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ファイナンシャルアドバイザーがETF について知っておくべき25の事柄 その1)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ETFdb というサイトで面白い記事を見つけました。
当該記事をもとに(少し長くなりますが、)
ETFについて普段見落としがちな要点を解説したいと思います。

過去数十年に生まれた金融商品の中で、ETFはおそらく、
もっとも強いインパクトを(資産運用業界内で)
持っているのではないでしょうか。

なにしろ、米国でETFが生まれたのが1993年で、
まだ19年弱しか経っていません。

ETFの普及があまりにも急激だったため、
ファイナンシャルアドバイザーの中でも
ETFに関する情報をしっかり咀嚼し切れていないのが現状です。

ということで、
「ファイナンシャルアドバイザーがETF について知っておくべき25の事柄」です。

1.必ずしも、流動性 = 売買高 ではない。

自分が買おうとしているETFの売買高がいくらなのかは、
誰でも気になるところですね。

米国では1日あたりの売買高 25,000口というのが
広く知らせる「基準」となっていて、
それより売買高が少ないものは避けたほうが無難、
という論調が見られます。

しかし、そのETFがどれだけ【流動性】を保っているかは、
売買高だけで分かるものではありません。

◆ ETFには、瞬時に「設定」を行い、
口数を増やすことができるという、大きな特長があります。

たとえば、1日あたりの出来高が
10,000口しかないETFがあるとしましょう。
今日の売買代金は3億円でした。

ここに、50億円相当の買い注文を入れたい
機関投資家が居たとしたら・・。

「それってムリでしょう・・」
と思いがちですが、いやいや、
それだけのETFの売買を成立させることは可能です。

なぜなら、ETFの組成・管理には、
黒子である指定参加者(AP)と呼ばれる人たちがいて
大切な「仕事」をしてくれるからです。
(通常、指定参加者となるのは証券会社です)

指定参加者は、上記のような大口注文があると、
ETFという箱に入っている「銘柄」を市場から調達し、
直ちにETFの「設定」を行って、
購入希望者に売却できるようにします。

あるいは、指定参加者が
ETFに入っている「銘柄」を
自己の在庫として保有していれば、
相対取引で
購入希望者との間で売買を成立させることも可能です。

ここまで来ると、指定参加者が、
投資家の売り・買いの注文に常に応じてくれる、
「マーケットメーカー」の役割を果たしていることになります。

日本と米国のいちばんの違いは、
米国ではこの「マーケットメイキング」が
義務付けられているのに対して、
日本では“努力義務”という
あいまいな位置づけになっていることでしょう。

2.成行の注文は恐い(指値で売買しましょう)

投資信託では1日に1度しか「価格」が付きません。
したがって、同じ日に、同じ投資信託を買えば、
誰が買っても【同じ値段】になりますね。

しかしETFは、市場に上場する「銘柄」です。
マーケットでは、たった1日の取引時間の中でも
突発的な出来事が起こり、
市場価格が急変することがあります。

このような急変時には、
ETFという箱に入っている「銘柄」の価値から出される
「理論価格」から離れて、
ETFの「市場価格」が高くなりすぎたり、
また逆に、安くなりすぎたりする可能性が出てきます。

このようなリスクを考えると、
ETFの売買においては「成行」は避け、
指値」注文をしたほうが無難といえます。

3.同じ投資対象でも、コストがけっこう違う場合がある

一般に、投資信託に比べて「けいぞくコスト」が安いETFですが、
同じETF内で、同じ投資対象でも、
コストに違いがあるケースがあります。

たとえば、エマージングマーケットに投資を行う
MSCIエマージングマーケット・インデックスファンド(EEM)と
バンガードMSCI エマージングマーケットETF(VWO)です。

前者はけいぞくコストが0.69%、
後者は0.22%となっています。

あるいは、金(ゴールド)のETFとして有名な
スパイダー ゴールド・シェア(GLD)は
けいぞくコストが0.40%、
一方、i シェアーズ ゴールド・トラスト(IAU)は0.25%です。

ETFのレパートリーが増えている中で
各ETFのけいぞくコストには開きがあることを、
アドバイザーは熟知しておくべきでしょう。




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