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会社任せ には(もう)出来ないのです

こんにちは、カン・チュンド です。

(突然ですが)
未来はあらかじめ決まっているものでしょうか?
答え)決まっていない・・。

会社の「退職金制度」も、
会社が従業員のために用意したものであり、

(あなたにとっては
変わってほしくはないでしょうが)
実は変わることもあるのです。

「わたしは○○○万円くらいもらえるかしら・・」
と思ってきた退職金。

じゃあ今まで会社は【退職金の原資】を
会社の金庫の中に入れて
保管してきたのでしょうか?

答え)それは違います・・。

会社は会社の能力を動員して、
皆さんの退職金の原資を
【運用】してきたのです。

運用?
はい、その「運用」とは、
シンガポールのリンさんが
老後の生活費のために

自身のお金を【運用】するのと
何ら変わりはありません。

(それは、会社の場合は
運用の規模が大きいですし、
生保会社や信託銀行に運用の実際は
任せていたかもしれません・・)

それにしても、
会社は従業員の皆さんに(例えば)
5.5% の利率で 原資 を殖やすことを
約束してきたのです。

(これって結構シビアな約束です・・)

もし 5.5% で
【運用】ができなければ、
その不足分は、
会社の利益の中から充当されるのです。

(誤解を恐れずに言えば)
会社というところは本業のほかに
「資産運用」という仕事も
担ってきたのですね・・。

確かに昔は
(わたしの言う昔とは
20年以上前のむかしのことですが)

目を瞑っていても
5.5% で運用できる時代がありました。

日本が若く、設備投資意欲が旺盛で、
総じて「高金利体質」だったからです。

が、それにしても、
会社が「退職金の原資」をすべて
預貯金に預けていたわけではありません。

債券 も買っていたし、
株式 も買っていたのです・・。
(すなわち リスク を取っていたのです)

あなたのお父様やお母様が
当てはまるかもしれませんが、

「わたしは株なんて
バクチみたいなもの、やりません!」
と言っている人の退職金も、
株 で大きくなったかもしれないのです(笑)

Time goes by ・・

わたしはとある大手メーカーの
ライフプランセミナーに
しばしば講師として出向くのですが、

その会社では(福利厚生の一環としてナント)
7.5% の社内貯蓄制度が存在していました。
(上限はありましたが・・)

今のご時世では無リスクで
7.5% の運用ができるはずもなく、

従業員に約束した利率との
「差額」は 会社が負担していたのです。
(この制度、現在はもうありません・・)

わたしはこう思います、

今まで会社は 一人格 として、
ハイリスク・ハイリターン の
事業という「投資」を行ってきました。

それに比べると、
人(従業員)は あまりにも
ローリスク・ハイリターン に
近い構図ではなかったかと・・。

会社 も ひとりの人間 も、
そんなに変わるものではありません。

所詮は人が、
会社という人格 を作っているのですから・・。


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