FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

科学的な投資って・・? その2)


こんにちは、カン・チュンド です。

世の中には実にいろんな人がいます。

「姜(かん)さん、
向こう半年間の 円ドルレートって、どう思います?」

というような会話を肴に、
2、3時間平気でおしゃべりできる人もいるのです(笑)

ちなみに上記質問に対するわたしの答えは、
「さあ、どうなんでしょうね・・」です。
ファイナンシャルプランナーのくせに!?

皆さんは、
6ヶ月とか1年先とかの、
短期の為替変動 を予測できると思いますか?
(わたしは「できない」と思います)

短期の為替変動 を予測するのは
「不可能」に近いと思います。

それは人の思惑が、複雑怪奇に入り乱れ、
かつすばやく移動するからです。
あー、もったいぶった言い方ですね。

世の中には
「欲望の塊」を抱える人が山のように存在し、

その人たちは毎日毎日マーケットの動きを予測し、
その予測に基づいて毎日毎日「動く」からです。
あー、まだ複雑ですね(笑)

例を挙げましょう。

わたしが仮に3ヶ月後の
「円安・ドル高」を予想したとします。

わたしは
(自分ではそろーりそろーりと 円売り・ドル買いを)
しようとしますが、

すでに アメリカミネソタ州の年金基金や、
ヨーロッパの投資銀行や、

ミャンマーの華僑のお金が
同様の 予測 をしていて、
大量の円売り・ドル買いを行っていたとしましょう。

(なにせ全世界では1日1兆ドル以上の
外国為替取引が行われています・・)

「円・ドル取引」の中で、
円売り・ドル買い の方が、
円買い・ドル売り よりも(ボリュームが)大きければ、

◆ 今、この瞬間に 円 は安くなってしまいます・・。
⇒ つまり、わたしの儲けの源泉は
  カンタンに吹き飛んでしまうのです・・。

まあ、今のはすごく単純な例ですが、

1.儲け を狙っている人は
  世界津々浦々にごまんといる

2.あらゆる情報(単なるウワサから、
信憑性の高い業績情報までを含めて)は、
瞬時に伝わってしまう

という「歴然とした事実」が存在するのです。
(これって ↑ まっとうなマーケットの成立要件です)

つまり、あなただけが
世界津々浦々にごまんといる人、企業などを
出し抜いて、ごっそり利益を頂戴できる、
というような世界は存在しないのです。

為替取引が行われる「いちば」では
(非常に短い時間スパンで)
売り・買いの「ボリューム」が形成されます。
10分、1分、10秒ごとに?

その売り・買いの「ボリューム」は
まるで「生き物」のように
瞬間、瞬間で「移動・変形」し、

時に円売り・ドル買いが勝ち、
時に円買い・ドル売りが勝つのです。

もう一度 基本 に戻りましょう・・。
短期の為替変動 を予測することは「不可能」です。

ましてや、個別の為替レート変動、
例えば、円とユーロ、
ドルとオーストラリアドル、

スイスフランとブラジルレアル、
カナダドルとインドルピーなどの
「レート変動」を予測することは更に困難ですよね。

さて、今お話したことを
「株式市場」に当てはめるとどうでしょう?
(株式市場という「いちば」全体の 動き ですよ・・)

短期的に 株式市場 が
どんなふうに「動くのか」を予測することは
「不可能」ではないでしょうか。

欲望の塊 を抱える人・企業など
(= 投資の主体)は実にさまざまで、

(もちろん、日本の個人投資家、
機関投資家、素人、玄人はだし、玄人、

アメリカミネソタ州の年金基金や、
ヨーロッパの投資銀行や ミャンマーの華僑もいますよ)、

あらゆる情報が
「いちば」を取り巻く人々に 瞬時 に伝わるからです。

いわんや、個別株式の「動き」を
予測することをや、ですね。

今、日本の株式市場
「いちば」には数種類ありますが、

すべての「いちば」を併せると、
そこに登場している会社は 3,800 を超えます。

そして、それぞれの株式で、
売り・買いの「ボリューム」が
瞬間、瞬間に形成されているのです。
(あらゆる情報に反応して・・)

このコラムを読んでいるあなたに
ぜひご理解いただきたいのは、

◆ あなただけが「いちば」と向き合っているのではない 
  という事実です。

あなたは「いちば」に参加している
5,000万分の1 に過ぎないのです。
(冷たい言い方ですが・・)

そのあなたが、

株式市場という「いちば」の中で、
たったひとつの会社の株価を、
それも短期的な株価の変動を、

いつでも正しく予測できるなんて、
わたしは「傲慢ですらある」と思います。

私たちが生きているこの世の中で、
あした誰が死に、
明日誰に幸運が訪れるかなんて
誰にも「わかりません」よね・・。

マーケット(いちば)とは、
私たちの住む「社会の縮図」ですから、
そこは「私たちの社会そのもの」でもあるのです。

それでは皆さん、よい週末を!



関連記事

| 投資の発想法 | 15:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/133-f2780cde

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT