ワイドショーで「投資信託のタイプには(実は)2種類ありまして・・」と紹介されるのを見てみたいです
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
「期せずして」
という言葉がありますが、
まさに今回の金融庁の報告書は、
将来『お金足りないよ。』
『じゃあ、その足りないお金をどうするの?』を
皆が考えるキッカケになるかもしれません・・。
金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書
「高齢社会における資産形成・管理」(PDFファイル)
先日の「ひるおび!」(TBS)というワイドショー内で
iDeCo、一般NISA、つみたてNISAという
言葉が出ていたので、
ちょっとビックリしてしまいました。
また、社会状況の分析から、
どうして老後のお金が足りなくなるのかの
具体的な説明も為されていました。
【1:05くらいから該当部分スタート。】
次に、資産形成の道具である
「投資信託」について。
番組内では、
ニッセイ基礎研究所の井出真吾さんが、
「投資信託はリスクの高いモノから低いモノまで
いろいろあります」ということ、
また、
ハイリスク・ハイリターン型
ローリスク・ローリターン型を、
「丼(どんぶり)」を例に挙げて
説明されていました。
別の番組では、
投資信託が
〇 銘柄をたくさん入れ
ひとつのパッケージにして
運用はプロに任せる・・
という言い方で紹介されていました。
はじめの【第一歩】として、
投資信託の基本のところを
知ってもらうことは大事だと思います。
ただ、投資信託と聞いて
(パブロフの犬のように?)
有店舗の金融機関に行ってしまっては
(もちろん)ダメです。
「とにかく慌てないこと。」
すぐに動いてしまうより、
「投資信託について、
「ちょっと学んでみようかな」と
まずは思っていただきたいのです。
投資信託・・?
「で、どんなタイプがあるの?」
「その道具は、
どんな心構えで使っていったらいいの?」
というところを、
ワイドショーでも扱うようになれば、
「あら。日本もすごく変わったね・・」
となるのでしょう。
たとえば、
〇 銘柄をたくさん入れ
ひとつのパッケージにして
運用はプロに任せる・・
の、
「運用はプロに任せる」のところですが、
これだと、
投資信託を作って
運用している人たちが、
【任意に銘柄を選んでくれるんだ・・】
⇒ それが投資信託だ。
と誤解される人が出てくると思うのです。
もちろん、
運用している人たちが、
任意に銘柄を選んでくれる
ファンド(アクティブ・ファンド)も
ありますが、
運用している人たちが、
任意には銘柄を選ばない
投資信託もあるわけで・・。← これがインデックスファンド。
わたしは長くこの仕事をしていて思うのですが、
最初の段階で、
投資信託には大きく分けて
『2つのタイプ』が存在している。
その2つとは、
「ロマン」を求めるアクティブ型のタイプと、
「達観」しているパッシブ(受け身)型のタイプです。
これを、
知っているかいないかで、
投資信託というツールを見る
【奥行きの広さ】が違ってくるのです。
最後に・・、
投資信託を用いて資産運用を行うにあたって
「どんな心構えを持ってやっていったらいいの?」
のところで、
長期・分散・つみたて・低コストを
声高に主張して欲しいですね。
(実は運用における
基本的な理念のところが、
もっとも伝わっていないと感じるのです。)
長期・分散・つみたて・低コストこそ、
価格変動の大きな波(=リスク)を手なずけ、
うまく付き合っていく唯一の処方箋だからです。
(まあ、テレビ的には
非常に盛り上がらないでしょうが・・(^^;
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