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8年前に投資信託のことを知って、でもなかなか投資に踏み出せない人へ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしはベルナルド・ベルトルッチ監督の
「シェルタリング・スカイ」という映画が好きです。
(日本公開は1991年)

ラストシーンで、
原作者のポール・ボウルズが登場し、
こんな台詞を言います。




(注:意訳です)

人はいつ死ぬか知らされていない為、
機会は無尽蔵にあると思っている。

が、すべてはそう何度も起こることではない。
(じっさい、とても小さな回数しか起こらない)


自分を形作ったと思われる
子どもの頃の、あの午後の出来事を、
あなたは人生の中であと何度思い出すだろう。

せいぜい4、5回程度だ。

これから先、満月が昇る姿を何度目にすることだろう。
せいぜい20回位。

でもそれらは無限に訪れると思えてしまうのだ。



わたしは時折、
セミナーやコンサルティングで
お客さまの『決意に満ちた表情』を
拝見することがあります。

投資に限らず、
どんな事象であれ、

何かを知って、
それに興味を持ち、
実際それを「始める」に至るまでには、
幾重ものハードルを越える必要があります。

『決意に満ちた表情』とはまさに、

「わたしはいくつもハードルを越えて
ここまでやって来ましたよ!

資産運用について学ぶ用意があります。
資産運用を始める決意を固めています。」


という表情なのです。

(それを見たわたしは、
身が引き締まるような気持ちになります)


hand-towards-rising-sun.jpg


少々文学的に言えば、

そこに至るまでにはおそらく
いくつもの「偶然の糸」が重なり、
あなたの周りで「風」が吹き、

かつ、その「風」を
自分事として感じることが出来、
偶然を「風」で昇華させて必然とし、

「よし、始めてみよう」と
気概に満ちた表情に
なっているはずなのです。


では、最初の偶然の糸はどこにある?


それはもう、
無尽蔵に転がっています。
あなたも毎日どこかで、見、聞き、感じているはず。

それらを自分で拾い集め、
「必然の糸」に出来るかどうか・・
これが難しいのですね。


・今でなくてもいいや。
・もうちょっと待っていたら、
もっといい環境になるかもしれないし、
そのとき始めても遅くはないや。

・今、始めなくても、
機会が消滅してしまうわけじゃないし。


お気持ちはすごく分かります。

人生100年時代ですから、
機会は無尽蔵にあると思えます。

しかし、実のところ
ふつうの人にとって、

たとえば
「どんなふうに生きるべきか?」
と迫られるような決断は

人生の中で、
2回、3回くらいのものではないでしょうか。



(もちろん、投資をするかどうかは、
上記に比べれば、ずいぶん下位にある
決断の種類でしょう・・)

それでも、

「偶然の糸」が重なって、
あなたの周りで「風」が吹き、

その「風」を自分事として感じ、
「風」を昇華させて必然とし、
それを始めようと思える・・

そんな機会が訪れるのは
そうそうないことなのです。



大江健三郎の小説に、
「見るまえに跳べ」がありますが、

投資の場合、
少額で始めて(=跳んで)

万が一、
自分に合っていないと感じたら、
元の場所に戻ることもできるわけです。


最初から「完全なアンサー」を求めないこと。

人として大切なことは、
新たな事象に対する「知的好奇心」だと
わたしは思います。

あ




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