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野村さん、インデックス・ファンド本気なのですか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

他のブログでご存じの方も多いかと思いますが、
野村アセットマネジメントが、
10本の【インデックスファンド・シリーズ】を
新たに立ち上げるようです。

(まずは)投資家にとって、
インデックス・ファンドの選択肢が増えるのはよいことです。

また、最大手の野村アセットマネジメントが
「インデックスファンドシリーズ」を作るということも
意義深いことです。

本来的に、新たな商品を作る主導権は
メーカー(運用会社)が握っているはずですが、

投資信託の業界は、小売店(証券会社・銀行)の力が強いため、
メーカーはどちらかというと、
下請け的な役回りをさせられてきました。
販売会社 > 運用会社 だったのです..。

これは、同じグループ内であっても変わりません。
今回のインデックスファンドシリーズには、
野村證券という身内も販売会社に入っていますが、
(明らかに)ネット証券を「卸し先」として意識していますね。

最大手のメーカーである野村アセットマネジメントが、
ネット証券三社(SBI証券・マネックス証券・楽天証券)に
インデックス・ファンドを卸すという構図、
これ自体が画期的だと思います。

「アニキはどう思うかしらないけれど、
オレはオレで独自の道を歩むから」
と、

野村アセットマネジメントは
野村證券に本気で語っているのでしょうか・・。

10本のインデックス・ファンドは、
先行する
中央三井アセットマネジメントのCMAMシリーズ、
三菱UFJ投信のeMAXISシリーズ、
住信アセットマネジメントのSTAMシリーズを意識して、

信託報酬が同等か、
あるいはより低くなるよう設定されています。

ファンドの信託報酬は、
「販売会社」「運用会社」、そして「受託会社」(信託銀行)で
分け合いますが、
「受託会社」の取り分はそんなに変わりません。

たとえば、同じ投資対象のインデックス・ファンド、
Aファンド、Bファンド、Cファンドがあるとしましょう。

3つのファンドは、
継続コストを巡ってしのぎを削りますが、

◆ 信託報酬をどう削るかは、
販売会社 > 運用会社 という構図でいうと、
【運用会社の取り分を削る】ということなのです。

実際、たとえばCMAMシリーズは、販売会社の取り分は、
既存のSTAMシリーズ、eMAXISシリーズと
そんなに変わりませんが、

(トータルの信託報酬を低くするため)
運用会社の取り分を抑えています。

ネット証券に
それなりのインセンティブを持って売ってもらうためには、
野村アセットマネジメントも、既存のシリーズに比べて、
運用会社(自分)の取り分を少なくするのではないでしょうか..。

もちろん、最大手のメーカーとして体力はありますから、
持久戦になったとしても心配は要りませんが、
ほんとうに、真剣に、

インデックス・ファンドを育てようと考えているのでしょうか、
野村アセットマネジメントさんは・・。
(わたし個人としては、慎重に見守りたいと思います。)

なぜなら、水瀬さんが運営する
ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」の
野村アセット、インデックスファンド本格展開】の
コメント欄で、じゅん@さんが言われていたことが
わたしも気になるからです。

―野村グループは昨年、ジョインベスト証券を野村ジョイとして統合した際に、
低コストなインデックスファンドを
ほぼ全て取り扱いから外したという経緯がありますから・・・
いまさら何をと言う思いが強いです(ブログでも取り上げたくない)。―


「アニキはどう思うか知らないけれど、
オレはオレで独自の道を歩むよ」
という決意を、
野村アセットマネジメントには見せてほしいと思います。

◆ 参照記事
インデックス・ファンドの「本質!検索」

以下、今回の「インデックスファンド・シリーズ」
(愛称:Funds-i)一覧です。

・野村インデックスファンド・国内債券
 信託報酬0.42%
・野村インデックスファンド・外国債券
 信託報酬年率0.5775%
・野村インデックスファンド・新興国債券
 信託報酬0.63%
・野村インデックスファンド・新興国債券・為替ヘッジ型
 信託報酬0.63%

・野村インデックスファンド・TOPIX
 信託報酬0.42%
・野村インデックスファンド・日経225
 信託報酬0.42%
・野村インデックスファンド・外国株式
 信託報酬0.5775%
・野村インデックスファンド・新興国株式
 信託報酬0.63%

・野村インデックスファンド・J-REIT
 信託報酬0.42%
・野村インデックスファンド・外国REIT 
 信託報酬0.5775%

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COMMENT

Re: タイトルなし

> 野村グループの中核である野村證券の意向を無視するとは考えづらく、
今回についても当然野村證券の意向にも沿っていると思われます。

そうなのでしょうね..。
野村證券本体で、どのくらい本気でインデックス・ファンドを販売していくのか、
推移を見守りたいと思います。

| カン・チュンド | 2010/11/11 12:52 | URL |

野村アセットマネジメントは野村HDの100%子会社です。
野村グループの中核である野村證券の意向を無視するとは考えづらく、今回についても当然野村證券の意向にも沿っていると思われます。

| HT | 2010/11/11 12:32 | URL |














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