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ネット証券が見落としている「輝石」について


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ご存知の方も多いと思いますが、
大手ネット証券4社
(SBI、カブドットコム、マネックス、楽天)が
共同プロジェクト(資産倍増プロジェクト)を始動させています。

この記者会見の模様を竹川美奈子さんが
ご自身のブログで詳細にレポートされています。
ネット証券4社の『資産倍増プロジェクト』始動(その1)
(その3まであります..)

要は、上記4社は
ネット証券でぜひ投資信託のお取引を!」
というアピールを行っているのですが、

んー、どうなのでしょう・・
気持ちは分かるのですが、
わたしはどうも腑に落ちません。

これまでと同じ陣容で、
大風呂敷なキャンペーンを張ったら、
定規で一本の線を引くように、
そのままシェアが伸びるのでしょうか..?

現在、銀行と既存の大手有店舗証券会社が、
販売手数料目当てに投資信託を売り込み、

まるで、観光地における一見さん相手のような
「草刈り的」ビジネスを展開しています。

ネット証券は、
上記のような「ぼったくり商売」と
一線を画すチャンスを得ているのだとわたしは思います。

◆「投資信託に力を入れよう!」という
 【一律的な掛け声】よりも、

ひとつの声を、
どの部署から、どの顧客に向けて、
どんなふうに掛けるべきかを
吟味すべきではないでしょうか..。

要は、銀行、大手有店舗証券会社と、
できるだけ【距離を置くような
= 顧客フレンドリーな
投資信託販売モデルを作る必要があると思います。

ネット証券最大の問題は「セグメント分け」が
しっかり出来ていないことです。

たとえば、株のトレーダーの人も、
インデックスファンドで長期保有したい人も、
ひと括りで「口座開設者」として管理されてしまっています。
(両者のニーズはまったく違うのに!)

※「この情報、自分にはぜんぜん関係ないのになあ..」
と思いながら、
ネット証券からのメールを見たことはありませんか?

(参照記事
ネット証券さん、チャンスを逃していますよ】)

あと、わたしは投資信託の業界を10年以上見ていますが、
おかしいなあ..と思うのは、
どうして、投資信託の保有者は男性のほうが多いのか、
ということ。

考えてみてください。
お金のことって、
衣・食・住 と同じくらい【普遍的なこと】で、
それは、男女変わりなく重要ですよね。

ところが、実際に投資信託を買っている人は
「男性」のほうが多い..。

※ 直販のセゾン投信でさえ、女性の口座開設者は
31.6%(2/28現在)に過ぎません..。
 
◆ 別の言い方をすると、
(わたしも含めて)金融サービス業界の人間が、
いかに「男性偏重的な考え」で、
男性偏重的な情報」しか流していないか、ということです。

< 上記ネット証券の社長さんも全員、男性です。>

銀行や証券会社や、金融仲介業者さんの社長さんで
どうして「女性の社長さん」がいないのか?

(投資信託のメーカーである運用会社も、
ほとんどが男性の社長さんです)

◆ ネット証券さんは、P&G的に、
投資信託という商品を【生活需要品】として一度「解体」し、
そのニーズの本質を捉え直すべきではないでしょうか?

(ネット証券が引き抜くべき人材は、
P&Gや花王や小林製薬の中に居ると思います)

わたしなら、女性顧客をターゲットにした
別のポータルサイトを立ち上げます。

だって、ネット証券会社のサイトって
男性臭」がしません?

(取扱い商品は、
投信と債券(単品)とFXのみでいいと思います。
投信に関しては取扱いを50本程度に絞り込むのです..)

数字の羅列だらけのマーケット情報より、
ひとりひとりのユーザーが、
投資信託という道具を
生活の中でどのように位置づけ、

どのように生かしているのかという情報を
多く発信するべきでしょう。
(資産運用は立派な共感ビジネスなのです..)




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