2017年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年06月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

資産運用だって、親子間でキャッチボールできます


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

きょうび親子で
『共通の行い』ってあまりないのでは・・。

一緒にご飯を食べに行ったり、
旅行に出掛けたりはあると思いますが、

そもそも年齢が離れているため、
共通のこと】って意外に少ないもの。

たとえば、
お子さんがお母さんに
「スマホの設定方法」を教えてあげたりって
ありますよね。

逆に、

「あのさ、親戚の〇〇さんの子どもさんの
結婚式だけどさ、
いくらぐらい包んでいったらいいんだろう?」
というのは、

子どもが親に聞いて
教えてもらったりします。

(そう、必要なときは
当然、助け合っているわけです)



では、『お金のこと』って?

『お金のこと』を共通の話題にして、
話し合ったり(助け合ったり)
することってあるの・・?

YES、もちろんあります。

わたしは仕事柄、
上記の『具体的な場面』に遭遇しています。

子どもさんがお客様で
親御さんのお話を伺ったり、

逆に、
親御さんがお客様のケースで
お子さんの話を伺ったり・・。


たとえば、ご自身は個別株などで、
わりとアグレッシブな投資を好まれる方が、

娘さんお二人には、
「セゾン・バンガード」の積み立てを勧められ、

「カンさん、これはね、
もう親の命令で強制的にさせてるの」


みたいに言われたりしています。

⇒ お客様(お父様)です。

親御さんから子どもさんへの、
『暦年贈与』のご相談もしばしばあります。


また逆に、
娘さん、息子さんが
親御さんの状況を
心配されているケースもあります。

⇒ お客様(子どもさん)です。

【典型例】

〇 親御さんが、
銀行、証券会社で勧められたものを買っている。

〇 保有商品の内容を理解されていない。

〇 勧誘を断る理由もないので、
惰性で付き合いを続けてしまっている。



上記でいちばん怖いのは、
ご本人自身が、

そこそこ大きな「リスク量」を
背中に負われているのを、
ご自覚されていない点でしょう。

ある日、各々金融商品の時価を知ると、
そのアップダウンの大きさに・・。


たとえば、
25歳のお子さんと、
64歳の親御さんの資産運用というのは、
まったく「別物」なのでしょうか?

(ご本人に『リスクの許容度がある』
という前提ですが、)

『お金を増やす』というニーズに、

25歳の人も、
64歳の人も、関係ありません・・。

日本に住んでいようが、
南米のチリに住んでいようが、
トルコに住んでいようが、
これも関係ありません。

5,000万円のお金を持つ人も、
280万円のお金を持つ人も、
関係ありません。

お金を堅実に増やしたいというニーズは、
【普遍的】でしょう・・。


creating-a-household-budget_s600x600-255x300.jpg


ですので、
(これは山崎元さんが再三言われていますが、)

年代別で
ふさわしい投資信託はコレ!」とか、

教育費、セカンドライフなど
目的別で
「ふさわしい投資信託はコレ!」という、

メディア・金融機関の言説に、
騙されないようにしないといけません。


★ お金を育てること(そのものが)
まず大事であって、

それを何のために用いようかという
【目的】は、
別に「後付け」でも構わないのです。← ココ、重要!



今年64歳になられるあなたも、
これから、

人類史上最長の『セカンドライフ』を
経験されることになります。

『毎月分配型ファンド』のような、
目先の小さな実をつまみ食いするような
金融商品に固執していると、

83歳になったときに、
「あれ? あれれ・・」と
冷や汗を掻くことになりますよ。


考えてみますと、

『お金を増やしたいな。
どうしたらいいのだろう?』
というトピックは、

「旅行」や「食べ物」と同じように、
年齢や状況に関係なく、

ご家族みなに【共通の問題】なのだ
と気付かされます・・。


親御さんからお子さんに
資産運用の話をされる際は、
「投資」という言葉を極力用いずに、

「お金を育てる」⇒ 資産形成 という
言葉を使われたほうがよいと思います。

(もちろん、
「お金を貯める」という延長上に、
資産形成も存在するのよというニュアンスも込めて。)

やり方としては、
『低コストのバランスファンド』を、
月500円、月1,000円でいいから
積み立ててみなさい、というアドバイス・・。

★ ここでは
金額ベースが大事なのではなく、
「つみたて投資」という習慣を
身に付けることが重要なのです。



また、娘さん、息子さんが
親御さんを心配されるケースの場合、

(保有している)金融商品の良くないところや、
リスクについて、率直にお話しされることをお勧めします。

次に、『コスト』について説明してみましょう。

担当者がその金融商品を勧めてくるのは、
もしかすると(親切さからではなく)、
この手数料収入の分厚さからでは・・。


ただし(ここ注意点ですが)、
アドバイスするのではなく、

★ あくまで「意見」としてお話ししてみる、
という【姿勢】をお忘れなく!

なぜなら、
親御さんは親御さんなりに、
「なにか思いがあって」
お金を増やそうとされているわけです。


family20man20lo20res.jpg


わたしが、60代、70代のお客様と
お話ししていて感じるのは、

★ 今のシニアの方々は、
【子どもさんに迷惑を掛けること】を
とても・気にされています。


たとえば、自分が認知症になったら・・
体が不自由になったら・・

そういうことに備えて、
自分のことは自分でケアできるように、
今からお金を増やしておきたい・・。

こういった「動機」から、
投資信託、保険商品などを
買っておられるかもしれないのです。


この、
「自分のことは自分でケアできるように、
今からお金を増やしておきたい」
というお気持ちも、

『親が、子を想っている』
立派な具体例のひとつでしょう・・。

とにかく【お金のこと】も、
親子の間で
話し合いの機会を持つことって重要。



息子さん、娘さんも、
お父様、お母様も、

金融商品、お金を増やす、
投資のこと、投資信託のことを介して、

親子間で共通の【話題】が持て、

「これってなんだか(悪いことではなく)
けっこうイイことだよね」という、
ポジティブ思考で捉えていただきたいのです。


また、
世代間を貫いて、
マネーリテラシーの【共有】ができれば、

今後、銀行や証券会社、
投資のインフラを提供する会社の態度も、
ずいぶん変わってくるのではないでしょうか・・。

『おまけ』
親御さんにひと言・・。

息子さん、娘さんが
実家に帰ってきたときには、
「結婚」について
都度都度尋ねるより、

「お金のこと、ちゃんと気にしてる?」
というお声掛けを優先してくださいね。

◆ 参照記事
証券会社もマネー雑誌もその本質は変わっていない?

似顔絵




関連記事

| 人生をプランニングする | 17:54 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT |