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リンゴの気持ちは分かりますか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今日、このブログをご覧の方の中で、
一抹の不安を抱いている人はいませんか?

「わたしが持っている投資信託って、
ちゃんと機能しているのかしら・・」

ちょっとした「たとえ話」を聞いてみてください。

昔むかし、あるところに、
お園さん」というおばあさんが住んでいました。

世の中には親切な人がいるもので、
村のはずれに住む「彦兵衛」という人が、

毎月、毎月、
お園さんに【リンゴ】を持ってきてくれていました。

「お園さーん! リンゴは栄養の塊だから、
よーく噛んで食べなさいよー。」

「いやあ、彦兵衛どん。いつもすまないね。
毎月おいしい【リンゴ】があると思うと、
なんというかね、嬉しいねー。」

ところが、その【リンゴ】は、
実は他ならぬ、
お園さんの庭にあるりんごの木から、
彦兵衛がそっともぎ取って渡しているに過ぎないのです。

もし、ですよ、
彦兵衛が【リンゴ】がなる以上に
たくさんの【リンゴ】をもぎ取ってしまえば、
りんごの木は細ってしまいますね。

◆(実は)「毎月分配金がもらえる投資信託」も、
 お園さんの【りんごの木】と同じなのです。

「具体例」を挙げてみましょう。

外国債券を組み入れるファンドは、
その内部に、たくさんの債券を内包していますから、
ひとつひとつの債券が生み出す「利息」が入ってきます。

・仮に5%の「利息」が、
入ってくるとしましょう。

・毎月分配型ファンドが、
ファンド保有者に5%の「分配金」を出していれば、
理屈上は、ファンドの値段は下がりません。

(ここでは、債券そのものの価格変動、
為替のリスク、コストなどは除外して考えています)

このイメージは、
【りんごが成った分だけ、りんごをもぎ取る】ということ。

もう一度、言いますね。
【りんごが成った分だけ、りんごをもぎ取る。】
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しかし、よーく考えてみますと、
債券という商品には「満期」があり、
また、世の中の金利も変動するため、
債券から得られる【利息の大きさ】は変わります。

実際には「いつでも5%の利息!」
というわけにはいかないのです。

言い方を換えると、
外国債券ファンドを買って、
どれだけの【りんご】がなるかは
そもそも「不確定」ということ・・。

ここ、重要ですよ…。
どれだけ【りんご】がなるか「不確定」なのに、
いつも「確定した」りんごを配ろうとしている。
(このこと自体、「矛盾」を孕んでいます..)

【リンゴがなる以上に、
リンゴをもぎ取ってしまえば】、
やがてりんごの木の幹や枝は細っていき、
りんごの木の成長が阻害されます・・。

◆ そして、りんごの木が、
「りんごの実」を育む力そのものを
奪い取ってしまうのです。
  ↑ ここ、重要。

外国債券ファンドを運用する「運用会社」さんの本業は、
ファンドの価値を高めることです。

債券を上手に売り、
また、新しい債券を買ったりして、
ファンドの価格を上げようと努力します。

でも、毎月「分配金」を出すために、
余計な仕事が「ひとつ」増えることになりますね。

それに、
毎月「分配金」を出すことが
至上命題になってしまうと、

ファンドの価値を高めることを犠牲にして、
せっかく買った債券を売ってまで、
「分配金」を出してしまったりする可能性があります。

はっきり申し上げますね。
「分配金」の数字は【収益】ではないのです。

あーあ、
たまには『リンゴ』が食べたいな、
というあなたの気持ちはわかります..。

でも、『リンゴ』をもらえばもらうほど、
りんごの木は育ちにくくなるのです..。

それからもうひとつ。
お園さんが彦兵衛から受け取るりんごは、
なぜだか「10%分だけ」齧られています..。
(「分配金」を受け取る際に取られる「税金」のせいです)

◆【グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)】という
りんごの木の大きさは、
当初の10,000円から、4,988円になっていますよ..。
 週間レポートは【こちら】(PDFファイル)




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