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国内ETFもようやく【現在・基準価額】が確認できるようになる?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

西城秀樹のヒット曲に「傷だらけのローラ」がありますが、
日本の市場に上場するETFは未だ「不備だらけのETF」です。

ETFの教科書には、
「ETFは、
投信であるにも関わらず、株と同じように機動的に売買できる」
と書かれています。

これだけを読むと「すごい。便利そう!」
となるのですが、しかし厄介な問題も発生します。

ふつうの投信なら、ファンドの値段は
マーケットが閉じた後に算出される【基準価額】のみです。
(これって、そのファンドの「正味価値」ですよね)

この【正味価値】(理論価格)のことを、
   NAV(net asset value)と呼んでいます。

じゃあ、ETFの【正味価値】は?

国内市場に上場するETFの場合、
通常の投信と同じように1日1回 算出されます。
これが、ETFの【基準価額】(NAV)です。

(と・こ・ろ・が、)
ETFは「ひとつの銘柄」として市場に上場していますね。

ということは、マーケットが開いている間、
ETFの【取引値】は上がったり下がったり、
変化し続けるわけです。

「じゃあ、カンさん。ETFの【正味価値】と、
【取引値】の間に大きな差が生じちゃったら、
どうするの?」という質問をよく受けます。

実は、ETFは
正味価値と取引値が大きくかい離しないような
「仕組み」を備えています。
実はもっとも深いETFの【特長】 その2)です

ここでの問題は(実は)別にあるのです。

たとえば、1月18日(火)午前11時の
日経225ETFの【取引値】が989円のとき、

◆ この価格が、
ETFの【正味価値】(NAV)に比べて
どれくらい高いのか低いのかを「確認」できないことが
【真の問題】なのです。

1月18日(火)午前11時現在の、
日経225ETFの保有資産を【時価評価】した数字、
すなわち、【現在・基準価額】が必要になるわけですね。

この、【現在・基準価額】のことを、
インディカティブNAV)と呼びます。
(略して i NAV と呼ばれます)

ようやく、本当にようやくなのですが、
東京証券取引所がこの春から、
ETFの【現在・基準価額】(インディカティブNAV)の算出を
始めるようです。

東証のリリース: ETFの推定純資産額
(インディカティブNAV)の算出・配信について)


マーケットが開いている間、常に
ETFの「取引値」と「基準価額」の差が分かれば、
ETFを割高に買ってしまうリスク、
ETFを割安に売ってしまうリスクが軽減されます。

また、同じ投資対象である複数のETFが存在すれば、
「取引値」と「現在・基準価額」の存在が、
投資家に「裁定取引」の機会をもたらし、

それが結果的に、
「取引値」と「現在・基準価額」のかい離を縮めることに
寄与します。

(実は、海外ETFでは
【現在・基準価額】の算出はふつうに行われています..)

まだまだ課題が多い国内市場のETFですが、
このように
ひとつひとつ問題をクリアしていってもらいたいものです。

【参照】
ETFの基準価額と終値の乖離率について(東証 PDFファイル)
(上記の表は、マーケットが閉じたあとの基準価額と、
取引価格の終値のかい離率を示したものです)

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