2017年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年11月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

上がり過ぎたものは下がりますから、(やっぱり)いつか暴落は来るのです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今から10分間だけ、
アメリカ人になってみましょう。

あなたはミネソタ州に住む
医療機器関連の会社の社員です。

もちろん、インデックス投資を行っています。

あなたが今年に入って、
もう40回以上、
聞かされている【フレーズ】があります。

それは、

アメリカダウ平均が最高値を更新しました。


というフレーズ。


マーケットの稼働日数が
年初来まだ200日もないのに、

すでに40回以上、
米国では株価指数(ダウ平均)が
最高値を更新しています。


『最高値更新!』とは、

たまにしか、
最高値を更新しないから
ニュースになるのであって、

しょっちゅう高値更新をしていると、
際立ったニュースには
(もはや)なりません・・(-_-;)


アメリカ人であるあなたも、
朝のコーヒーを飲みながら、

「あっ、また高値更新?」


みたいに、

そっけなく頭の片隅で思うだけに
なってしまっているのです。

米国の金利は低いままです。
失業率はこの12年間で
もっとも低くなっています。

2009年来、
米国株式市場は
『長期の上昇相場』を続けています。


山登りにたとえるなら、
かなり「高み」まで上がっているわけです。

「この先、
もしかして大きく下がるのでは?」


と身構える姿勢は、
(ある意味)健全といえます。

人は慣性の法則によって、
たとえば、
右回りにずっと慣れ続けると、

よもや【左回り】にさらされるとは
考えにくくなるもの。

でも、【左回り】は
(残念ながら)突如やってきます。

あるいは、
意外な方向からやってきます。
またあるいは、
予想外の出現のしかたをします。


1616 マーケットのアップダウン


マーケットの歴史が
私たちに教えてくれるのは、

『上がり過ぎたものは、
必ず下がる』ということです。


私たちは(いつかは分かりませんが)
必ず【大きな下げの局面】を経験することでしょう。

個々のインデックスファンドを組み合わせて
運用を行っている人は、

当初の自分の運用計画
(ポートフォリオ)を思い出してみましょう。
計画からズレが生じていれば、
リ・バランス』を励行してください。


割合が上昇したファンドを一部売って、
そのお金で
割合が下がったファンドを買い増す。

要は、資産配分の割合を
もとに戻しておこうよ』ということ。

売ったら税金を取られるとか、
もう少し上がるかもしれないとか、
細かいところに
くれぐれも目を奪われないようにしましょう。

★ 『リ・バランス』とは、
単に Stay the course
「コースに留まること。」

自分が当初決めたことを堅持する」ことに
他なりません・・。


「自分が決めたことを堅持する」
という意味では、

このようなマーケット局面で、
自身のポートフォリオを積極化するのは
厳に慎むべきでしょう。

(たとえば、
株式の割合を引き上げるとか。)

あるいは、
ポートフォリオに回す以外の
(生活防衛資金を含めた)【安全資産】を
500万円ほどお持ちで、

ポートフォリオの総額も500万円程度
保有する人がいるとします。


つまり、この人は
当初の「運用計画」で、

投資に回さない安全資産と、
投資(ポートフォリオ)を、
50:50 とする、
と決めた人なのです・・。

今、このようなマーケット局面で、
安全資産の割合を減らして

投資(ポートフォリオ)に追加投資するというのも、
厳に慎むべきでしょう・・。


22.jpg


あなたの資産全体を
【割合】として捉えるなら、
投資行動を積極化させてよいのは、
【マーケットが大いに下がったとき】です。



ウォール・ストリート・ジャーナルの
次の株価大暴落に備えて何をすべきか』という
記事の中に、
次のような文言が載っています。

ジャーナリストのダイアナ・エンリケス氏は
新著「A First-Class Catastrophe(第1級の大惨事)」の中で
1987年10月19日を
「ウォール街の歴史で最悪の日」と呼んでいる。

その大暴落のスケールを2017年に当てはめると、
ダウ平均が1日で5000ドル超も下げたことになる。


(ちなみに
1987年10月19日には
ダウ平均がたった1日で22%以上下落しました)


これから先、
(いつかは分かりませんが)
株価指数が5%下がっても、

その下がった事実に対して
(くれぐれも)
慌ててアクションを起こしてしまわないこと。

たとえ株価指数が10%下がっても、
その下がった事実に対して
(くれぐれも)咄嗟に行動してしまわないこと。

これから先の
10%超の下落は、
マーケットの好調局面が長期であったために、

ニュースバリュー的に
大々的に
(つまりは大げさに)
報じられる可能性があります。


でも、
(くれぐれも)コースから外れないこと・・。


これから先
20%超の下落が起こっても、
(今のマーケット感覚で云うと)
ダウ平均が5000ドル超下がっても、

その事実を、
『予期せぬことが起こった!』
と思わぬことです。

『上がり過ぎたものは、
必ず下がる』わけですから・・。


前述のエンリケス氏には
次のような言葉もあります。

「歴史の健忘症のせいで
われわれは過去の大失敗を繰り返す運命にある。

その唯一の防御手段は、
起きたことを正確に覚えておくことだ」


誤解を恐れずに言えば、
20%超の下落が起こってはじめて、

ほんとうに久しぶりに
私たちには投資の【チャンス】が訪れます。

つみたて投資に勤しむ皆さん、
そうは思いませんか?

似顔絵




関連記事

| 経済よもやま話 | 13:23 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT |