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ネット証券さん、答えはもう左胸のポケットに入っています


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしは昔から
キリンの「ラガー」が好きです。
皆さんは、「ラガー」が一度、
生ビール化したことを覚えていますか?

1987年に「スーパードライ」が出てきて、
キリンのシェアがじりじりと下がっていた1996年に、
キリンは「ラガー」を にします。

もう、だいぶ前になりますが、
ある交流会で
キリンビールの方とお会いした際に、
この「ラガー」の生ビール化について
お聞きしたことがあります。

「ほんとうに社の人たちは賛成だったのですか?」と伺うと、
多くの社員は「反対」だったのだそう..。


「ラガー」の特徴って、
あの苦味にありますよね。

それがキリンビールの文化を
支えてきたのではないでしょうか。

それがライバルに影響され、
ライバルに媚びる形で
自社の看板商品を変えてしまうという
過ちを犯してしまった..。

(理念と照らし合わせれば)
「これは違うよなあ..」と
分かっていても、

切羽詰った状況が、
その種のタブーを
誘発してしまうことがあります。


今回のネット証券(4社プロジェクト)も
同じではないでしょうか。

「我々と対面型証券は違う!」
と頭の中では分かっていても、

現在の投信販売のトレンド、
対面型証券の顧客を
過剰意識するなど、

近視眼的な見地から
抜け出すことが出来ず、

4社プロジェクト「ネット証券専用ファンド」として、
新興市場日本株レアル型
のような商品が出てきてしまうのです。


先日、竹川美奈子さんのブログで
ネット証券4社 社長会見」という記事を拝見し、

ああ、理念の部分では、もう、答えが出ているのに・・」と
嘆息してしまいました。


conversation_trimmed.jpg

以下、上記記事から、
マネックス証券の松本社長のコメント部分を
引用させていただきます。

ネット証券4社 社長会見(その2)

マネックス証券・松本社長へ。

今までと違い、運用会社といっしょに
投信の新しいマーケットを作っていきたいとのことですが、
具体的にきかせてください。



製造業の場合、
買う人の意見が必ずフィードバックされる。

食べ物でもそう。だが、
なぜか金融の世界は受益者の意見
「こういうのがほしい」というのが反映されない世界。

これを売りたいというのが製品化される。
(個人が)買いたいものが作られないといけない。

お客様の要望にこたえて商品を作っていく。
そういうのはネットのほうがやりやすい。

それを吸い取って、運用会社にわたして、
作ったら金融の世界も変わるかもしれない。

日本は本来消費者が強いが、
(現状は)金融だけはそうではない。


(※ 以上、引用終わり。
太字表記はわたくしのアレンジです)


わたしは上記発言に、
いちいち頷いてしまいました。

「金融サービス業」が今後
取り組まないといけない【本質】が
現れていると思います。

―(個人が)買いたいものが作られないといけない。
お客様の要望にこたえて商品を作っていく。
そういうのはネットのほうがやりやすい。―


まさに、ネット証券が歩むべき道、

そして、対面型証券を凌駕し、
金融サービス業の主役に躍り出る
「方法論」を、

もう、はっきりと、
言ってしまっているわけです。


おそらく太古の昔から、
「やるべきこと」と「やらざるを得ないこと」の間で
人は悩んできたと思うのですが、

ネット証券の皆さんには
11年、12年前の、
ほんとうに何もなく、

ただ理念を胸に
新たなサービスを立ち上げた当時の
「ベンチャースピリット」を
思い出していただきたいと思います。

追記)

この「4社プロジェクト」を機に、
投資信託の取扱いをやめる証券会社が
出てきてもよいと思います。

また、投資信託の扱いについて
まったく新たなコンセプトを掲げる
会社が出てきて欲しいとも
願っています。

似顔絵



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COMMENT

Re: 同感です

コメントありがとうございます。思いつくままですが、下記に挙げてみます。
世界株式インデックスファンド(ザ・地球)、先進国バリューインデックスファンド、
海外売上50%超日本株インデックスファンド、アジア株式インデックスファンド、
OECDインデックスファンド、イスラム教国インデックスファンド、
フロンティアマーケットインデックスファンド、新興国小型株インデックスファンド、
アジアREITインデックスファンド などなど・・。

| カン・チュンド | 2011/07/27 13:35 | URL |

同感です

>―(個人が)買いたいものが作られないといけ  ない。お客様の要望にこたえて商品を作っていく。そういうのはネットのほうがやりやすい。―
昨年になって、カンさんのETFや投資の本、また水瀬さんのほったらかし投資他、いろいろ読んでみて、日本の個人のお金を取り巻く環境が、どれほど欧米に遅れているのかを再確認させられたところです。
店を持たないネット証券の優位度はその低コストにあるのですから、、ぜひともありきたりの2番煎じの商品ではなく、4社共同企画でも良し。カンさんなら具体的にどんな商品の投入を提案されますか。

| macaroon | 2011/07/26 10:54 | URL | ≫ EDIT














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