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ファイナンシャルアドバイザーがETF について知っておくべき25の事柄 その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

前回に引き続き、知っているようで知らない、
【ETFの常識】について学んでいきましょう。

(あなたの思い込み、固定観念は
いったん部屋の隅に置いておいてくださいね・・)

4.大きくて、いちばん人気があるものが、
いちばんバランスが取れたETFである。

答え)必ずしもそうではありません・・。

ETFの選択でいちばん大切なこと、
それは、
10年後も元気で存在してくれるETFを選ぶこと】です。

万一、途中で繰り上げ償還
(=「上場廃止」)になってしまわないことはたいへん重要..。

◆ そのために、
【純資産額が小さすぎるETFは避けましょう】と
お話しています。
(これってふつうの投資信託と同じですね・・)

では、純資産額が大きくて
いちばん人気があるETFが、
バランスが取れていて、ベストなETFなのでしょうか?
(ここが難しいところ・・)

【たとえば、こんな具体例】

アメリカ人の投資家にとって
「中国株式ETF」といえば、
iシェアーズFTSE/新華 チャイナ25 インデックスファンド
(銘柄コード FXI)です。

このETFはけっこう巨大で、
純資産額は60億USドルを超えています。
(売買高も1日500万口を超えています)
グーグルファイナンス FXI

しかし、このETFでちょっと気になるのは、
構成銘柄のバランスが(少々)いびつなこと。

当該ETF紹介ページによると、
上位組み入れ銘柄は、チャイナモバイル、
中国建設銀行、中國工商銀行となっていますが、
この三社だけで資産全体の約26%を占めています。

また、組み入れ銘柄は26社となっており、
業種別では金融が48%を超えています。

「えっ、カンさん。どうしてアメリカ人は、
香港上場の中国株ETFとか選ばないの?」

はい、実は(基本的に)アメリカ人の投資家は、
自国の株式市場以外の銘柄には投資できないのです。

ここ、ちょっと意外なのですが、
日本人なら、米国上場のETFも、
香港市場上場のETFも購入できますね。

(日本人投資家の目線でお話しますと、)
わたしがFXIより02801、
つまり、香港市場に上場する
iシェアーズ MSCI チャイナ・インデックスETFを推すのは、

・組み入れ銘柄数が140を超えている
・構成銘柄の中で一社が突出していない
・業種別組み入れのバランスがよい

という理由によるためです。

そして、02801はFXIほど大きくはありませんが、
純資産額、売買高とも、
「10年後もおそらく元気で存在してくれるだろう」という
期待に十分応えるものだと思います。

5. 支払うコストは「信託報酬」だけ?
答え)いいえ、ほかにも支払うコストはあります。

ETFは市場に上場する銘柄であるため、
売り買い時に「売買委託手数料」がかかります。

また、個別株と同じように
売り気配、買い気配が表示されます。
この差を「スプレッド」と言いますが、

この差が大きくなると、
ETFを割高に購入するリスク、
ETFを割安に売却するリスクが発生します。

同じように、指数とETF価格の乖離、
トラッキングエラーが大きくなると、
割高に購入するリスク、
割安に売却するリスクが発生します。

さらに、ETFの正味価値「理論価格」と、
「市場価格」の差異も、
プレミアム、ディスカウントという名称で
呼ばれることになります。

この差も同じように、
ETFを割高に購入するリスク、
ETFを割安に売却するリスクを誘引します。

これらは目に見えにくい「コスト」ですが、
確実に私たちの実績リターンに影響を与えるのです・・。

6.何でもかんでもETFって呼んでいいの?
答え)厳密に言うと、問題ありです。

ひと口にETFと言っても
さまざまなタイプが存在するため、
ETFを体系化し、整理する必要が出てきています。

iシェアーズを運用するブラックロックは、
次のような「分類」を提唱しています。

まず、すべてのETF的なプロダクトを、
ETP Exchange Traded Product と規定し、
ETPを4種類に分けています。

ETF Exchange Traded Fund
市場平均を構成する複数の銘柄に投資を行う
上場投資信託 
ETC Exchange Traded Commodity
コモディティに投資を行うもの

ETN Exchange Traded Note
発行体の信用力を裏付けとした債券
(ETP自体は何も保有していない)
ETI Exchange Traded Instrument
上記に該当しないいわゆる派生形のETP
(ショート型、レバレッジ型など)

ETFという器自体が、進化しているのですね...。

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