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大海原に立つ勇気


こんにちは、カン・チュンド です。

我が家は共働きなので、
わたしも妻も 朝はバタバタしています。

わたしが思うに、
女性 が出勤前に発する典型的なことば
(それも疑問形)には
2つ あると思います。

1.今日は何を着ていこう?
2.「この服、どう?」
・・(そう言われても・・悩)

特に「この服、どう?」
という 疑問形 に対しては、

的確な答えを返さないと
トラブルの種を蒔いてしまうことになります(笑)

女性が「この服、どう?」と訊くのは
(もちろん)

「ファッションモデル と比べて
わたしの見映えはどうですか?」
という意味ではありません。

感覚的に「おかしくない?」
と訊いているのです。

(わたしはだいたい、
「全然おかしくないよ!」という答え方をしています 笑)

つまり、洋服の場合、
「○○と比較して」という 客観性 は
それほど重要ではないのです。

が、投資の場合 は異なりますね。

今回は ワタナベさんを 例 に挙げますが、
ワタナベさんが
「わたしの投資、どう?」と訊いてきた場合、

「○○と比較して どうなのか?」
という 客観的な視点 が必要になってきます。

ワタナベさん
「カンさん、わたしは去年 2.5% のリターンを得ました」

2.5%?
2.5%? ?? ???

ふむ、
この2.5%という数字のみでは
「情報の中身」が見えてきません。

あるケースでは、
2.5%のリターン は
たいへん深刻な事態かもしれませんし、

別のケースでは、
期待を上回るすばらしい成績なのかもしれません・・。

そうなのです、
我々の投資には【物差し】が必要なのです。

あの【物差し】と比べて、
わたしの成績 は
どうだった、ああだった、というふうに・・。


例えば日本に住む者にとっては、

日経平均株価 というものが長い間、
唯一の【物差し】だったように思います。

「日経平均 はこれだけ上がってるのに、
俺が持っている株(かぶ)は なんで上がらないんだ!」

多くの運用者にとって、
日経平均株価 とは 株式市場 そのものでした。
(ちょうど皆さんの
 お父さま・お母さまの時代ですよね・・)

当時は 海外の株式 や 債券 に投資するなんて、
ちょっと考えられなかったのです。

(まして モダン・ポートフォリオ理論など、
ほとんど知られていなかった・・)

リスクを軽減するための 3つの知恵、

1.分散投資
2.積立て投資
3.長期投資
も あまり知られていませんでした。

日本の個別株 を買う、債券 を買う、
そして売り買いする、
そして マーケット といえば、
日本の【いちば】のみ だったのです。

さて、2005年に生きるあなたが、
投資の【物差し】を「日経平均株価」に求めるのは
適切 なのでしょうか?

答え) 否 です。
日経平均株価 は
ひとつのマーケットの、ひとつの指標 に過ぎません。

■ 世界中 で釣りを行えるあなたが、
  東京湾の水温・水位 だけを気にしていても仕方ありません。
 (本当です!)

私たちは、日経平均株価の値動き とは異なる、
独自の投資体系 というものを創れるのです。

その方法は、

1.保有する資産 を多様化させる
2.収益の機会 を世界に求める
です(人はそれを 国際分散投資 と呼ぶ・・)

世界 という大海原で、大胆 かつ合理的に
「資産」を多様化させれば、

一国の指標である 日経平均株価 の値動きと、
あなたのポートフォリオの値動きは
「かい離」していきます。
⇒ 独自の動き を始めます。

そして、日経平均株価 より
引き受けるリスクの大きさ を小さくし、
期待リターン を引き上げることが可能になるのです。

いいですか、
あなたが今見ている 海 は、
そのまま「世界」につながっているのですよ・・。



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