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ある北方人の告白・・インフレーションの恐ろしさ



わたしの名前はジュガノフといいます。
ソ連のハバロフスクで生まれ育ちました。
母はロシア人、父は日本人です。

父は世渡り上手な人ではありませんが、
芯の強い人でした。
石炭工場で毎日黙々と働き、
そして、町の人に柔道を教えていました。

母はいつも明るく当時としては大柄な女性でした。
食卓を囲みながら、
父のロシア語を直してあげる母の姿が
今でも記憶に残っています。

そんな母ですが、
わたしが13歳のときに肺の病気で亡くなりました。
それ以来、父は無口になり、お酒を飲むようになりました。

ところで、
あなたははじめてお金というものを意識したとき、
あの「紙幣」に対してどんな印象を持ちましたか?

きっと【欲しいものが買えるすばらしい紙..】
と思ったのではないでしょうか。
わたしだってそう思っていました、15歳になるまでは..。

わたしの国はご存知のとおり
「計画経済」を実践していました。

国家が経済活動の計画を立て、
その計画に従って人も機械も動いていました。

しかし、自由主義経済と同じように、
機械を一台納入すれば、
その代金を支払わねばなりません。

砂糖を買うにも、帽子を買うにも、
お金を支払うのは自由主義経済と同じです。

計画経済の最大の欠点は、
「計画」が「実態」に優先してしまうことでしょう。

自由主義経済とは(人間の)ホンネの活動ですから、
たとえば、景気が悪くなるとモノが売れなくなり、
分配の法則に従って給料が下がり、

在庫が調整され、生産が調整され、
価格が下がって、やがて需給関係が落ち着きます。
(そうやって、経済活動が自動的に「調整」されるのです)

ところが、先に「計画」ありきでは、
需要も供給も関係ありません。

たとえば、
ほんとうは100の生産を行う「お金」なんてないのに、
(計画で決めてしまったら)実行するしかない..。

でも「お金」がないから、
政府が【紙幣を刷って】そのお金で「支払い」をしてしまう。

これはまさに、
【欲しいものが買える紙】を乱発することにほかなりません。

この、
欲しいものが買える紙を乱発する魅力に取りつかれると、
人間はなかなかそこから抜け出すことができません。
(まさに、「禁断の果実」です)

人が供給し、存在しているモノの量は変わらないのに、
「紙幣」を刷って刷って、
通貨の供給量だけが肥大化すると、

(ここは、よーく考えてください..)

お金の価値がどんどん減じていくことになります。

(そして、その結果として)
同じパンを一斤買うための 値段が上がってしまいます。
これが世にいう【悪性のインフレーション】です。

「お金は刷りすぎると、その価値が減ってしまうのです。」

いや、より正確にいうと、
モノやサービスの需要の伸びに比して
お金の供給を増やしすぎてしまうと、
お金の価値は減じる = インフレになるのです。

あなたは今、120円を出せば
ミネラルウォーターが当然買えると思っていますが、

この120円とミネラルウォーターというモノの「均衡」は、
とても不確かな前提のうえに成り立っているのです。

そして、悪性のインフレーションの恐ろしいところは、
「お金」と「モノ」の立場が逆転すること。

モノ、特に食料品の価値が異常に高くなるのを
わたしは実際に経験しました。

隣りの村まで、籠一杯に紙幣を詰め込んで
ミルクを買いに行ったのですから..。

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