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海外に口座を開く → バラ色の資産運用が展開する?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昔は【海外】と聞くだけで、
何か珍しいものがあるのではないか、
あるいは、(日本には存在しない)
すばらしいサービスがあるのでは、と思ったものです。

この、無条件に海外を【格上げ】して見る姿勢 は、
(実は)日本がまだ貧しかった頃の遺産です。

たしかに【海外】には、
素晴らしい商品やサービスがたくさんあります。
しかし、それらのほとんどは、【日本でも購入できます。】

日本人の購買力が高く、
マーケットとしても大きいため、
世界中のモノ、サービスが集まってくるのです。

では、金融サービスはどうでしょうか。
「正直、この分野は遅れていると言わざるを得ません。」
と、3年前のわたしなら断言していたでしょう。

こと資産運用に限って言いますと、
世界の株式を購入でき、世界の債券を選べて
投資信託の数も豊富で、(欲を言えば)
もう少しETFの種類が欲しいところですが、

サービスインフラとしては(海外と比べて)
遜色ないほどに整ってきているのではないでしょうか。

(もちろん、運用に対する考え方という
「ソフト」の部分ではまだまだですが・・)

資産運用に関して、海外に口座を開いたりすると、
(日本では実現できない)
素晴らしい投資機会に恵まれると早合点する人がいますが、
果たしてそうなのでしょうか。

もちろん、
「わたしは8年後にシンガポールに移住するから、
DBS銀行に口座を開いておきます」
というのなら分かります。

(この場合、
シンガポールドルは立派な安全資産になります)

たとえば、ですよ、
もし香港に素晴らしい投資機会があり、

(他の地域より)ローリスクで
確実に高いリターンを実現できているのなら、
世界中のお金が香港に集まってくるはずですよね。

世界中に、
それなりにお金が散らばっているという事実は、
「ローリスク・ハイリターンの桃源郷はないよね」という
証左でもあります。

ところで、日本人はどうして海外口座を開き、
海外に資産を移転させようとするのでしょうか。

→ 日本の将来が不安だから。
→ 万一日本が財政破綻するようなことがあれば、
  タイヘンだから。

では、海外に口座を開けば、
その【タイヘンな事態】は払拭されるのでしょうか。

日本が財政破綻の瀬戸際まで追い詰められれば、
それは「非常事態」であり、
あらゆる手段が講じられるでしょう。

一時的に国内の預金を封鎖する。
(証券口座なども含めて)

あるいは、
海外に資産を移転させることを禁じるでしょう。

もしかすると、海外渡航にも、
一定の制限が加えられるかもしれません。

そして、海外からの送金にも
何らかの規制が加えられるとしたら・・

たとえ海外に資産を持っていても、
資金を日本に送金することに制限がかかれば、
資金を自由に使うことができません。

もちろん、最悪の事態を想定し、
その際には日本を捨て、
海外に移住するという覚悟があれば、
海外に資産を移しておくことに意味はあると思います。

また、海外に口座を開くということは、
あなたは「外国人」として
その国、地域の金融サービスを受けるということです。

(法律、言語、文化、慣習が違い、
目に見えにくいリスクも負うということをお忘れなく..)

追記)

もし、あなたが
オフショアの海外ファンドを勧められていて、
それも毎月定額の積立投資を勧めており、

20年~30年の契約でないといけない、
あるいは、途中で契約期間の変更はできない、
などと言われたら、
これはおかしいな」と疑ってみる必要があります。

なぜなら(国内、海外を問わず)
積立投資の要諦は、
いつでも始められ、
いつでも止められる「柔軟さ」にあるからです。

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COMMENT

Re: タイトルなし

実際的には証券口座の封鎖というのは難しいのかもしれませんね。
わたし個人としては預金口座には
日常生活に必要な最低限のお金しか預けていません。
(証券口座がメインです)


| カン・チュンド | 2010/08/29 18:49 | URL |

神戸で2度カウンセリングを受けた者です。
いつも勉強させてもらってます。
有難うございます。

>一時的に国内の預金を封鎖する。
(証券口座なども含めて)

これらをまとめて書かれてますが預金封鎖は資産の逃走の防止に効果があるように思いますし、新紙幣発行による国民からの借金踏み倒し(最近北朝鮮がしたように)でも有効だと思いますが、証券口座の封鎖はどれほどの効果があると思われますか?個人で買ってる証券を強制的に現金化させて何日後までに新円交換しなければ無効ですという政策の実現性は預金封鎖と同列にあると思われますか?コストもかなり掛かるでしょうし、生き残りそうな株式会社まで資金不足で倒産に追い込む愚策だと思うのです。逆に株式のまま封鎖されれば慌てず新紙幣が発行されてから現金化すればよいと思うのですが・・・
個人レベルでの財政破綻対策として預金で持つか証券で持つかには雲泥の差があると思いますがカンさんはどう思われますか?

| コマンド三等兵 | 2010/08/29 10:52 | URL |














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カン・チュンドさんの記事に同感です

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| 自分自治体(資産運用の記録ブログ) | 2010/08/28 18:29 |

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