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サトルくん一家へ。お金のことを話さないのは伝染しますよ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

あなたは仲良しのサトルくんの家に行きました。
「すごい。サトルくんの家には
BMWのクルマがあるんだね。」

サトルくん自身、
BMWを買うためには「たくさんのお金が要る」ことは
分かっています。

でも、サトルくんは
サトルくんのお父さん、お母さんがいくらぐらい稼いでいて、
サトルくん一家が毎月いくらぐらいお金を使っているかは
知りません

「んー、それはサトルくんがまだ中学生だからでしょ?」
それが、そうとも限りません。

サトルくんが大学生になっても、
あるいは就職して社会人になっても、

お父さん、お母さんがいくら稼いでいて、
サトルくん一家が毎月いくらで生活しているかは
サトルくんはおそらく【知らないのです・・

なぜかって?
それは、お父さん、お母さんが、
【その種の情報】についてフタをしているからです。

25歳になったサトルくんは、

ご両親がいくら稼いでいて、
サトルくん一家が毎月いくらで生活していて、
そして、どんな金融商品に
いくらくらいお金を預けているかという【情報】は、

<まあ、知らないことが普通なんだ。>
という意識を持っています。

そしてご両親も、
<まあ、そういうことは、知らせないのが普通なんだ。>
という認識を持っています。

ですから、
お互いに【情報開示をしていない】ことは、
自然であり、

それがけっこう致命的な欠落であるとは
ゆめゆめ思わないわけです..。

そうしてサトルくんは30歳になって、
取引先の会社の営業事務のユカさんと結婚して

子どもが二人できて、
たまの休みにはとしまえんに遊びに行くようになっても、

サトルくんとユカさんが毎月いくら稼いで、
どんな金融商品を利用していて、
そして毎月いくらで生活しているかということは、

子供たちには話さないし、
「話さないことが普通だ」と思ってしまうのです・・。

(もちろん、お子さんが高校生になっても、
奨学金制度や住宅ローンや、
宝くじに当たることで発生するリスクや、
クレジットカードのことや、
株式や債券のしくみのことも話さないでしょう..)

(閑話休題・・)

サトルくんは中学2年生のときに、
ご両親がローンを組んで
「家」を買ったことを知っています。
(でも、いくらローンを組んだのかは知らないのです)

家の中を眺めてみると、
「家電製品」は揃っていて、
各部屋にある「カーテン」はわりとおしゃれで、
毎日「おかず」を買って「ごはん」が食べられて、

お母さんは「フィットネス」に通い、
お父さんの趣味は「プラモデル」で、

サトルくん自身は、
「授業料」や、「おけいこ代」や、
「部活」の費用や、

「洋服代」や「お小遣い」やその他もろもろを、
ご両親に出してもらってきたことを記憶しています。

まるで、バーコードで記された商品番号のように、
ひとつひとつの【モノ】や【サービス】は、
すべからず【お金】を用いて購入していると自覚するのですが、

それら【モノ】を買う大元の、
お金そのものについては、
まるでタブーな話題のように、
親も子も口を噤んでしまうのです。

そして、【お金のマネジメント】については、
ぽっかりと、そこだけ穴が開いたように、
情報が欠落しているのです。


これって、おかしなことですよね?

お金に限らず、
◆ 情報の欠落は、習熟を妨げます・・。

◆ 今の私たちに欠けているのは、
大切な情報のひとつとして、
お金のことをふつうに話し合うという
【習慣】ではないでしょうか..。

お金のことについて話をする、
情報を交換する、知識を得るということは、

応用範囲も広いですし、
いったん知れば長きにわたって活用することも出来ます。
(そんなに難しいことではありません..)

こんなことを思ったのは、
ある本の中で、
ひとつのエピソードを読んだことがきっかけです。

生きるための「お金」のはなし
      (高取しづか 著)
 
この本の中で、
Iさんという人が小学校3年生のときのエピソードが
紹介されています。

Iさんのお父さんに来客があり、
お客さんが帰ったあと、
事の顛末をお父さんがIさんと弟さんに話すのです。

(以下、引用)

―「いま、むかしの友人が来た。
保証人になってほしい、お願いだと頼まれた。
でも、お父さんは、保証人の判子を押すことを断った。

保証人になるということは、
彼の借金を背負い込む覚悟がなければできないことだ。
お父さんは彼がかわいそうだと思ったけど、
できないと伝えた。

その代わり、気持ちとして
お父さんのできる範囲のお金を使ってほしい、と渡した。
(後略)ー

えっ? 保証人の話を小学生に?
「こんなことはまだ知らないほうが・・」と
あなたは思うでしょうか..。

お金のことを話さないのは世代を超えて伝染します。
と同時に、
お金のことを話す習慣も、
世代を超えて伝染するのだとわたしは思います。




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