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投資とは、先人に対する「ありがとう」の気持ちです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

突然ですが、
あなたは日本語に飢えたことがありますか?
(わたしはあります。)

もう、20年近く前になりますが、
わたしはインドを旅していました。
最後にコルカタ(カルカッタ)にたどり着き、
1週間近くドミトリー型の簡易ホテルに泊まっていました。

そのホテルの粗末な書棚には、
旅行者が置いていったさまざまな本が並べられていました。
(なんとそこに、「週刊朝日」があったのです!)

わたしは食い入るように読みました。
4ヶ月ぶりに触れる日本語は、新鮮な水のように
わたしの脳内に染み込んできたのです。

そして、予想通り(週刊朝日の中には)
司馬遼太郎氏の「街道をゆく」が連載されていました。

わたしが読んだのは、のちに
オランダ紀行」司馬遼太郎 著(朝日文庫)として
まとめられる箇所であり、

オランダ人の、質素な中にも合理性を求める
気風を感じることができました。

(実は今また、
「オランダ紀行」を読み返しています..)


オランダ人は、紀元前から
「干拓」によって国土を広げてきたのですが、
上記著書の中で、
大規模な堤防(締切堤防)を描写している場面があります。

司馬氏は、
―この国のひとびとは、堤防をつくって内側の土地を干拓し、
干拓地に運河を掘って地面を乾かし、さらに運河の水を排水するポンプの動力として風車を利用してきた。-

と記されています。

(オランダ = 風車の意味が分かりますね。)

すなわち、オランダ人にとって「堤防をつくる」とは、
明日のため、未来のために、
農作物を育てる「土地」を作ることにほかならなかったわけです。

それは、子孫(未来)に対する
直接的な「投資」であったはず。

司馬氏が訪れた「締切堤防」には立派なレリーフがあり、
そこには、
【将来を樹てないと、民族はなくなる】
という言葉が刻まれていました。


tumblr_m8cr2wY4cL1qckp4qo1_500.jpg


考えてみますと、
◆ あらゆる現在は、
昔の人が、
将来を想って行動してくれた「結果」であります。


私たちはみな、
その累積のうえに生きています。
そして、あらゆる現在は、やがて過去になります。

将来、「ああ、過去に□□が
○○をしてくれていたから、今があるんだよね」
というセリフが聞けるような行動を、

あなたもわたしも、
少しでも出来ればいいのではないでしょうか。

それを「投資」と呼ぶには、
ちょっとおこがましい気がします。

前の走者が一所懸命走ってくれたから、
~~~~~~~~~~~~~~~~
自分たちも懸命に走ろう・・
~~~~~~~~~~~


そういうことだと思うのです。

もちろん、株式や債券を通じて、
数多の人、会社にお金を供給する。
そのことも立派に、
将来を想い、今行動することに含まれます

(万一、私たちのもとに
金銭的なリターンがなくても、
投資を行うことには「意味」があるのです..)

◆ 参照記事
未来は「真っ白な画用紙」です 2010

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