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公共財としての「いちば」(2001.09.19 金財コラムより)

 
こんにちは、カン・チュンド です。

株式市場 とは、
そこに上場するさまざまな 企業価値 を決定する、
公共の「いちば」です。

「いちば」で 正常な取引 があってはじめて、
私たちは、A会社の株価は今、○○円だ、
また、○○円に上がった、下がった
という情報を入手できます。

その情報には「客観性」
「信頼性」が求められますから、
「いちば」には、

1 誰でも公平に参加できる
2 多数の売り手、買い手が存在する
3 公正な取引が、厳格な法整備によって保証されている
という 特徴 がなければなりません。

多数の売り手、買い手が存在する、
ということは、

「いちば」の 流動性 が
確保されている、ということですね。

皆さんご承知の通り、
先日 ニューヨーク市場 が
ほぼ1週間ぶりに取引を再開しました。

取引開始前に犠牲者を悼んで、
2分間の 黙祷 が捧げられました。

その後、ベルを鳴らす前に
God Bless America が斉唱されたのです。

わたしはCNBCのライブ中継で
その様子を見ていたのですが、
厳かな雰囲気にしばし心を奪われてしまいました。

God Bless America は、
第二次世界大戦が始まる直前の1938年に、
Kate Smithという歌手によって歌われ、

アメリカ国民の間では
国歌 に匹敵する意味を持つ歌なのです。

その歌が、証券取引所 で歌われている・・。
株式の取引を司る、公共の場所・・、

その インフラ を
築き上げてきたのは我々なのだ、という
アメリカ人の強烈な【自負心】を垣間見ました。

また、
■ 国民の財産として
  公正な市場(マーケット)を持っている
  アメリカ人の「誇り」も感じました。

(断っておきますが、)
株式市場という「いちば」は、
誰の味方もしません。 

また、ナショナリズムに対する
過度な肩入れは、時として 危険 です。

それでもなお、
早期の取引再開にこぎつけた市場関係者には
敬意 を表します。

その日のマーケットは、
半ば「下がることが当然視」されていましたが、

大切なことは(そうです)
「いちば」が開いている、ということなのです・・。




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