FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

信託報酬なるコストの正体を知っていますか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

私たちがファンドを保有する限り
【けいぞく的にかかってくるコスト】、それが信託報酬です。

もちろん、何百という銘柄を束ねて、
運用会社さんが私たちの代わりに
運用という作業を行ってくれるわけですから、
それなりの【手間賃】を払う必要があります。

しかし、言葉としては、
【ファンド管理手数料】とか【運用維持手数料】という
言い方をしたほうがよいですね。

◆ なぜなら、投資信託を用いた資産運用において
「主人公」になるのは、
【私たちファンド保有者】なのですから・・。

(※ 新しい「投資信託説明書」の体裁の中では、
【運用管理費用】という言い方がなされています・・)

さて、この信託報酬ですが、
一種独特な「取られ方」をします。

突然ですが、
おクルマをお持ちの方は5月に【自動車税】を払われましたね。

あれも、クルマを保有している限りかかってくる
【けいぞく的なコスト】です。

毎年、「納めてくださいよ」
という書類があなたの手元にやってきます。
(まあ、請求書です・・)

これは私たちが負担すべきコストですから、
私たちが「おサイフの中から」お金を出して納めるわけです。

ところが、
投資信託の信託報酬【運用管理費用】は、ちょっと違う・・。

何が違うかというと、納め方が違うわけです。
??

コストというのはふつう、
負担する私たちが、
私たちのおサイフの中からお金を出し、納めます。

(家賃も携帯電話代もプリンターのインク代も
フィットネスの月会費も、皆そうですね)

ところが、投資信託の信託報酬は、
私たちが買っている投資信託という「商品」の、
角のところを少し削って、

それを【運用管理費用】として払っているのです。
(なんという!!まるで現物支払い、ではないですか)

そうです、いうならば、
毎年の自動車税を、クルマのバンパーを少し削って
「これで現物払いをさせてください!」
と言っているようなもの..。

ではなぜ、投資信託の信託報酬は、
現物払い」ができるのでしょうか?

カンタンです。
◆ それは、
投資信託という商品そのものが、お金(資産)だからです。

もうひとつ、
投資信託の信託報酬が特殊なのは、

◆ 投資信託という「商品」の、
角のところを少し削っているのが、
私たちファンド保有者ではなく、運用会社である点です。

ほんとうは私たち自身が払っている手数料なのに、
商品提供側が「コストの計算」をし、
「コストを実際に徴収」しているというのは
(考えてみると)ちょっと【異常】です。

また、そのことを積極的に
ファンド保有者に告知しないことも
【異常】ではないでしょうか..。

あなたは銀行や証券会社で投資信託を勧められたときに、
この信託報酬【運用管理費用】というコストについて、
きちんと説明を受けましたか?

もしかしたら、販売会社、運用会社にとっては
【いちばん触れて欲しくないトピック】なのかもしれません。

さあ、ここからが本題なのですが、
私たちが支払っている信託報酬は(実は)、
年に1回の徴収ではないのです。

投資信託は毎日【値段】がつきますね。
このことが「いつでも売れるよね。」「いつでも買えるよね。」
という、安心感につながっています。

では、ファンドの【値段】はどうやって決まるのか?
それはカンタンです。

株式ファンドなら、ファンドが組み入れている株式の
「その日の値段(終値)」が出ますよね。

それらを株価 × 株数で計算して、
すべての銘柄の時価を出し、あと、
現金などの資産を足すと、
それが投資信託の【純資産額】になります。

(借金はないものと仮定..)

その【純資産額】を【総口数】で割れば、
1口あたりのファンドの「値段」が出るわけです。

通常、1万口あたりのファンドの「値段」を
【基準価格】と呼びますが、

たとえば、
6月22日のAAAファンドの【基準価格】は、
【純資産額】÷【総口数】× 10,000 という計算式になります。

んー、すみません、

正確に言うと、実はそうはならないのです。

さっきお話した、
投資信託の【純資産額】、

保有する株式の「時価」を出して、
現金などすべての資産を足して、
という「資産額」は、

正確にいうと、
投資信託の【名目純資産額】という言い方をすべきなのです。

なぜなら、6月22日の午後4時すぎに、
この【名目純資産額】から、
その日の信託報酬【運用管理費用】が差し引かれ

そのあとに、総口数で割って、
その日の【基準価格】が出されるからです。

えっ!? 

「つまり、信託報酬は
年に1回引かれるのではなく、
実は365日で割って、毎日差し引かれている?」
はい、おっしゃる通りです..。

私たちは、1日あたりの信託報酬【運用管理費用】が
差し引かれたあとのファンドの値段を、
【基準価格】と呼んでいるのです。

んー、まるで、薄暗い蔵の奥のほうで、
超薄切りスライスチーズのように
コストが差し引かれている......。

◆ そして、そのコストは、
私たち「ファンド保有者」が負担しています。

わたしは、
この手数料の差し引き方を最初に考え出した人は
【天才】だと思います。

商品提供側にとって、
これは「理想的な手数料の徴収方法」だからです。

繰り返しになりますが、
お金(資産)そのものが商品となっている
投資信託だから出来るワザなのですよ..。

※ 本日のブログはメルマガ
カン・チュンドの 投資信託テッテイ攻略法」より
お届けいたしました。




関連記事

| 投資信託をディープに理解する | 08:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/1460-792f423b

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT