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金融村は、まだまだ発展途上です(電子書籍「バラつみ投資」未掲載原稿)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

拙著【ラクして増やそう!バラつみ投資】は、
(電子書籍ゆえに)
自身で編集もこなしました。

いろいろと検討した結果、
第5章のところで
未掲載となった文章があります。

今回、それらを構成し直して、
加筆修正のうえ、
公開させていただきます。

(あっ、シンプルに
ブログ記事としてお読みくださいね(^^;)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★ 本書はバラつみ投資の窓口として
ネット証券」をお勧めしています。

しかし、ネット証券も
その実態は、
なんでも屋さん」みたいなところがあるのです。

「カンさん。
ネット証券のトップページって、
盛り場の看板みたいで、
もう情報が多すぎてイヤになりました。」


これは、
あるお客様が面談中に、
実際に言われたことばです。


たしかにお気持ちは分かります。

トップページ内で、
FXや株(かぶ)の信用取引といった
投機性が強い商品と、

投資信託が「同じ列」に並んでいるのは、
なんとも滑稽な姿ではないでしょうか。

ネット証券はそろそろ、
トレードする人たちへのサービスと、
コツコツ資産形成する人たちへのサービスを、
明確に分けるべきでしょう。


02d928c.jpg


次に、投資信託の運用会社です。

運用会社とは文字通り、
ファンドを作るメーカーさんですが、

車のメーカーに比べると
ずいぶん『非効率な仕事』をしています。

販売会社に請われるがまま
6,000本もの投資信託を作ってしまい、
バックヤードには在庫が溢れ返っています。


multi_syouhou_zaiko.png

(この本数は明らかに「供給過剰」でしょう)

どんなモノでも、
それを一から作って育てるには
相応のエネルギーが必要なはず・・。

しかし、
「販売当初だけ売れればOK」と
割り切っているのでしょうか、
育てるという意識が希薄で、
薄利多売」の様相を呈しています。


一例ですが、
インデックス型のファンドでいいますと、

同じ指数との連動を目指す
まったく同タイプの投資信託が、

ひとつの運用会社の中で
5本も10本も存在しているのです。
(これって滑稽ですらありますね)

非効率に
多くのモノ(投資信託)を
作り続けたまま、
利益を上げようとするので、

一商品あたりの『コスト』が
高止まりしたままなのです。


そして、
この高コスト体質に
付き合わされているのが、
(他ならぬ)私たち消費者です。


また、
金融機関だけではなく、
FP(ファイナンシャルプランナー)と
呼ばれる、お金の専門家にも注意が必要です。

(当然、筆者も含まれます)


advisor_20170307120313a12.jpg

仮に、
そのFPが「金融商品」を販売しており、
金融機関から「手数料収入」を得る立場なら、

あなたへのアドバイス内容より、
FPの手元に入る『手数料』を
優先させてしまう可能性があります。

あるいは、『手数料』がもたらされる
金融商品を想定して、
あなたへのアドバイスが為される
可能性すらあります。


(これを「利益相反」と呼びます)


実際、筆者のオフィスには、

著名なFP会社に相談に行ったところ、
ランドバンキングを勧められたとか、

別のFP会社では
変額年金保険を勧められたという
お客様の声が、多数寄せられています。

(同じFPとして、
こちらが恥ずかしくなってしまいます)

その専門家が
【どこから、手数料収入を得ているか】は、
当然開示されるべきですし、

もし、開示がない場合は、
私たちの側から必ず確認するようにしましょう。

(※ 筆者は開業以来、
金融商品の販売・斡旋にはタッチしていません)


the-power-of-no.jpg


残念ながら、
金融業界は
まだまだ「村」のレベルです。

消費者の知識が発展途上のため、
商品の提供側が、
ラクして儲けている側面が
あると言わざるを得ません。


今後、
消費者の知識・考え方が
成熟していけば、

『殿様商売』をしている多くの人たちは、
淘汰されていくことになるでしょう。

これを、
世の中では「進歩」と呼んでいます。






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