FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

アメリカではピムコの債券ETFが話題に・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

最近、ETFの業界では、
上場金融商品(Exchange Traded Products)
という言い方が広まってきています。
略して「ETP。」

今さらどうして「ETP」という言い方をするかというと、
米国ではもはや、
「はい、ETFですよ!」と、

ひと括りで多様な上場商品を
語り切れなくなってきているためです。

ETF、ETNなど、
上場金融商品が「多様化」し

とくに、
特定の指数や、資産価格との連動を目指すだけではない、
「アクティブ型の上場商品」が台頭してきています。

「えっ、カンさん。
それって(いわゆる)アクティブ型のETFってこと?」

はい、そうです。
???

ちょっと深呼吸してみましょう。

◆ ETFを広く
証券取引所に上場するファンド】と捉えてみると、
あらゆる「投資信託」は、
「ETF」に衣替え可能なプロダクトであることが分かります。

これまでは狭義に、ETFは
「上場」インデックス・ファンドと定義されていたのですが、
広く「上場」アクティブ・ファンドもETFである、
という認識が米国では広まっているのです。

(※ 投資信託をETFに衣替えした例としては、
バンガード社のインデックス・ファンドが有名です。

バンガードのETFはすべて
既存の「インデックス・ファンド」のシェアクラスとして
存在しています・・)

イメージとしましては、
現存する「ファンド」のミラー(鏡)として
ETFを誕生させ、

◆ 同じ内容の商品が、
片方」は投資信託として、
もう片方」はETFとして取引されるという、
【大きな流れ】が起こりつつあるのです。

たとえば、3月1日にアメリカ市場に上場を果たした
ピムコ・トータルリターンETF」がそうです。
(銘柄コード BOND)

このETFは、
「債券」でかつ「アクティブ型」のETFなのですが、

当商品の大元となっているのは、
25年の運用期間を誇る
ピムコ・トータルリターン・ファンド」です。
(債券アクティブ・ファンドです)

当アクティブ・ファンドは
アメリカでもっとも純資産額が大きな投資信託として
知られています(まさに巨人ですね)。

また、ピムコの創業者で
当ファンドのファンドマネージャーでもある、
Bill Gross氏は
業界内ではとても有名な方なのだそう・・。

(Gross氏のビデオは
こちらのページから見ることが可能です)

同じ内容の商品が、
「片方」は投資信託として、
「もう片方」はETFとして存在するわけですが、
面白いのは、

「ピムコ・トータルリターンETF」(0.59%)
のほうが
「ピムコ・トータルリターン・ファンド」(0.46%)より、
年間経費率が高い点です。

(何しろ、ピムコ・トータルリターン・ファンドは
2500億ドルの純資産を誇っており、
それだけ経費率を下げる余裕があるのです..)

(※ これはあまり知られていないことですが、
アメリカではETFがこれだけ隆盛を極めても、
まだ、投資信託の「純資産残高」の
10%にも達していないのです・・)

もうひとつ興味深いのは(米国では)
最低購入単価は、

ETFのほうが、既存の投資信託よりも、
低い】という点です。

アメリカでは上場商品については、
基本的に1株(1口)から売買が可能です。

ところが投資信託では、
最低購入単位が数千ドルからになっている
ファンドが少なくありません。


clipart-question-mark-clip-art-quest-question-free-clipart-question-mark-494_743.jpg


さて、本題に戻りましょう。

どうして「ピムコ・トータルリターンETF」が
これほど注目を浴びているのか・・。

それは、当該ETFが
今後の【投資信託の姿】を
映し出しているかもしれないからです。

数多の投資信託が、
ETFという衣も被ることになると、
いったい何が起こるのか?

業界内で
投資信託 → ETFという
「シフト」が起きる?

(いいえ、単にそういうことではありません)

◆「投資信託って、
上場しているタイプ(ETF)でも、
上場していないタイプ(既存のファンド)でも、
どっちでも買えるんだよね・・」

という認識に変化していくことです。

つまり、広くファンド業界の
マーケット」が拡大することを意味します。

この流れに乗り遅れまいと、
米国フィデリティもETFビジネスに
本格的に参入するようです。

◆「フィデリティが本格的にETFビジネスに参入へ




関連記事

| ETFのお勉強 | 12:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/1619-ea609f6d

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT