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【アメリカ視察 第6弾】 わたしもあなたも馬のハートを持っています


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今回の「FPAカンファランス」で勉強になったのは、
講義の見せ方です。

たとえば「60分のセッション」があるとしましょう。
お金(投資)の話がメインですので、
どうしても数字、理論、論理的な話の構成になりがちです。

すると、眠くなる、集中力が続かなくなる・・、
結果、提供されたコンテンツ内で、
ほんとうに理解できた割合が少なくなってしまう、
ということになります。

上記を解消するために、どの講師の方も共通して、
」や「漫画」を使用していました。
また、「格言」や「うんちくのあるひと言」も
うまく使っていました。

これらはすべて【右脳】に訴える道具ですね。

これからお話することの、象徴、統合的なイメージを、
絵や漫画や、格言を用いて
(感性の部分に訴えて)伝える。

(あるいは、あとから「まとめ」のために
用いることもあるでしょう・・)

そうすると、
数字、理論、論理的な話(左脳)と、
象徴、感性、統合的なイメージ(右脳)のバランスが取れ、
結果として、内容の理解度が高まるのです。

そして(どちらかというと)
右脳ベースの話がメインで、
左脳ベースの話がサブだったのが、

【アメリカ視察 第1弾】でもお伝えした、
American Funds の
Suzette Rothberg氏のセッションだったのです。
A Tale of Two Minds American Funds

(Rothberg氏はほんとうにプレゼンが上手かった..)

【 第1弾】でもお伝えした、
「人間の本能と、合理的な判断の大きな差異」について、
セッションの内容をもとに、
私なりのスタディも織り込んでお話をします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昔、TBS系で「野生の王国」という番組をやっていて、
よく祖父と一緒に観ていました。

たとえば、ライオンが馬の群れを狙っていて、
馬たちはライオンの気配に気付くと一斉に逃げ出します。
そういうシーンって、頭に浮かびますよね。

馬の群れの中には、
リーダー格の馬(あるいはリーダー格の馬たち)が
必ずいて、群れを統率しています。

一頭の馬が突然駆け出すと、
群れ」もそれにつられて駆け出します。

そのリーダーの馬が、単に(気分的に)
「駆け出したい」気持ちでそうしたとしても、

ちょっと森のほうに行って水を飲もうと思い
駆け出したとしても、

半分パニックになって駆け出したとしても、
(実はその理由は)あまり重要ではありません。

リーダー格の馬が動けば、群れも動く。
そういうことなのです。

馬

リーダーが走り出した方向についていったほうが
「安心」だと、ほとんどの馬が思っているわけです。

常に【死の恐怖】と背中合わせにいる、
生き物としての「本能的な行動」ですね。

ところが、
リーダーがいつも正しいとは限りません。
もしかすると半分パニックになって
わざわざ草が少ない場所へ「暴走」しているのかもしれません。

しかし、そんなことは、
他の馬たちには分からないわけです。
(というか「知ろうともしない」・・)

◆ ただひとつ確かなことは、
どの馬も、「群れ」から離れてしまうことは
(本能的に)避けます

「群れ」の最後尾になるのも避けます
常に「捕食される」という【恐怖】を感じているからでしょう。

もし、「群れ」から離れてしまうようなことがあれば、
そこに待っているのは、「」のみです・・。
(だんだん馬の気持ちになってきましたか?)

「群れ」の中にいる、ということが
「捕食されない」ために重要なわけですから、
(別の視点から言うと)
あなたは別に「群れ」の先頭に立つ必要もありません

(閑話休題・・)

この2ヶ月ほど、
世界のマーケットはまるでジェットコースターのように
アップダウンしています。

この時間軸をもう少し延ばして、
5年、10年のタームで見てみてください。

株式市場がどのような軌跡を描いて成長したとしても、

株式市場 上昇 ⇒ 株式を買う人増える
株式市場 下落 ⇒ 株式を売る人増える


という「明確な傾向」が存在します。

つまり、
【高いときに買って、安いときに売る人が多い。】

◆ それはなぜかというと、
皆(群れ)が行っていることと、

同じことを行う(ついていく)衝動が、
わたしの中にも、あなたの中にも
とても強く存在するためです。

どの人間も、「群れ」から離れてしまうことは
(本能的に)避けます。

「群れ」の最後尾になるのも避けます。

そして「群れ」の先頭に立つ必要もありません。

ヒトがもっているこのような「根源的な衝動」は、
(特に)マーケットが急落したときに、
合理的な判断をする脳の領域を抑えつけて、
このときばかりと活発化するのです。

(別にあなたの意思が弱いから、
株式市場 下落 ⇒ 株式を売ってしまうのではありません・・)

株式市場上がる ⇒ 株式を買う人増える
株式市場下がる ⇒ 株式を売る人増える

投資においては、
実にさまざまな「判断」を求められますが、
ひとつひとつの「決断」はたいていの場合、
私たちの「恐怖心」から下されます。

私たちの「恐怖」が、
私たちの投資の「行動」を促しているのです。

今、動くべきかどうか・・、
(動くとしたら)どの方向に行くべきか・・、
どんなスピードで行くべきか・・、

これら「投資行動」の引き金になっているのは、
私たちひとりひとりの【潜在的な恐怖心】です。

(どんな恐怖心かというと、
「群れ」から取り残されてしまう恐怖ですね・・)

ヒトは「社会的な生き物」であり、
何万年、何十万年もの間、
「群れ」の中で「他者」とつながって生きてきました。

誰かに認知されている・・
どこかに属している・・(群れの中にいる)」
ということが、生きていく上での絶対条件であり、
それ以外に「選択肢」はなかったわけです。

(ひとり取り残されることは「死」を意味しました)

もう一度、馬の話に戻しましょう。
今、リーダー格の馬がパニック状態になって
崖に向かって一直線に進んでいます。

そしてその後を、
「群れ」全体が地響きとともに進んでいるのです。

これはまったく合理性のない、
思慮もされていない「衝動的な行動」です。

◆ 私たちは、資産運用という現場で、
盲目的に「他者(群れ)」に追随する・・という過ちを
犯していないでしょうか?

それは、
あなたにとっても、わたしにとっても
望まない【悲惨な結果】に突き進む近道にほかなりません。

「群れ」とは違う考えを持って、違う行動を取り、
自分の信念に基づいて行動する、というのは、
最近ヒトが身に付けた「技能」です。

そして、あなたにもわたしにも、
それが出来るはずなのです・・。

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