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ETF黎明期のちょっとしたエピソード(といっても11年前のことですが・・)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今では信じられないことですが、2000年のはじめ、
世界に存在するETFの数は30数本しかありませんでした。

ETFを運用する会社も数社程度で、
ETFはまさに(知る人ぞ知る)
マニアックな新種の金融ツールだったのです。

ところが同年5月19日、
BGI(バークレイズ・グローバル・インベスターズ)が
S&P500との連動を目指すIVVをはじめ
4本のETFをローンチします。

この日、BGIは自ら運用するETFのブランド名を
i シェアーズに統一するのです。

翌週、iシェアーズブランドのETFが一挙に10本上場します。
2000年末には
i シェアーズのブランドを冠したETFだけで55本を数えました。

(2000年のたった1年間で、
いかにETFの本数が増えたかが分かりますね..)

ETFという金融商品の趨勢を決定したのは、
BGIの、2000年の決断にあったとわたしは思っています。
それは、とてもリスキーな賭けだったのです。

(当たり前の話ですが)
当時、ETFのマーケットがこんなに大きくなるとは
誰も予想していませんでした。

「もし、潜在需要があるのなら、
ほかの会社もETFビジネスに大々的に投資をしているはずだ」
2000年当時、BGIの人たちが
そんなふうに思ったとしても不思議ではありません。

それに、2000年は
ITバブルが崩壊した、まさにその年であり、
マーケットはそれから数年間低迷を続けます。
(新しい金融ツールを売り出すには
 最悪のタイミングだったのです..)

しかし、BGIの経営陣は賭けに出ることを決意します。

これは(あらゆるビジネスに共通するのでしょうが、)
時代の流れの中で、
次に現れるべき商品・サービスの必要性を嗅覚で感じ取る・・
そんな感覚であったと思います。
(BGIの経営陣はまさにそれを感じ取ったのでしょう・・)

土の中に眠っている潜在ニーズを掘り下げ、
それをこじ開けて、
「さあ、皆さんが欲しているのは
こんな商品・サービスですよね!」と高らかに宣言し、
自信を持って提示する。

これこそ、
ビジネスにおける「投資」の本質なのだと思います。

2000年から数年をかけ、BGIは告知啓蒙のために
大々的な宣伝活動を展開します。
個人投資家、また、ファイナンシャルアドバイザーに
ETFの必要性を説いて回ったのです。

彼ら/彼女らが蒔いた種は、
今、世界中で花を咲かせ、大きな実をみのらせています。
しかし(世界規模で見ると)
ETFの成長はまだ始まったばかりなのです…。




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