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投資信託、秘伝のメリットとは?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

あなたは「日本コーリン」という会社をご存じですか?

2003年の7月、
当時の店頭市場に上場していた
日本コーリンが突然倒産しました。

民事再生手続きの
開始を申し立てた日の「株価」は・・、
553円でした。

これって、
「株価」が反応しないうちに
企業が「破たん」してしまった典型例です。

また、
相談業務の現場を振り返ってみると、

2010年に破たんしたJALは、
その株を持っておられたお客様が
けっこうおられたように思います。

(ところで、)
『今、東芝の株を持っている人は、
夜ぐっすり眠れているでしょうか・・?』


この仕事を始めて間もなく、
スーパーマーケットの「マイカル」の
経営破たんがありました。

ちょうどマイカルの【社債】をお持ちの
お客様がおられて、
「実際に、倒産リスクが発生してしまうとは・・」
と驚いたものです。

マイカル社債の利率は(たしか)
3.25%だったと記憶しています。

「3.25%! それはすごいですね!」と、
あなたは
(よもや)
喜びませんよね?


結局、2000年に
『マイカル社債』を購入されたお客様は、
(マイカル社の更生計画によって、)

最終的に購入した社債の額面の
『30%のみ』が弁済されるという
結果になりました・・。


上記は、私たちが『資産運用』において、
会社の【倒産リスク】を負う一例です・・


意外に思われるかもしれませんが、
生命保険商品も、
(生保会社の)【倒産リスク】を負います。

個人年金保険などの
貯蓄性の高い保険商品は、
生命保険会社の【倒産】によって、

支払われるはずの『年金額』が
大きく【削減】される可能性があります・・。


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これも相談業務での経験例ですが、
千代田生命、協栄生命等の
『経営破たん』が起こったとき、

個人年金保険を契約していた弊所のお客様で、

年金額を3割 削減された、
4割近く削減されたという『実例』を
わたしは見ています・・。



(そして酷いことに、
破たんが明らかになったあと、
保険契約を解約しようとすると、

『解約控除』という別途のペナルティー料を
課せられたため、
泣く泣く解約をあきらめられたのを
今でも思い出します・・)


★ 貯蓄型の保険商品は、
 【超長期の契約】であるため、

下手をすると30年後、40年後まで、
保険会社の【倒産リスク】を、
背中に負い続けないといけません・・。


シンプルに考えましょう。

あなたが、どこで、
どんな金融商品を保有しようが、

その金融商品の『供給元』が潰れてしまい、
(そのせいで)

あなたの資産が大きく減ってしまうのは、
とってもイヤなことですね。

投資信託という道具の
もっとも優れた点は、

「あなたの資産が、
ゼロになる心配をしなくてよい」

ということ・・。

具体的には、
投資信託は金融機関の
【倒産リスク】を隔離(かくり)するしくみが
整っているのです。


以下が、その【スキーム】です。


信託
運用会社は文字通り
ファンドを運用する会社なのに、

ファンド資産をわざわざ
信託銀行(受託会社)にすべて預けます。


この『スキーム』、すなわち、

(運用会社)委託 → ファンド資産 → 受託(信託銀行)

を、信託と呼ぶのです。


なぜ、運用会社のことを
委託会社』と呼ぶかというと、

【ファンド資産】を、
信託銀行に「委託」しているからです。

⇒ 信託銀行は
資産を「受託」する会社なので、【受託会社】と云います。


もちろん、ネット証券などの
販売会社も、ファンド資産を保有することは
ありませんから、

運用会社、受託会社、販売会社
いずれの会社も、
直接的に
ファンド資産を保有していません。

(※ 受託会社である信託銀行も、
ファンド資産は自行の資産と分別して管理します)


質問!)

どうしてわざわざそんなことを?

答え)
万一、どこかが潰れても大丈夫なように!


投資信託は、
この【信託のしくみ】を内包するため、
『投資・信託』と呼ばれるわけです。

そして、あなたは
自分の資産がゼロになる心配をしなくてよい。

これは、
とっても(地味ですが)
とっても大きな【秘伝のメリット】なのですよ・・。

似顔絵




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