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突然のシンガポール赴任であなたの投資見取り図は変わるのか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

―あなたは週明けの月曜日、
突然、シンガポール駐在員に指名されました。―

「えっ、なんで?
うちの会社ってシンガポールと密接だったっけ?」

とにかく急いで引っ越しの手続きをし、
あなたはシンガポールに飛びました。

ネットをはじめとしたインフラ環境は整っているし、
また、東京で一緒だった大崎次長にもシンガポールで再会して、
とりあえず、あなたの仕事は順調に推移しています。

さて、
早くもシンガポールに赴任して2年11ヶ月が経ちました。

3ヶ月に1回程度、東京本社には出向いていますが、
給与の 2/3 はシンガポールドルでもらっており、
生活基盤のほとんどはここシンガポールに移っています。

シンガの文化、慣習にもだいぶ馴染んできました。
(いちばんのお気に入りはフードコートで食べる「海南鶏飯」です)

まあ、結婚のこととか、
多少気になるといえば気になりますが・・、
あと5年間はシンガポールに赴任することが決まっています。

あっ、そうそう、
大切なことを言い忘れていました。

あなたは前から株式投資が好きで、
会社員になった頃から株の売買を行ってきたのですが、

シンガポール赴任が決まって、
住所をこちらに移したために、
日本のネット証券では
株の売買が出来なくなってしまったのです。

そこであなたは
シンガポールのネット証券に口座を開いて
アジアの株式を売買するようになりました。

日本株にもたとえば、
HSBC GIF - Japanese Eqty PD のような投資信託を通じて
投資は行っています。

シンガポールの人たちは投資好きで、
個別株や不動産やヘッジ・ファンドのことなど、
皆、お昼ご飯を食べながら日常生活の「一トピック」として
ふつうに話し合っています。

ところで、もうこちらのネット証券に口座を開いて
3年近くになりました。
ふと気がついてみると、
あなたのポートフォリオの内容が変わっているのです。

日本にいるときは
ポートフォリオのうち半分以上が日本株でしたが、

現在、
あなたのポートフォリオの中に占める日本株式の割合は
20%未満になっています。

どうしても、シンガポール、タイ、フィリピン、
そして中国、インドなどの株式に興味が行ってしまうのです。

・・・・・・・・・・・・・・・

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。

この記事でわたしが言おうとしているのは、
人はどこに生活の基盤を置くかによって、
投資姿勢(ポリシー)に影響を受ける。-
ということ・・。

たとえ、
今住んでいる国が「母国」ではなくても、

生活しているということで
摂取情報が多くなり、
その結果、その国の資産の配分が【過大になる。】

これが広い意味での
ホームバイアス現象」です。

シンガポールに住むシンガポール人も、
自国の株式に多く投資をしがちでしょう。

しかし、
日本に住む日本人ほどではありません。

その理由は、
シンガポールは経済のパイが「極小」であるために、
日常生活、仕事、両面において、

海外の国々との関わりが
当たり前の光景】として脳裏に焼きついているためです。

当然、投資においても、
ちょっと越谷に行くように、
マレーシアやタイの株のことが頭をよぎり、

ちょっと関西に出向くように、
インドの株のことが気になったりします。

これを昔の人は【国際感覚】と呼んだようですが、
(シンガポール人にとっては)まさに【生活感覚】です。

私たちはシンガポール人の【生活感覚】を見習い、
資産配分を行うべきではないでしょうか...。

◆ 世界の一体化が進むことと、
投資家が【無国籍人】に近づくことは、
パラレルな現象だとわたしは思います..。




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