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バンガードが1800近いETFの売買委託手数料を無料化へ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

タイトルの通り、
バンガード(証券口座)が
来月(8月)から、
1800近いETFの売買委託手数料の
『無料化』を実施します。

(オンライン上の取引に限る。
レバレッジ型、インバース型のETFは除外。)

Seeking Alphaというサイトの
こちらの記事でも詳細が確認できます(英語)
Vanguard broadening commission-free ETF trades

CNBCテレビも驚きをもって
このニュースを伝えています。




バンガード社は、
ETFのプロバイダー(運用会社)であると同時に、
オンラインブローカー(ネット証券)でもあります。


(実は)同社では2010年から、
自社のETFに関しては、
売買委託手数料の無料化を始めていました。

この種の『流れ』って、
この7、8年をかけて
他の金融機関でも
起こってきたことなのです・・。


たとえば、
米国オンライン証券大手、
チャールズ・シュワブでは、

100本以上のETF取引手数料を
ゼロにするサービスを行っていました。
その名も「Schwab ETF OneSource」

自社が運用するETF
(Schwab ETF)のみならず、
他の運用会社のETFも含んでいたのです。

また、
フィデリティ(証券口座)が
i シェアーズETFの
売買委託手数料をゼロにするサービスも
(すでに)為されていました。


Charles-Schwab-ETF.jpg


そういえば、
日本でも、この手の動きが
最近広まっていますね!

マネックス ゼロETF(米国ETF売買手数料実質無料プログラム)
i シェアーズETF、楽天証券なら売買手数料0円。

ただし、
上記サービスのすべては、
一部のETFに・限られていたわけです。


今回のバンガード社の新サービスは、
自社のETF、
i シェアーズ、SSGA、
その他の運用会社ほとんどを網羅しています。

これはかつて、

チャールズ・シュワブ証券が
投資信託』において
目論んだサービス、

〇 すべての投資信託を
ワンストップで。

〇 そして、すべての投資信託を
ノーロードで。


という、
ワンプラットフォーム戦略」に通じます・・。


money-dollars-cash-burden-debt-chain-600x450.jpg


冷静に考えてみますと、
バンガード社が
1800近いETFの売買委託手数料を無料化しても、
自社のETF以外では、

バンガード社には、
一銭も入ってこないわけです。


(同社はETFの運用会社から、
キックバックを受け取る会社ではないですから。)


ETFには
『販売会社』という概念がないため、
バンガード(証券口座)としては、

売買委託手数料をゼロにするのは、
赤字を覚悟する」ということに等しい・・)

ではなぜ今バンガードは、
このような思い切った施策を行うのか?


市場シェア』を高めるためです。

具体的には2つあります。

1.運用会社としての
ETF市場シェアを高めるに留まらず、

2.ETF売買のプラットフォームとしての
市場シェアを高めるという意思。


それをわたしは感じます。


J_Leeroy17 という人の、
以下のツイートが印象的です。


game changer

ゲーム・チェインジャー。

まさに
米国のETF業界に
新たなルールを敷いてしまおう、
という動きなのです。



ETF売買の「場」としての
シェアが高まれば、

自社(証券口座)により多くの
預かり資産(ETF)を呼び込み、


その中で、
中長期的に、

他社のETFから
自社のETFへの乗り換え(囲い込み)を行おうという
バンガード社の【野望】が透けて見えてきます。

(いやはや、
ホントすごい会社なのです、バンガードって。)

バンガード社のプレスリリースはこちらです(英語)

あ




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