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ネット証券が歩むべき道・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

金融商品に関しては、さまざまな誤解が存在します。
そもそも、どうして誤解が生まれるかというと、
公開している情報が「不足」しているからです。

当事者側は十分情報を出しているつもりでも、
1.「情報」が必要な人の手元に、
2.必要とされる「情報」が、
行き渡っていないケースがよくあります。

たとえば、
「毎月定額で投資信託が買えるの??」
と、驚く人がいます(わたしは15人くらい知っています)

「えっ、自分の銀行口座から引き落としで
投資信託が買えるの??」と驚く人もいます。
(わたしは9人くらい知っています)

つみたてという行為そのものには、
馴染みがある人が多いのに、
それを、投資という行為と結びつけて
イメージできる人がすごく少ないのです…。

それはなぜなのでしょうか??
答えはカンタンです。

資産運用業界の人たちがこれまで、
投資という行為と
【つみたてという行為】を結びつけて考えてこなかったから..。

運用ビジネスにおいてはこれまで、
「おい、オレの1000万円、運用頼むよ・・」
みたいなケースが、お客様としての典型例であり、
サービスの典型例だったのです。

(なんと了見の狭い!)

資産運用業界の人たちがこれまで通り、
百貨店の外商部のように、
「限られた富裕層だけに、限られたサービス」を
提供するつもりなら、それでもいいと思うのですが、

わたしが証券会社の役員なら、
つみたてをされるお客様を増やせ!」
大号令を掛けます。

なぜか?
このビジネスには「未来」があるからです。

【つみたて】という投資の執行のしかたを、
多くのお客様に選択していただくことで、
ビジネス的には「期待収益が右肩上がり」となります。

だって、毎月毎月、資金が流入するのですよ・・・
運用ビジネスにとって
これほどありがたいことはありません。

ビジネスを続ければ続けるほど、
預かり資産残高が増えていくのです。
(自然、お客様とのお付き合いも長くなりますね・・)

お客様との付き合いが長くなるとはどういうこと?
「お客様に下手なことが出来ない」ということ..。

流行りの投資信託を、
手を変え品を変え勧めるような姿勢では
お客様の信頼を得ることはできません。

「スタイル」「コンセプト」を明快にし、
「私たちはこういう哲学のもと、
このような商品を、
お客様のつみたての道具として
使っていただきたいと考えています!」とはっきり言う。。

つまり、
観光地の、観光客相手の
大して美味しくもないのに
値段だけが高い定食屋さんとは、
対極のビジネスモデルが必要なのです。

といっても、そんなすごい決意が必要ではなく、
【つみたて】というしくみが、
サービス提供側に、お客様の声を聞き、
常にサービス改善に努めるよう、自然と仕向けてくれるはず・・。

なぜこのような記事を書いているかというと、
ブログ【カウンターゲーム】の
とよぴ~さんの記事に感じ入ったからです。
ネット証券の未来について本気だして考えてみた

とよぴ~さんが記事内で言われているように、
ネット証券がターゲットにすべきは、
百貨店の外商部が相手にしているようなお客様ではなく、
これまで資産運用に縁遠かった「サラリーマン層」です。

記事内では日本最大の靴屋さんABCマートを例に挙げて、
ネット証券はもっと営業すべきという主旨のことを
書かれています。(以下、引用)

ーネット証券なんだから営業は一切しませんの時代は
終わりにして
本気出して顧客のためになるファンドを用意しているのなら、

未開発なネット証券を知らない人に営業さんが
口座開設と積み立てプランのセットを代行してくださいな?ー

―富裕層の資産を回転させて
手数料を奪い取るのが対面のビジネスモデルならば

ネット証券は長く続く積み立てプランを
親身になってアドバイスできる関係を築けよ・・とー

また、とよぴ~さんはこうも述べています。

―資産運用をよくわからない人が
ネット証券会社に口座開設をするのって
実は勇気がいるのを知っています?―

たしかに、勇気がいるのです

証券会社って、
日本の中ではまだまだ「特殊な会社」なのです。

本当に多くの人が、
口座開設キットの申込み画面に3回くらいやって来て、
名前も住所も入力しているのに、

でも「最後の一歩」(クリック)が踏み出せずに、
そこから遠のいてしまっています..。
(上記は実際にお客様からお聞きした話です。)

未来に不安を持ち、
資産形成の必要性を感じている潜在のお客様は
たくさんおられます。

(わたしも含めて)サービス提供側の
適切なアプローチがまだまだ足りないのです..。




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| 金融機関にモノ申す | 12:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re: 記事の紹介ありがとうございます

とよぴ~さん、下記分かりやすいたとえですね。

> おそらくネット証券各社はマネー雑誌を「たまたま読んだ」人達の口座開設をターゲットにしている気がしま

> それよりマネー雑誌すら読まない大半の国民99%を狙ったほうが果実は美味しいと思います

まさにそうですね。
そのためには、サービス提供側がこれまでの発想をゴミ箱に捨てて、
花王やユニクロやマクドナルドに学ばなければならないでしょう・・。

| カン・チュンド | 2011/07/15 13:35 | URL |

記事の紹介ありがとうございます

日本の投信事情は悪くないと思うのですが普及の面でいうとダメダメですね・・・。

おそらくネット証券各社はマネー雑誌を「たまたま読んだ」人達の口座開設をターゲットにしている気がします
おそらく日本国民の1%程度の人達の奪い合い。。。

それよりマネー雑誌すら読まない大半の国民99%を狙ったほうが果実は美味しいと思います
誰だって自分の貯蓄や将来に不安はありますから良い商品の存在を知れば少しずつ普及していくのではないかな・・・と

| とよぴ~ | 2011/07/14 23:01 | URL |














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