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わたしの心配は、金融庁「人生100年時代」の報告書が投資業界に悪用されること


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

金融庁の報告書が
ワイドショーなどでも取り上げられ、
話題になっています。

金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書
高齢社会における資産形成・管理」(PDFファイル)


そもそも、
人生は一人ひとりのものですから、

自分が金銭的にどう対処していくのか
「お上(おかみ)にいちいち言われる筋合いはないよ。」
という気持ちの人もいると思います。


一所懸命働いて、
あるいは倹約して、
あるいはコツコツ資産運用して、

お金をそれなりに蓄えようとするのは
(あるいは蓄えようとしないのも、)
(基本的に)「自助の賜物」です。



したがって、
お金が足りない・・
ということを、
国のせいばかりにするのはおかしいと思います。


ヒトは想像以上に
長生きになってしまい、

かつ年金制度は
現役世代の人のお金(保険料)で
年金受給権者にお金を渡していくので、

超少子高齢化が進むと、
(現役時代の収入に対する)
年金受給額の比率が下がってしまうのも
致し方ありません。


Divided.jpg


ほんらいは
「残念ながら、ない袖は振れません・・」
ということを、

(金融庁だけでなく)
政府全体が、
包み隠さず話すべきなのでは・・。


(ちなみに、
私たちひとりひとりが
リタイアに向けて出来ることの
小案は昨日のブログに書きました。)


たしかに自助で、
資産運用で、

「えっ、つみたてNISAで?」
とかいきなり言われても、

多くの人は「????」の世界だと思います。

資産運用という行いが
新たなカルチャーとして根付いていくには
それなりの時間がかかるでしょう。

しかしながら、
10年前と比べると、

運用に関しては、
自分で分からないながらも調べたり、
真偽を見極めようとしたり、
また、少額でもトライしてみたりという、

小さな努力を重ねている人は
少なからず増えてはきているのです。


わたしが今、
もっとも心配するのは、

今回の金融庁の報告書を、
投資業界が悪用することです。


昨日、以下ツイートを偶然見つけました。


警告


さっそく、

金融庁がついに警告!?


という書き方をしていますね。

誤解がないように申し上げると、

きちんとした、
理に適った資産形成の手段を
告知啓蒙しようとする
事業会社さんもたくさんおられると思います。


上記ツイートを見て
「どんなセミナーだろう」と思ったので、
辿っていくと、

そのセミナー主催者は・・
こちらの不動産会社さんでした。


mig.jpg


サイト内では、
こんな文言が記されていました。

以下、引用)

Crazyマネーセミナーで学べる
  3つのこと

   1
プロが普段どのような目線で株式投資をしているのか。
FP講師の多くが不動産投資を会社員におすすめする理由がわかる

   2
年収500万円以上の会社員だけが許される節税スキーム

   3
バランスシートの活用であなたの資産バランスが手に取るようにわかる。

引用、終わり)



もちろん、わたしは
不動産投資を否定する者ではありません。

でも・・・、
金融庁が言っているのは?
「長期・分散・つみたて」ですよね。



実物の不動産買ったら、
銘柄の「分散」ではなく
銘柄の「集中投資」です。

しかも、実物不動産は「つみたて」出来ませんし・・。


image.jpg


これまで「個」ベースで
不安を煽っていたものが、

今後は「金融庁」という
お墨付きをもらったかのような
『セールストーク』が増えてくるのが心配です。


上記の不動産投資しかり、
個別株で老後不安解消、FXで毎月安定収入、
その他さまざまな情報商材などが、

今回の金融審議会の報告書を
悪用する恐れがあります。

【皆さん、くれぐれもお気をつけください・・。】


金融庁がついに警告!
という文言に煽られるのではなく、

報告書自体を、
まずはざっくりでいいですから読んでみましょう。
(極めて「まともなこと」が書かれていますよ)

金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書
高齢社会における資産形成・管理」(PDFファイル)


あ



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