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日常茶飯事的に起こる変化に、あなたの配分割合を合わせる必要はありません


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

人って、基本的に「心配性」ですよね。
その理由は大きく分けてふたつあると思います。

その1.「内的要因」
あなたの祖先はずーっと集団の中で生きてきましたから、
「わたしは他の人からどう思われているのだろう?」
という心配をずっとしてきたのです。

(マンモスを追っていた頃は、みんなから除け者にされると、
それはそのまま死を意味しましたから・・)

その2.「外的要因」
あなたの祖先はずーっと狩猟で命をつないでいて
移動しながらの生活でしたから、
獣に襲われることがしばしばあったわけです。

なにか飛び出してくるんじゃないか、
怪しい気配はないか・・・
人は生き延びるためにずっと
「心配性」にならざるを得なかったわけですね。

あなたが資産運用で
ポートフォリオ(資産配分)を作ったとしても、
心配の種は 容易に芽を出してしまいます。

たとえば、下記のようなポートフォリオを作ったとしましょう。


「あのー、カンさん。
途中で配分割合を変えてもいいんですか?
んー、もちろん、よいと思います..。

(逆に)これから30年、
この資産配分を一度も変えないほうが非現実的ですよね。

◆ 長く運用を続ける中で、
内的要因、あるいは外的要因によって
本質的な変化】が起こった場合は、
ポートフォリオの配分割合を変える必要があります。

ん? 本質的な変化って?

その1.「内的要因」
つまり・・、あなたが結婚する。双子の赤ちゃんが生まれる。
転職する(給与が30%ダウン)
病気になる 田舎に引越しする

配偶者も働きに出る(一家の収入が20%アップ)
離婚する 子どもが独立する
親の預貯金を相続して資産が増える・・などなど、
あなた自身の中に【大きな変化】があった場合です。

その2.「外的要因」
欧州でドイツ、フランスを除くユーロ加盟国が総崩れになり、
ECB(欧州中央銀行)の資金融資枠が枯渇する
アメリカ国債が暴落する
イランとイスラエルが戦争を始める

原因不明のウィルスが蔓延する
中国で内乱が起こる
日本で財政破たんが起こり、それを機に世界不況に陥る・・
などなど、世界の中で【大きな変化】があった場合です。

では、大きな変化でない場合はどうするのでしょう?
(そのときは、何もしないのです・・

株式市場の習性は
「常にアップダウンを繰り返すこと」です。

上記ポートフォリオを組んでいて、
「カンさん。
2012年は新興国が20%も下がってしまいました
これはいけないと思い、
新興国の割合を「15%」に変えました。」

??
これって正しい「変更」なのでしょうか?

ある投資対象の価格が下がったので、
組入れ割合を下げる・・。
これは、単なる【後追い行動】に過ぎません。

◆ より正確に言うと、
「過去の変化」を見て、
未来の行動(資産配分)を変えてしまうことです。

(これは、あなたの長期的なリターンには
 なんの貢献もしません・・)

投資におけるリターンって何でしょう?

未来の変化を見据えて投資対象を保有し、
そして、
未来に変化が起こった場合のみリターンは発生します。

逆のケースも然り、ですよ。
「カンさん。2012年は先進国株式がすごく上がったんです。
1年で20%も!
これはいけると思い、先進国の割合を「25%」に増やしました。」

これも、正しくない「変更」ですね。

ある投資対象の価格が上がったので、
組入れ割合を上げる。

これも「過去の変化」だけを見て、
未来の行動(資産配分)を決めてしまっている例です。

(上がった資産の組入れ割合を増やすことは、
【危険】ですらあります…)

月並みですが、
本質的な変化がない限り、
あなたは資産配分(ポートフォリオ)を
守ることだけを心がけてください。

(配分割合は
安易に変えるべきではないのです..)

ポートフォリオとは、
荒れ狂う海を長期航海する船にとって
まさに【羅針盤】そのものです。

この【羅針盤】をしっかり船のなかに埋め込み、
あなたは長期投資を続けるわけです。

ただし、ただ「羅針盤」を固定して、
じーっと長期投資するわけではありません。

定期的に、
・値段が下がった投資対象を買い増し、
・値段が上がった投資対象を一部売却します。

 つまり、売買を行うわけです。
(これによって、資産全体のリターンの底上げを図ります)

この「羅針盤の調整」を、
「リ・バランス」と呼んでいます。

結局のところ、
理論だけでは投資は長続きしませんし、
感情だけでも投資は到底続けられません。

資産配分という理論の中に、
あなたの思い、気持ちがしっかり入ってこそ、
資産管理が継続できるのではないでしょうか…。

配分割合を決め、それを守ることが、
資産管理という作業の実態です。

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| ポートフォリオ運用 | 12:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re: リバランスについて

ポートフォリオはさまざまの資産の「集合体」ですから、すべての資産を「ドル建て」で評価するなら「ドル建て」。すべての資産を「円建て」で評価するなら「円建て」だと思います。ポイントは換算通貨を統一させること..。詳しくは「コンサルティング専科」をご利用くださいませ。http://sinyo-fp.com/consulting/index.html

| カン・チュンド | 2011/07/26 09:17 | URL |

リバランスについて

ブログ、メルマガ、書籍などで、いつも参考にさせていただいています。リバランスについてお聞きします。私はインデックスファンドと海外ETFを保有していますが、海外ETFのリバランスをする時には、ドル建ての価格で比較して行えばいいのでしょうか、それとも円にしたときの価格で行えばいいのでしょう? いつも疑問に思っておりまして、ご指導願います。

| リバランサー | 2011/07/26 06:47 | URL |














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