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ファイナンシャルアドバイザーがETF について知っておくべき25の事柄 その4)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

前回に引き続き、知っているようで知らない、
【ETFの常識】について学んでいきましょう。

(と言いましても、前回から
だいぶ時間が空いてしまったので、
ちょっと復習しておきましょうか・・)

25の事柄 その1
25の事柄 その2
25の事柄 その3

さあ、あなたの思い込み、固定観念は
いったん部屋の隅に置いておいてくださいね・・。

10. ETNは(ETFとは)違う商品である

ETNのNはNoteであり、これは「債券」です。
つまり、お金の貸し借りの証書であるわけです。

ETNは、債券の発行元が
「はい、カンさん。この債券は
(たとえば)S&P500という指数と連動することをお約束します」
と言っているのです。

一般的なETFのように、
S&P500を構成する株式が
中に詰め込まれているわけではありません。

したがって、
ETNで考慮しなければいけないのは、
「債券」発行元の金融機関の信用リスクです。

シンプルに考えてください。
お金を貸している先が、
お金を返せなくなってしまうと、

あなたは他の債権者と同じ列に並んで、
お金を貸している相手から
どれくらいお金を戻せるかという心配をしなくてはなりません。

たしかに「債券」であるETNには
理論的にはトラッキングエラーなどは発生しませんが、

信用リスクが露呈したときには、
ETNの価格は
(理論価値から)大きく乖離する可能性があります。

現在、ETNを組成しているのは
(つまり、債券の発行元となっているのは)
クレディ・スイス、UBS、バークレイズなどの大手金融機関です。

これらの金融機関が信用リスクに晒されるとは
今の時点では(もちろん)考えにくいのですが、
あなたが金融商品を保有するのは、
【現在から未来に向けてである】ということはお忘れなきよう・・。

11. ETFはマニアック化しています

あなたにとっても、わたしにとっても
どんなETFが分かりやすいかといえば、
トピックスに連動するETFや、ダウ平均のETFや、
先進国株式の指数に連動するETFです。

ほんらい、ETFの商品特性はこのように
「シンプル! 分かりやすい!」というものでした・・。

もちろん、従来どおり、
シンプルで分かりやすいETFは多数存在するのですが、
平地で肥沃な土地はすでに耕されてしまったため、

新規のETFは、
マイナーな場所、マニアックな場所で、
自らの立ち位置を求めようとしています。

たとえば、IPOのETFや、
スピンオフのETFや、
スマートフォン関連のETF、

新興国の医薬関連ETF、森林ETFから、
日経カバードコール指数ETFまで、
マニアックさでいえば、もうキリがなく、

その実態は
限りなくアクティブ型の運用に近くなっています。

しかし、これは違う観点から見ますと、
ETFというツールの利用法が【幅広くなった
ということでもあります。

右は、広く・浅く、
広範な投資対象を長期保有するスタイルから、
左は、狭く・マニアックに、
マーケットを睨んで果敢にトレードするスタイルまで、

実に間口の広い利用法が、
ETFでは出来るのです。

(もちろん、わたくしカンは、
【広範な投資対象を長期保有するスタイル】を
お勧めしますが・・)

12. 2011年10月現在、
1300本以上のETFがSEC(米国証券取引委員会)の認可を
待っています。そして、その数は日々増えています・・。

(このイメージで申し上げると、
全世界のETF本数が5000本を超えるのは時間の問題でしょう)


ETF_20150209190703be3.jpg


13.ターゲットイヤー型ETFには注意

アメリカでは、株式ETF、債券ETFなどを組み合わせて、
「バランス型ETF」を組んでいる例があります。
これは正確には【ETF オブ ETFs】と呼ばれます。

(いわゆる、ファンド・オブ・ファンズのETF版です)

あなたはたったひとつのETFを買うだけで、
複数の投資対象に分散投資ができるのですが、
ここから「もう一歩」進んで、

自分のリタイアメントをひとつのゴールとして、
自動的、かつ、規則的に、
株式と債券の保有比率を換えてくれるETFが存在します。

それが、ターゲットイヤー型ETFです。

たとえば、
i シェアーズ S&P Target Date 2050 Index Fund(TZY)
は、2050年のリタイアに向けて、

徐々に株式の比率を引き下げ、
(代わりに)債券の比率を引き上げていきます。

つまり、
あなたはたったひとつのETFを持つだけで、
資産の分散だけでなく、
リスクの量の調節まで出来てしまうわけです。

上記ETFは、現状(2012年)
株式の比率が90%を超えています。
イメージとしては
20代前半の人が長期保有すべきETFです。

ただ、ターゲットイヤー型ETFにも注意点があります。

ターゲットイヤー型ETFは
リスクに対する耐性を、
ETF保有者の【年齢】だけで判断しています。

ほんらい、仮にまったく同じ「年齢」でも、
現在収入、貯蓄可能額、将来収入の安定性、
家族構成、本人のリスク許容度(感情面)など、

個々人の「財政的バックグラウンド」は
まったく異なっているはずです。

それを極端にシンプル化して、
年齢別の最適ポートフォリオとして
提示してしまっているのが、
ターゲットイヤー型ETFなのです。

わたし自身は
ターゲットイヤー型を否定する者ではありません。
しかし、購入の前に
商品の特性をしっかり理解しておく必要があると思います。

ちなみに日本ではまだ
「ETF オブ ETFs型」「ターゲットイヤー型」のETFは
存在しません..。

間違っても、複数のETFを組み入れて
一般の投資信託として販売している、
しんきんアジアETF株式ファンド
・グローバルETFオープンなどは購入されないよう。

複数のETFを包み込むだけで
割高な運用管理費用(信託報酬)を取っているためです..。

ETFs.jpg




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| | 2014/11/25 20:14 | |














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