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これはETF的投資ではありません!(しんきんアジアETF株式ファンド)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ETFは別名、「上場インデックスファンド」と呼ばれます。
いくつか特徴はありますが、
投資家にとってインパクトが大きいのは【コストの安さ】でしょう。

ところが、世の中には「よい素材」を用いて、
その素材の好印象を利用し、
改悪な製品に仕立てようとする輩がいます。

たとえば、
しんきんアジアETF株式ファンド】です。

たしかに、
米国では【複数のETFを内包したETF】が存在します。

その延長として、
別に【複数のETFを内包した、通常の投資信託】があっても
構いません。

いやむしろ、ETFそのものへの投資に、
「難しそう・・」「よく分からない」と感じる人にとっては、
複数のETFを内包した通常の投資信託】は
有力な投資対象となる可能性があります。

なぜなら、
・分配金を自動的に「再投資」することが可能になる
・定額で投資が可能になる(つみたて投資に使える!)
からです。

が、しかし、です。
問題は【トータルコスト】です。

※ 繰り返しになりますが、
【複数のETFを内包した通常の投資信託】そのものが
悪いわけではありません。

しんきんアジアETF株式ファンド」(ファンド設定5月18日)は、
は信託報酬が 1.1025% となっています。

この投資信託の「交付目論見書」(PDFファイル)を見ると、

―当ファンドが投資するETF(上場投資信託)については、
市場の需給により価格形成されるため、
ETF(上場投資信託)の費用は表示しておりません。―
と記されています。

また、上記「交付目論見書」の中では、
当ファンドが組入れ予定のETFが明記されています。
どれもアジアの国別ETFであり、
総じて0.50 ~ 0.99%程度の信託報酬がかかっています。

仮にファンド内に組入れるETF群の
「平均信託報酬」が0.7%程度とすると、

「しんきんアジアETF株式ファンド」の
トータル信託報酬は 1.8% を超えてしまいます。

この点を指して、わたしは
当ファンドが【ETF的投資ではない】と申し上げたいのです。
(このような搾取的な商品はもう終わりにしてもらいたい!)

それにプラスして、
「交付目論見書」を見ただけでは、
どのETFにどの程度投資を行うのか、
つまり「配分割合の中身」がまったく分かりません。

(また、その配分割合を堅持するのか、
頻繁に変更するのかもまったく未知数・・)

このような高コストの投資信託を、
「あっ、これがETFっていうツールなのね」と、
誤解する人が出てこないよう、切に祈るばかりです・・。

◆ 関連記事
複数のETFを内包した金融商品




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| ETFのお勉強 | 18:18 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re: タイトルなし

トータルコストはいくら? という意識を常に持っていないとダメですね。

| カン・チュンド | 2011/05/25 13:11 | URL |

こんにちは、
トータルの信託報酬が1.8%もしてしまうのなら、ETFの意味が全然ないですよね
ノーロードの投資信託よりも高い信託報酬では、
繰り返しになりますが、ETFじゃあ無いです。

購入者は良く比較検討しないと
とんでもないファンドを誤って購入してしまいますね。

| hiro | 2011/05/25 10:36 | URL | ≫ EDIT

Re: タイトルなし

本当にそうですね。国際投信では「グローバルETFオープン」を運用しています(コンセプト自体はよいと思うのですが、トータルコストが高いです..)

| カン・チュンド | 2011/05/24 10:46 | URL |

相変わらずぼったくり手法を一生懸命考える輩はいますね。。
たしか国際投信も以前似たような高コストファンドを発売していた気がします。

| kenz | 2011/05/23 20:06 | URL | ≫ EDIT














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