FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

博物館に投資信託は展示できません・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

スイスのレマン湖沿いに、
世界的建築家ル・コルビュジエが設計した
母の家」があります。

1924~25年にかけて建築されたもので、
コルビュジエの母親がひとりで住むための
60㎡ほどの住宅です。
(ちなみに【こんな家】です。
「ふたたび普通に趣味生活」(ブログ)より)

「人ひとりが機能的に住まうにはこの程度の大きさでよい。」
ということがよく分かる家ですね。
(とても機能的です..)

上記リンク先の
「ふたたび普通に趣味生活」(ブログ)さんは、
記事の中で以下のように記されています。

(以下、引用)
―伝統的な「三角屋根に煙突」という家のスタイルから脱却し
「生活を丸ごと投げ込む箱」という近代建築のスタイルを提示して建築史に巨大な足跡を残した、
言わば歴史的なターニングポイントとなった家なのです。―
(引用、終わり)

(なんともすごい建築なのですね..)
ああ、わたしは建築家のかたが羨ましいです

その気になれば現地に飛んで、
歴史的な建造物をこの目で見、
また内部も見て回ることができるのですから..。
(まさに【生きた教科書】が目の前に存在するわけです。)

翻って、金融商品というプロダクトはどうでしょう?

アメリカ○○博物館に行けば、
ジョン・テンプルトンが
昭和30年代の日本株などに投資を行った
【テンプルトン・グロース・ファンド】が
展示されているのでしょうか?

答えは、NO。

あるいは、ピーター・リンチが敏腕をふるっていた頃の
「マゼラン・ファンド」の様子を、
私たちは今、垣間見ることができるのでしょうか?

答えはNO、です。
(おそらくDVDも販売されていないでしょう..)

金融商品というプロダクトは【保存】が効きません。
常に、状況が変化しているため、
商品もその姿・カタチを変えます。
(まるで生き物のように..)

もちろん【実物】として手に取ることはできませんし、
過去の様子を伺い知ることもできません。
確認できるのは、ただ結果としての「数字」のみです…。
(そう考えると、とても特殊なプロダクトです)

◆ 金融商品は、
ハード(モノ)としての実感が乏しい商品ですから、
実は、その商品に携わっている【人】や、
【理念】【パッション】といった
ソフトの部分がたいへん重要なのです..(ここ、重要!)

たとえば、私たちは今日、
ジョン・テンプルトンさんや、
ピーター・リンチさんの【言葉】を、
書物などを通じて知ることができます。

「わたしはこのような【哲学】を持って、
このような【方法論】で、投資を行ってきました」という
エピソード的なところからしか、
過去の金融商品を振り返ることができないのです..。

資産運用業界に身を置く者は、
もっと【理念】【パッション】といったソフト部分について
声高に顧客に伝えていく必要があるのではないでしょうか。

(結局のところ、金融商品も「共感」がなければ、
買ってもらえないわけですから..)

追記)

ジョン・テンプルトンさんのあまりにも有名な格言。

―相場は、絶望の中で生まれ、懐疑の中で育ち、
楽観とともに成熟し、幸福の中で消えていく。―




関連記事

| 金融機関にモノ申す | 10:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/1373-721b4272

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT