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運用期間5年が、回転売買のセールストークに利用されている?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

銀行や証券会社で「担当の人」が付いたりすると、
人はちょっと嬉しくなったりするものです。

なにしろ担当者はあなたの名前を連呼し、
あなたのことを第一に考え、
いろいろな提案をしてくれるからです(カンさま~)

AAAファンドを保有しているあなたに対して、
「○○さま。AAAファンドのほうですが、
もう3割くらい利益が出ていますよね。

こんどCCCファンドというものが
当グループから新しく発売されるのですが、

これがまた、○○という機会を捉え、○○的に、
今の新興国通貨高の○○をうまく利用して
組成した投資信託なのです・・」

?? まあ、よく分からないけれど、
「よい商品ですよ、と言ってくれているのなら・・」

かくしてあなたは
めでたくAAAファンドを売って
CCCファンドに乗り換えます・・。

もちろん、CCCファンドでも儲けることができれば
担当者に対する信用はさらに増すでしょう。

しかし、たとえCCCファンドで損をしても、
「AAAファンドでは儲けさせてもらったからねえ・・」
という甘い記憶が残ります。

おーい、起きてくださいよ!(笑)

その担当者の方は、あなたの長期的な利益を第一に考えて
AAAファンドから、
CCCファンドへの【乗り換え】を勧めているのでしょうか?

もし、あなたの利益を第一に考えるなら、
これまでの6年間、売り買いを繰り返してきて
支払った手数料を引き、払った税金を差し引いた
あなたの【トータルリターン】(年率)を、
その担当者の方は知っているはず・・。

いや、知りません・・・。
(決して知ろうとはしないでしょう・・)

◆ 担当者の方が、AAAファンドから、
CCCファンドへの【乗り換え】を勧めるのは、
そのほうが【手数料】が稼げるからです。

(販売会社は販売会社として、
利益の最大化を図っているのみ・・)

AAAファンドから、
CCCファンドへの【乗り換え】を勧める際、

「AAAファンドのほうですが、
もう3割くらい利益が出ていますよね。

こんどCCCファンドというものが
当グループから新しく発売されるのです。

どうでしょう、
ちょうどAAAファンドの運用期間があと2年で終わりますし、
このあたりでCCCファンドの購入を
考えてみられてはいかがでしょうか・・。」

というセールストークを
繰り出してくる可能性があります。

わたしはセミナーでも、メルマガでも、
運用期間に限りがある投資信託は
ゼッタイ買ってはいけない、
と申し上げています。

◆ 運用を行う「長さ」は、
山田さんや中尾さんの都合によって決まるべきで、
運用会社や販売会社の都合で決められるべきではありません。

それに、運用期間【信託期間】が、
2013年9月8日までとか、
2018年9月8日までとかに区切られていると、

◆ 販売会社が投資信託の【回転売買】を勧める際の、
  セールストークに利用されてしまいます。

このあたりのことを、
マネ缶スクール「ファンド特化コース」にて
くわしく解説しているのですが、

先日、当コースにご参加いただいた
N・Tさんからお便りをいただきました。
(ご本人の承諾を得て掲載させていただきます)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

過日はセミナーで大変お世話になりました。
この週末、セミナーの内容を実地で復習することが出来ました。
それが嬉しくて少しご報告です。

金曜日に
証券会社のセールスの方が家までいらっしゃいました。
ドブ板営業の一環でしょうが、
台風が近づきつつある中をご苦労様なことです。

で、保有している投信の期限が2014年なので
早速乗り換えのお話を持ってこられました。
セミナーでカンさんが仰っていたとおりの展開です。

それで薦めてきたのが、
米国ハイ・イールド債通貨選択型・毎月分配型(期限あり)です。
あまりにお約束通りと申しますか、
わかりやすい展開にちょっと笑えました。

それで私が「ハイ・イールドはちょっと・・・」と
渋っていると次に出してきたのが
ヘッジファンドの新商品で、しかも「4社の怪。」

注: 「4社の怪」についてはコチラの記事を参照。

申し込み手数料(4.2%!!)も馬鹿高いのですが、
信託報酬は故意にわかりにくいようにずらずらと数字を並べ、

その他の費用もあり
(運用状況や保有期間により変動するので表示できません)
と記載されています。

これではまるで「入場無料出場有料」のような・・・
なんとなく、軽めの詐欺・・・?(表現が悪いのですが)
 
こんな恐ろしい商品、誰が買うのか・・・と思いますが、
こう思えるのも私に予備知識があればこそ。

以前の私なら、
薦められる商品はなんとなく胡散臭い、
だから買わないほうがよいのでは、という
漠然とした判断指標しかありませんでしたが、

今なら、購入の判断基準があるので
迷わなくてすみます。

そしてセールスの方に付け入られる隙もなく、
きっぱりとお断りできます。
これはとても素晴らしいことです。

とりあえず、セールスマンの持ってきた商品に
乗り気になっていた母を
思いとどまらせる事が出来ました。

美しく整ええられ、
わざとややこしく書かれたパンフレット、
人間心理も研究している営業トークに
騙される人も多いのでしょう。

一見穏やかで誠実そうで、
客に安心感を抱かせるような
ちょっとダサめのセールスマンというのがまた、
性質が悪いのです。

今後はネット証券なので
対面で購入することもなくなるので、
それもありがたいです。

大切なお金を大事に守って少しでも大きく育てていこう、
との思いも新たにしました。

セミナーの成果が即座に反映されて嬉しかったものですから
ついつい、長くなってしまいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

N・Tさん、ありがとうございました。

販売会社は(文字通り)【販売のプロ】です。
生半可な気持ちでは、
相手の利益を大きくすることに貢献するだけで、
こちらの利益が犠牲になってしまいます。

私たちがオトナになれば、
銀行、証券会社もオトナにならざるを得ないのです。

そして、それは
投資信託業界にとって「とても良いこと」なのです..。




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