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ノーベル賞の賞金って、ノーベル財団の運用次第なの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ノーベルさんは
爆薬や兵器を元に富を築いた人であり、
後世、自分がどう評価されるのか
とても気になっていたのでしょう。

アルフレッド・ノーベル(1833~1896年)の
遺言には、次の一節があります。

「私のすべての換金可能な財は、
次の方法で処理されなくてはならない。

私の遺言執行者が
安全な有価証券に投資し
継続される基金を設立し、

その毎年の利子について、
前年に人類のために最大たる貢献をした人々に
分配されるものとする。」

ウィキペディアより。



そう、
これが
【ノーベル賞】の興りですね。

ここでちょっと、
あなたが『資産管理者』になったつもりで
考えてみましょう。

⇒ ノーベル賞が
毎年変わらぬ『賞金』を出し続け、
しかも基金が存続するためには?

そう、
ある程度リスクを取った資産運用を
続ける必要があります。



ノーベル財団の運用のことが気になり、
検索する中で、

まろさんのブログ記事
ノーベル財団の資産運用】を発見しました。

(いつも思うのですが、)
まろさんの記事は
とてもウィットに富んでいて
読み応えがあります。


さて、タイトルの

「ノーベル賞の賞金って、ノーベル財団の運用次第なの?」


ですが、

(もちろん)答えはYES です。


nobel prize


ノーベルさんは遺言に、
安全な有価証券に投資すること』と
記しましたが、

これを尊重し過ぎたために
ノーベル財団はその運営上、
かなり厳しい時期があったようです。

以下、まろさんの記事から引用します。

以下、引用)

しかし1970年代までは
運用成績がまったく振るわず資産が減少。

受賞者への賞金額も
1940年代から80年代初めまでは、
設立当初の賞金の3割程度にまで
押さえる必要があった。

ノーベルの遺言を忠実に守り、
「安全証券(safe securities)」による運用、
にこだわり、

1950年代前半に運用規定が改定されるまでは、

•不動産
•債券
•担保付き貸付

を中心に運用し、
インフレで資産が目減りしたのが原因のようだ。

引用、終わり)



なるほど・・。

少しだけ現代史の復習ですよ。

皆さんご存じの通り、
20世紀』とは
いったいどんな世紀だったでしょうか?

〇 戦争の世紀であり
〇 経済成長の世紀であり、

そして、
〇 インフレーションの世紀でもありました。


1950年代前半までの反省もあり、
ノーベル財団の運用はその後、
自由度を増すことになります。


再びまろさんの記事から。

以下、引用)

運用の自由度が増してからは
運用成績は年々向上し、

1987年に運用資産、
1991年に賞金額が
創立時の実質価値を回復。

ノーベル財団が
財政的に安定したのはここ2,30年のことだった。

引用、終わり)


いろいろタイヘンだったのですね。


History-books.jpg


他者のための
多額の資産運用には、
以下の観点が必須となります。

〇 運用の永続性
〇 リスク分散の深化


まろさんの記事で驚いたのは、

ノーベル財団の年次報告書から、
現在の運用資産額と
そのポートフォリオのおおよそが分かることです。

(※ノーベル財団 年次報告書
 『Annual Report 2017』(PDFファイル)


まろさんの記事によりますと
『ノーベル財団』の

・運用資産は?
45億スウェーデンクローナ(日本円で約565億円!)

・ポートフォリオは?

〇 株式 50%
(スウェーデン株式10%・海外株式40%)

〇債券 18%(うち北欧の国債14%)
〇オルタナティブ 32%


となっています。


天秤


ノーベル財団では
(運用成績の上下により)
賞金が引き下げられることもありましたが、

2017年からは
ノーベル賞の『賞金』は一つの分野につき、

900万スウェーデンクローナ
(約1億1500万円)となっています。


もちろん、
経済状況はこれから先も
アップダウンを繰り返すでしょうが、

ノーベル財団が運用を続ける
『基本姿勢』は変わらないはず。

2100年にも、
「ノーベル賞」は発表されるはずですから、
長期・分散・低コスト
基本ポリシーは【遵守】されるはずなのです。

〇 まろさんの記事
ノーベル財団の資産運用

あ


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  4月27日()~5月6日(




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