human assets と呼ばれます。

【金融資産】と違うところは?

〇【人的資産】は細かい分散ができません。
〇【人的資産】は(他のものと)交換ができません。
  (あなた自身ですから!)


また、
【金融資産】と同じところは?

〇【人的資産】も【金融資産】と同様、
その価値が変わり、アップダウンします。

一般に、【人的資産】は若い時にもっとも大きく、
年を取るに従って小さくなっていきます。

※ ファイナンシャルプランナー的に見れば、
【金融資産】を用いて資産運用を行う意味は
明白です。

年々衰える【人的資産】を補強するため!なのです。

こんなイメージ・・。


図1


先ほど、
【人的資産】も価値が変わり、
アップダウンします。と述べました。

たとえば、
国家公務員の方は
比較的身分が安定しており、

その【人的資産】も比較的安定しています。

たとえるなら、
物価連動の債券』のような
性格を有しています。


一方、わたしのような
個人事業主は
その身分、収入とも不安定で、

(もちろん、それなりの潜在力も
あるとは思いますが、)

その【人的資産】は、
『株式』のような性格を有しています。


先ほど、「トータル資産」=
【人的資産】+【金融資産】と言いましたが、

【人的資産】が安定している人は、
金融資産】について、
比較的リスクが取りやすい状況です。
(客観的な見地から)

逆に、
【人的資産】のボラティリティが高い人は?

金融資産】の運用に関しては
保守的に構えたほうがよい、と云えるでしょう・・。


ただし、ある程度年齢を重ねて、
【金融資産】が積み上がってくれば、
【人的資産】のボラティリティが
生活全般に及ぼす影響度は小さくなります。

逆に、25歳のあなたのように、
【金融資産】があまりない時期は、
【人的資産】の影響が圧倒的に大きいわけです。



なので、
(これはわたしの持論ですが、)

20代のうちは、
「貯金」「投資」にどんどん励むより、

【人的資産】の価値向上に注力したほうが、
中長期的に見て、
『トータル資産』の最大化が図りやすいと
考えます。


※ ちなみに、
ファイナンシャルプランナー的に見れば、
【転職活動】とは、
【人的資産】の再評価を募る行為
と云えます。


02d928c.jpg


では、次の「質問」です。

【人的資産】の価値の変わり方と、
あなたが勤める【会社】の株価の変動の仕方には、
「相関性」があると思いますか?

もっとざっくばらんに言ってしまうと・・、

⇒ あなたという【人的資産】の値動きと、
あなたが勤める【会社】の株価の値動きは、
似通っていますか?

(おそらく) YES ですね。

★ なので、
【自社株】への投資はお勧めしないわけです。


<もう一度『基本』に帰ってみましょう>

あなたの「トータル資産」は、
【人的資産】+【金融資産】です。

ほんらい、
このふたつの資産は、
できるだけ相関が低いほうが、
『リスク分散』が図れるわけです。

(お互い、関係ないほうが良い・・)

ところが、
自社株という『金融資産』は、
『人的資産』と値動きが似通ってしまいます。
(『リスク分散』が図れないのです)


コンサルティングで
しばしばお伺いするのですが、

【持ち株会】の積み立てを
止めたからといって、
仕事に対するやる気がなくなったりはしないはず。
(ですよね?)

【持ち株会】の毎月1万円、2万円のつみたては、
国際分散投資のほうに回したほうがいいですよ。

そうすれば、
【人的資産】と【金融資産】を、
うんと離すことができますから・・。

似顔絵




関連記事

| 自社株は買ってはダメです | 12:25 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT