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最近のアメリカ株式、なにも市場全体が等しく上がっているわけではありません


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしはよく、

市場全体がアップした、
市場全体がダウンした・・
と表現していますが、

これ、かなり『乱暴な言い方』かもしれません。


「市場全体がアップした」と見えても、
実のところ
いくつかの主要株式が大きく上昇しただけで、

(あとの)ほとんどの株式は
反応していなかったということもあります。

(でも、外側から見ると、
市場全体が等しくアップしたように思えてしまう。)


alternative-investments-300x249.jpg


また、
市場全体の収益(数字)だけを見ても、

大型株式と小型株式では、
そのパフォーマンスがかなり違うケースがあり、
市場内部の『温度差』は
なかなか伝わってきません。


まず、アメリカ株式を、

○「いちばん大きな(代表的な)企業500社」と、
○「いちばん小さな2000社」に、
ざっくり分けてみましょう。


すると、直近の1年間
両者はまるで違う
パフォーマンスを示していることが分かります。

S&P500(大きな企業500社)
8月2日現在 直近1年 プラス3.23%

エスピー500



ラッセル2000(小さな企業2000社)
8月2日現在 直近1年 マイナス8.35%

ラッセル

いずれも画像元:
ウォール・ストリート・ジャーナル「マーケットデータ


実は上記を知ったのは、
米国の有名なファイナンシャルプランナー
リックエドルマンのラジオからです。


リック

画像元:Edelman Financial Engines


エドルマン氏によると

小型株と大型株のパフォーマンスの差が
こんなに広がったのは、
2009年の3月以来なのだそう・・。



特に今年に入ってからは
S&P500(大型株)はヒートアップしており、

年初来のパフォーマンスは
(なんと)プラス20.2%! (7月30日現在)

エドルマン氏によると、
この20%の上昇のうちおよそ1/5は、
マイクロソフト、アップル、アマゾン、フェイスブックの
4社の株価上昇に起因するとのこと・・。


市場全体が軒並み上昇した、のではなく、
『大型株の、一部巨大IT企業の株価が上昇・・』
という構図が見えてきます。


何やら危うさを感じます。


米国株式はフェアバリューから見て
明らかに高すぎる状況と云えるでしょう。

最後に、
シラーPER(CAPEレシオ)のご紹介です。

シラーPERとは、
単純なS&P500の「PER」ではなく、

インフレ調整後の
過去10年の1株あたり利益の平均値を用いて、
株価収益率(PER)を算出しています。


シラPE

画像元:Shiller PE Ratio


現在、シラーPERの数値は
29.66倍。 (8月2日現在)

歴史的に見てもかなり高い水準にあります。
今一度、私たちは自分の『リスク許容度』を
チェックしてみるべきでしょう。

もちろん、この先
仮にマーケットが大きく「下落」すれば、

税制優遇口座を用いた
『つみたて投資』のチャンス到来です。


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