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教育資金の準備で陥りやすいワナとは?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

相談業務の中で、
コンスタントに出てくるのが、
「教育費の準備をどうするか?」です。

お話を伺っていると、
次の2つの特徴が垣間見えます。

1.最初から大きすぎる金額を
イメージしてしまっている。

2.他の出費と独立して
「教育資金」のみで捉えてしまっている。



1.は、いわゆる
「教育費は1,000~2,000万円はかかるよ!」
という言説がひとり歩きしているパターンです。

著名なFPブロガーである
kaoruさんの、
こちらの記事に詳しいですが、

kaoruさん


仮に中学まで公立、
あるいは高校まで公立であれば、

それまでの教育費は、

〇 まとまったお金ではなく、
〇 毎月の収支の中で
対応することが可能です(一部ボーナスも)。

まさに、
kaoruさんの記事にある通り、

【生活費の一部として捻出するイメージ】


なのです。

教育資金が1000万円必要は嘘?250万円が準備できれば合格


換言すれば、
(今年生まれるお子さんであれば、)

まとまった資金を準備するまでに、
15年、18年といった
時間の利益』が存在することになります。

また、2.は、

『教育費の準備のために、
○○(金融商品)を買っておこう。』


という発想のこと。


山崎元さんが
よく言われますが、

貯蓄や投資を
用途別】で考えるのは、

金融機関が長い年月をかけ
醸成してきた「策略」です。

【それだけ接触機会が多くなり、
紹介できる商品の数が増えるためです・・】


そもそも、
お金に「色」はないわけですから、
仮にあなたがリスクを負える人なら、

別に、
【一家でひとつのポートフォリオ】を
作ってもよいわけです。


この「ポートフォリオ」の目的は?

〇 主には「リタイア後の資金準備」です。

〇 しかし、それ以前に
「教育資金」として、
一部だけ、一定期間、
ポートフォリオから引き出します。


という『ルール付け』を
しておけばよいわけです。


ところで、
上記の「引き出し額」に関連しますが、
たとえば大学4年間で必要なお金を
すべて親御さんが用意すべきなのでしょうか?

ゼロの地点に戻ってみましょう。

そもそも、

〇 ご夫婦の
リタイア後の生活資金の準備と、
〇 教育費の準備、
どちらがより【重要】なのでしょうか?

(・・・後者ですよね?)


shutterstock_144582065.jpg


★ 私たちはどうしても、
より近い『イベント出費』(教育費)のほうを、
より『重視』してしまいがちです。



ここは鳥の目を持って、
リタイア後の資金と
教育資金を、
冷めた目で「振り分ける」必要があります。

(教育費の一部は奨学金で賄う、
という割り切りも必要ではないでしょうか)


「ところでカンさん。
教育資金の準備は投資信託のみでいいの?」


んー、わたしはその考えには反対です。

なぜなら、教育費は
【お金が必要になる時期】が
【固定】されるからです。


たとえば、
息子さんの大学入学が決まり、
18歳時の3月中に、

〇 入学金と
〇 その年度の前期授業料が必要になり、

教育資金は投資信託だけで
準備している最中、

ちょうどその年の
1月末から3月にかけて、

世界の『株式市場』が
急落】してしまったら・・、
エライことになります!


わたしは教育資金の準備には、

〇 預金など 50%
〇 投資信託 50%

という『組み合わせ』を提案します。

たとえば「一例」ですが、

〇 つみたて定期 1万円/月
〇 つみたて投資 1万円/月


として、
これを15年間続ければ、
元本は「360万円」になります。


「ここでのポイントは?」

つみたて投資の1万円は、

あなたが『一家』として行う
投資信託のつみたての【一部】、

という認識なのです。

人生ではいろいろなことが起こります。

〇 預金など 50
〇 投資信託 50

という『組み合わせ』で
教育資金の準備を続け、

万が一、
息子さんが中学を卒業したときに、

「靴のマイスターになりたいから、
ドイツに行きたい!」


と宣言したら、どうします?


02d928c.jpg


そのときは慌てず、
必要となる費用の、

半分程度は・・、
つみたて定期」を解約し、

半分程度は・・、
投資信託」の一部を解約し、
お金を用立ててあげればよいのです。

たとえば、
19歳時の3月中に、

〇 前期授業料(80万円)が
必要になるなら、

半分程度は
「つみたて定期」から、
半分程度は「投資信託」から用立てる。


もちろん、
投資信託の【解約のしかた】は、

仮に、

〇 日本株式   20%
〇 先進国株式  40%
〇 日本債券    20%
〇 先進国債券  20%


という『ポートフォリオ』を
組んでいるなら、

★ この保有割合を極力
崩さない】よう、
各々のファンドを【部分解約】するわけです。

一家として「ひとつのポートフォリオ」を
育てていけば、
資産管理はずいぶんとシンプルになるはずです。

似顔絵




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