FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

新シリーズ「インデックス投資って、どこから生まれてきたの?」 その5)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

○ もし、資産運用業界に
良心」というものがあるなら、

真に投資家の利益に叶うような
金融商品が登場してくるはずです・・。
(1940年代の無名投資家 A・H)

実際、
・1975年
「バンガード500インデックス・ファンド」が登場

・1993年
「スパイダーS&P500 ETF」が登場
という【沿革】を辿ってみると、

たしかに、
資産運用業界にも「良心」は存在したといえます。

ところで、
日本における「インデックス・ファンドの歩み」は
いったいどうなっているのでしょうか。

日本は欧米よりも
インデックス・ファンドの歴史が浅く、
全投資信託に占めるインデックス・ファンドの割合も
まだまだ低いです。

(ちょっと過去を振り返ってみましょう・・)

1985年、
国際投信委託(現在の国際投信投資顧問)が
国内初の「インデックス・ファンド」を設定しました。

この頃から、いわゆる年金運用において、
日経平均型、
東証株価指数(TOPIX)型インデックス・ファンドの運用を
複数の金融機関が始めます。

また、今日でも運用を続けている
日興アセットマネジメントの「インデッスファンドTSP」は、
1986年2月に設定されたファンドです。
(なんと満26歳!)

これはもちろん、
私たち「個人投資家向け」ですね。
(純資産額は200億円を超えています・・)

その後、個人投資家向けには、
(今でも懐かしく感じますが、)
「MSCIインデックス・セレクト・ファンドシリーズ」
などが存在しましたが、

選択肢としては、
日経平均、東証株価指数との連動を目指す
インデックス・ファンドがほとんどでした。

そんな中、1998年に
日興アセットマネジメントが運用する
日興パレット】が登場します。

(複数のインデックスファンドが選べるので
【パレット】か!いい、ネーミングですね・・)

日興パレットは
個人投資家にフォーカスしたおそらく初めての
「インデックス・ファンドシリーズ」であり、

【国内株式】【国内債券】【外国株式】【外国債券】の
インデックス・ファンドから
自由に選択することができました。

※ 外国株式、外国債券の「外国」は、
いわゆる「先進国」のこと・・。

このインデックスファンド・シリーズの特徴は2つ。

1.購入時手数料なしのノーロード型ファンドだった。
(1998年当時、ノーロード型というのは、
とても大きなインパクトがあったのでは・・)

2.運用会社が直接販売する
いわゆる【直販方式】だった。
(時代に先駆けていますね・・)

当時も今も、
投資信託という「商品」では、
運用会社よりも販売会社の力が強いのが実情。

おそらく、
メーカーが「直接」販売する形だったからこそ、
ノーロードが可能になったのでしょうね。
(ただし、パレットの運用期間は2008年まででした・・)

○ 考えてみますと、
インデックス・ファンドと
ノーロード型(購入時手数料なし)というのは、
【同時進行】で広がっていった感があります。

米国においては、多くのインデックス・ファンドは
その初期の頃から「ノーロード型」でした。

これは、継続コストが低いインデックス・ファンドに、
購入時の手数料を課すことがそぐわないと判断した
販売会社、運用会社の「判断」に拠るところが大きいです。

また「バンガード500インデックス・ファンド」のように、
運用会社が【直接】投資家にファンドを販売する
直販する)ケースが多いため、
比較的ノーロードにしやすい素地がありました..。

実は、米国において
ノーロード型ファンドが広まるきっかけとなったのが、
アメリカのオンライン系証券会社
チャールズ・シュワブの【One Source】サービスです。


dont-have-to-worry-about-money-anymore-sm.jpg


1992年に、チャールズ・シュワブは
他社、自社の系列に囚われず、
多数の投資信託をネット上で取り扱う
【One Source】サービスを始めました。

コンセプトはズバリ、
【ファンドのスーパーマーケット】です。

このとき、
販売チャネルとしての優位性を保つため、
取り扱う投資信託の多くを
ノーロード型にしたといいます・・。

今日チャールズ・シュワブで扱っている
6000本以上の投資信託のうち、
約2,000本がノーロード型となっています。

(ひとつ注意点なのですが、
たとえ購入時手数料をゼロにしても、
販売会社には運用管理費用(信託報酬)の
「一定割合」が収入として入ってきますよ..)

日本では、
円建てMMF、MRF、中期国債ファンドなどを除いて
ノーロード型のファンドは存在しませんでしたが、

1996年、スーパーバリューオープンが
リスク型投信としては初めて
「ノーロード型ファンド」となりました。

【物事は少しずつ、
    よい方向に変わってきているのです・・】
                (続く)




関連記事

| インデックス投資って、どこから生まれてきたの? | 19:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/1591-3bf7d61d

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT